筋トレから有酸素運動のダブルコンボで責めるダイエット

痩せてキレイになりたい!体重を落としたい!とダイエットを決意する人は多いですよね。薄着の季節に間に合うようにすでにダイエットを開始した人もいるのではないでしょうか。しかし、ただ痩せただけ、体重を落としただけでは本当にダイエットが成功したとは言えません。体重は落ちたけどげっそりとやつれてしまった、脂肪よりも筋肉が落ちてしまいひどいリバウンドをした、という失敗談も多いですよね。健康的で美しいボディを手に入れるためには、脂肪と筋肉量のバランスがカギになります。この脂肪と筋肉量のバランスを保つためには筋トレ後の有酸素運動が有効であることをご存じでしょうか。そこで今回は筋トレ後に有酸素運動をする理由についてご紹介します!

筋トレで脂肪燃焼を促進!トレーニング後が最も燃焼しやすい

まず運動には有酸素運動と無酸素運動があり、酸素をエネルギーとして使う運動を有酸素運動、酸素をエネルギーとして必要としない運動を無酸素運動と呼んでいます。有酸素運動は長時間継続可能な軽度、または中度の負荷のある運動のことで、ジョギングやウォーキング、エアロバイクなど長く続ける運動になります。一方短期間に行う激しい運動を無酸素運動と呼んでおり、短距離走や筋トレなど高負荷の運動になります。この二種類の運動のうち、実は無酸素運動自体には、脂肪を燃焼する効果や、体重を落とす効果はほとんどありません。無酸素運動には筋肉に負荷を与え、筋肉量を増やす働きがあり、有酸素運動を行うことによって、体内の糖質や脂肪が、酸素とともに消費されます。つまり、脂肪を消費させるためには、有酸素運動が効果的です。では、無酸素運動が必要ないか、と言われると、そうではありません。実は筋トレの後が最も脂肪を燃焼しやすい体になっているからです。そのため効果的に脂肪を落としたい場合はまず筋トレなどの無酸素運動を行い、続けて有酸素運動で脂肪を燃焼するというのが最も効果的なダイエット方法になります。

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筋トレ後は48時間代謝がアップする!

筋トレを行った後は体の代謝が最も活発になっており、筋肉がついている、ついていないにかかわらず、筋トレ直後から代謝が高まった状態に変化します。しかもその変化は48時間持続するため、筋トレ後は実に2日間も代謝が良い状態が続きます。スポーツジムに週に2日通えば1週間痩せやすい体に変化するということですね。この代謝がアップしている期間は何をしていても普段より多めのカロリーを消費してくれるので、ダイエットに最適の期間となります。しかも、通常は有酸素運動をしている時に消費されるエネルギーは、脂肪と糖の割合が半々であることに対して、代謝がアップしているときは脂肪が優先的にエネルギーとして消費されるため、6対4や7対3という非常に高い割合で優先して脂肪が消費されます。

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アドレナリンと成長ホルモンの関係とは?

この代謝アップのヒミツは、実は筋トレを行うことによって分泌されるアドレナリンと成長ホルモンに隠されています。筋トレを行うと自律神経が興奮状態になり、交感神経が活発になってアドレナリンが分泌されます。このアドレナリンには体脂肪を分解する役割があり、アドレナリンが体脂肪をあらかじめ分解してしまうことで、その後体脂肪がエネルギーとして使われやすい環境を作ります。また、その後成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンというと身長を伸ばしたり、新陳代謝をアップさせたりする作用が知られていますが、実は最強の脂肪分解ホルモンとも呼ばれており、脂肪の分解を強力に進めてくれます。睡眠不足が肥満に繋がるというのもこの成長ホルモンが関係していると言われています。このように筋トレをして脂肪分解し、消費されやすい状況を作った状態で有酸素運動をするとどんどん脂肪が燃焼されていきます。最大限の効果を発揮するためにお筋トレと有酸素運動はぜひセットで行って下さいね。

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