ありえない・・・脂肪吸引、術後の副作用のウソ・ホントとは?

脂肪吸引をしたい!と思ってネットを検索してみるとなんだか怖そうな副作用がずらり・・・。「これって本当のことかな。やっぱり怖い・・・」と思っている人はいませんか?実はそれ、根も葉もないウソ情報かもしれませんよ?実際に施術したことのない人の意見や、美容整形に対する偏見で書かれた情報もネット上には多数存在しています。そこで今回は脂肪吸引後の副作用のウソとホントについてご紹介します!

大量出血で死亡例も?!両足が壊死した人もいるって本当?

脂肪吸引の副作用として多くの人が不安に思うのは死亡例があることではないでしょうか?美容目的で太ももの脂肪除去手術が最初に行われたのは1921年で、フランスで行われました。当時の手術は鋭いさじのような器具で皮下脂肪を掻きだすという手術で、その手術を受けたバレリーナの女性は重要な血管を損傷してしまい足を切断することになりました。その後50年間は危険な手術として脂肪吸引を行うことはありませんでしたが、1970年代に同じくフランスで現在の手術方法に近い細い金属の管を使用した安全な脂肪吸引が開発され、さらに安全な器具や機械の発明と共により安全性の高い手術として世界中に広まっています。アメリカでは最も多く行われる美容整形術として年間30万件以上行われており、日本でも多く行われる手術の1つです。昔の脂肪除去手術は確かにあり得ないぐらい乱暴で恐ろしいですね。現在の脂肪吸引手術とは全く別物と言ってよいと思います。現在は細い2~4ミリほどの細いカニューレで皮膚に少し穴をあけてほぼ血管や神経の通っていない部分の脂肪をメインに施術するので多少の内出血はあるものの、出血多量で死亡する、ということはありません。

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お肌の凸凹が一生残るって本当?

脂肪吸引後のお肌の凸凹、とても気になりますよね。脂肪吸引後は確かに皮膚の下が固くしこりになったり、凸凹したりしています。しかしこれは体が傷口を修復するためにコラーゲンが増殖して起こる自己修復機能によるもので、全く気にすることはありません。通常1か月ほどで改善されます。術後1週間ごろから少し痛いぐらいの強さでしこりを押しつぶすようにマッサージしたり、血行を促進するためにストレッチや筋トレをしたりすることによって早く肌が滑らかになります。ポイントは少し痛いぐらいのところで留めて良く伸ばすことです。術後3日間は痛みも強く出るため安静が必要ですが、術後1週間を過ぎたあとは安静にするよりもよく動いたほうが回復は早くなります。術後のコンディションを整えるだけでなく、手術後の体型維持のためにも無理のない程度に毎日の生活に上手に運動を取り入れてくださいね。

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生理中や妊娠中は施術できないって本当?

妊娠中や生理中の女性の体はとてもデリケート。妊娠中はお腹の赤ちゃんのことを最優先に考える必要があるため、母体に影響のある施術はお勧めしません。妊娠・授乳が完了してからの施術をお勧めします。脂肪吸引術は内出血を伴う手術なので、生理中の施術は貧血によるめまい・吐き気・ふらつきなどを引き起こす危険性があります。また、手術にたいするストレスなどを最小限に抑えるためにも、生理中の施術は避けましょう。脂肪吸引手術は体にある程度負担を掛ける施術のため、体調が万全の時に臨むようにしましょう。突然体調が悪化したり、生理になってしまったりした時は体調を第一に考え、すぐに主治医に相談するようにしてくださいね。

注射や麻酔が一番危険って本当?

脂肪吸引手術は美容整形のスタンダードな手術として定着していますが、誰でも簡単に行える手術というわけではありません。どんなに技術が進歩していても、やはり経験の浅い医師や施設の整っていない病院の施術は、期待通りの効果を得られず、痛みや内出血などの副作用の出るリスクも高いと言えます。特に死亡事故のほとんどは医師の人数不足による麻酔の際の事故であると言われています。経験豊富な医師が複数人体制で万全の安全管理の下執刀してこそ、安全性を確保できると考えています。「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔しないためにも執刀医は安全性、信頼性で選んでくださいね!

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