部位別!脂肪吸引の手術の特徴や流れについて

脂肪吸引とは、物理的に脂肪細胞の数を吸引によって減らす方法で、LFDという普段ほとんど燃焼されることがない脂肪と、皮下脂肪の一部を取り除く手術です。脂肪吸引には様々な方法があり、手術を行う部位によって方法を使い分けたり組み合わせたりします。
ここでは、部位別の脂肪吸引の手術法についてご紹介していきます。
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お腹の脂肪吸引

お腹の脂肪吸引は美容外科における人気のメニューですが、他の部位に比べて大掛かりな手術が行われる場合がほとんどですので、事前にしっかりと手術の特徴や流れについて把握しておくことが大切です。
実際の脂肪吸引手術では、脂肪吸引箇所に合わせて、カニューレという脂肪を吸引する菅を脇腹やおへその穴、腰の後ろ、背中、ビキニラインから挿入します。挿入位置は仕上がりや傷の目立だたなくさせるために考慮して変更されますので、この点も医師と良く相談しておくようにしてください。手術時間は、短い方で40分から50分程度、長い方だと2時間から3時間ほどかかる場合もあります。
お腹の脂肪吸引を行う場合、術後のトラブルについて不安を感じる点もあるかもしれませんが、術前にしっかりと手術方法やアフターケアの方法について医師に確認しておくことで、大部分のトラブルを防ぐことが出来ます。心配な点や不安に感じる点があったら、自分だけで抱え込まず、医師にきちんと相談するようにしてくださいね。

太ももの脂肪吸引

太ももは脂肪の量が多く、ダイエットなどでも脂肪を落としにくいため、脂肪吸引によりサイズダウンを検討される方が比較的多い部位になります。ですが、目指す太ももの形には個人差が大きいため、数ある脂肪吸引手術の中でも医師の美的センスが必要な手術とされています。
太ももの脂肪吸引では、カニューレを太ももの前側や後ろ側、内側、外側などから挿入して、目指す太ももの形に合わせて脂肪を吸引していくことになります。手術時間は個人差がありますが、概ね2時間程度で終了します。入院は必要ありませんので、手術日に帰宅することが出来ます。術後は腫れを防ぐために膝下まであるガードル等を使用して圧迫を行うことになります。
太ももの脂肪吸引では大量の脂肪を吸引する場合が多いですので、術後の影響を心配される方も多いです。ですが、技術や経験の確かな医師による手術であれば、脂肪吸引後に歩けなくなるなどといったことはほとんどありません。
術後、2週間程度腫れを生じたり、数日間筋肉痛のような痛みが出たりする場合がありますが、手術翌日から3日以内に普通に動けるようになる方が多い傾向にあります。
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二の腕の脂肪吸引

二の腕は比較的筋肉の割合が多い部位ですが、加齢により脂肪が付きやすく、一度脂肪がついてしまうとなかなか落ちにくいため、脂肪吸引を希望される方も少なくありません。また、他の部位に比べて脂肪層が薄く面積も狭いため、手術の負担が少ない部位とされています。
二の腕の脂肪吸引では、カニューレを肘の後ろや脇の下などの目立たない位置から挿入して圧力をかけ、脂肪を吸引します。手術時間は大体40分程度です。入院の必要はないため、状態が落ち着いたらその日のうちに帰宅することが出来ます。
術後、デスクワークなどであれば翌日から可能ですが、筋肉痛のような痛みを生じる場合もありますので、腕に負担がかかる仕事の場合は影響が出る場合もあります。可能であれば、事前に仕事などのスケジュールを調整しておき、安心して手術に臨めるようにしておきましょう。また、入浴は手術の5日後から、シャワーや洗髪は2日後からを目安に再開することが出来ます。

全身の脂肪吸引

全身の脂肪吸引を行う場合、手術範囲が広がるため、手術を考える場合は、全身の脂肪吸引が得意な医師がいる施設や、全身の脂肪吸引が可能な機械のあるクリニックを選ぶようにしましょう。
また、一度に吸引できる脂肪の量は限られているため、一回の手術では希望の脂肪吸引を終わらせることが出来ない場合があります。
お腹や太ももなどの脂肪が多くついている部位は、別の日に分けて手術をする必要があり、いずれも次の手術まで2か月程度期間を空ける必要があります。そのため、事前に医師とスケジュールについてしっかり相談するようにしましょう。
ただ、お腹とウエストや腰、腕と腕回り、太ももとお尻周りと膝などの繋がりのある部位は、同時に脂肪吸引を行うことが推奨されています。これは、繋がりのある部分を分けて脂肪吸引してしまうと、前回との境目部分の皮下脂肪が硬くなりキレイに吸引することが難しくなるためです。キレイなボディラインを手に入れるためにも、手術前にしっかりと手術の方法などについて確認しておき、安心して手術に臨めるようにしてくださいね。

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