種類があるの!?確認しておきたい、脂肪吸引手術で行う麻酔の方法

脂肪吸引の手術を行う場合に必ず行う麻酔の方法には、かける場所によって、さまざまな種類があります。命と関わるような器官にも影響を与える麻酔が、自分の手術の際にどのような方法で行われるかを前もって知っておくことはとても重要なことです。そこで、一般的に行われる麻酔の種類についてご紹介します。

surgery woman doctor (or nurse) look syringe needle isolated on white background, model is a asian beauty

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全身麻酔の方法は2種類ある!?吸入麻酔法と静脈麻酔法

全身麻酔には、マスクを通して、麻酔ガスを呼吸で吸入する方法と、点滴により静脈を通して、体内に麻酔薬を入れる方法とがあります。吸入による麻酔の場合、麻酔が切れた後の目覚めがよくないというデメリットはありますが、マスクをするだけで自然と意識がなくなっていくため、注射に抵抗があったり、点滴に恐怖を感じたりする人の場合に使用することが向いている方法です。また、静脈への点滴による麻酔の場合、麻酔がかかる時間が短く、あっという間に意識がなくなるため、手術への不安を感じやすい人に向いています。患者は、全身に麻酔をかけることにより、痛みも、意識もなくなるため、手術中の痛みや恐怖、ストレスから逃れることができます。また、医師は、患者が安静に横たわっている状態で手術をすることができるため、安心してスムーズに処置を行うことができます。ただし、全身麻酔を行う場合は、体全体に麻酔をかける分、身体への負担は大きくなります。その人の体調やその時の状況、医師の技術によっては、大きなリスクを負う場合もあり、注意が必要な方法です。

Focus on an oxygen mask in an operating theatre

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ピンポイントで負担が小さい!局所麻酔のメリットとデメリット

局所麻酔とは、必要な部分のみに、注射器を使って麻酔薬を注入する方法です。脂肪吸引を行いたいと思っている、気になる箇所にだけ、ピンポイントに麻酔をかける方法であるため、全身麻酔に比べて、体への負担が少ないというメリットがあります。しかし、麻酔が部分的にしかかかっていないことから、意識がはっきりとしているため、手術中に恐怖を感じる場合もあります。一般的には、麻酔薬に、体液に近いと言われる生理食塩水を混ぜ、それを皮下組織の下に注入するチューメセント法を使用します。この方法を選択することにより、輸血が不要な手術を行うことができるようになっています。チューメセント法は、医師の経験や腕によっては、皮膚の下に脂肪を残してしまうため、術後の皮膚の表面に、デコボコとしたおうとつが残ってしまう場合もあります。また、局部麻酔は、脂肪吸引を行う部分的な範囲の中に、大量の麻酔薬を注入しなければいけないため、麻酔薬を入れることで皮膚が膨れ上がるような感覚を感じることがあり、それが強い痛みへと変わるケースもあります。このようなリスクに備え、局所麻酔だけで麻酔をかけずに、静脈麻酔と組み合わせて行う場合も少なくありません。

無駄なく麻酔!?負担や時間を調整できる、硬膜外麻酔とは?

硬膜外麻酔とは、硬膜外腔に管を通して麻酔薬を注入する方法で、広義では、局所麻酔の一つです。全身麻酔のように意識がなくなることはなく、局所麻酔より広い範囲に麻酔の効果を与えることができるのが特徴です。身体を支える役割を有した脊椎と呼ばれる背骨の中には、脊髄が通っています。この脊髄の近くに、針を刺し、中にカテーテルと呼ばれる細い筒状の管を通します。カテーテルは、脊髄を包んでいる三重の膜の一番外側にある硬膜の外側に押し込めておいて、そこから麻酔薬を流し入れます。この方法のメリットは、一度、カテーテルを入れてしまうと、後から繰り返し、注射液を注入することができる点です。一度に大量の麻酔薬を流し入れなくても、長時間、麻酔効果を継続させることが可能となります。手術開始後に、状況に応じて、麻酔の量を調整できるという点がこの方法の大きなメリットの一つでしょう。痛みの苦しみから救ってくれる麻酔薬ですが、その量は、少なければ少ないほど、身体への負担が少なくなります。そのような意味では、過度な麻酔を使用しなくてもよい硬膜外麻酔は、他の方法に比べて安全性が比較的高い方法と言えます。
麻酔の方法には、それぞれ、メリットとデメリットがあります。また、脂肪吸引を行いたい場所により、それぞれに適した方法もあります。危険も伴う麻酔を行う際には、専門の医師と相談をして、十分に納得した上で行うと良いでしょう。


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