脂肪吸引に感じる不安!麻酔や術後の痛みって一体?

脂肪吸引を行う上で誰もが不安に感じると言っても過言ではないのは、痛みの問題ではないでしょうか。費用や安全性など、さまざまな懸念材料はあるものですが、何よりも術中や術後に酷い痛みがあるのかどうか、長期間痛みを引きずるのではないかなど、心配は尽きないかもしれません。今回は、脂肪吸引の際に起こり得る「痛み」について取り上げていきます。

1_2脂肪吸引に感じる不安!麻酔や術後の痛みって一体?

手術前の麻酔は大丈夫?どんな痛みや危険性がある?

脂肪吸引手術には、超音波で脂肪を溶かすといった手段もありますが、切開した皮膚からカニューレという管を挿入し、吸引する方法がまだまだメジャーです。そのため、手術を始める前に麻酔を施すのが基本となっています。
ひとえに麻酔と言っても、その種類もさまざまです。具体的にどのような方法を取られるのかは、患者の体質や恐怖心、脂肪吸引を行う範囲にもよりけりですが、全身麻酔や静脈麻酔が基本です。どちらも意識を遠のかせるための麻酔ですが、心臓や呼吸器などに負担をかけるため、慎重に取り組まなければ、危険だと言えるでしょう。安全に脂肪吸引手術を受けるには、体質的に麻酔をしても問題はないのかを、事前によく確認しておくことが大切です。
意識を遠のかせることなく、痛みだけを麻痺させる方法もありますが、注射器による麻酔の場合はどうしても痛みを伴います。数種類の麻酔を組み合わせて施術に取り掛かるケースも多いですが、方法によってメリットやデメリットが異なりますから、医師との相談が必要不可欠だと言えるでしょう。

術後の痛みはどのくらい続く?痛みが引かない場合の対処は?

手術を行った直後は、皮下脂肪を取り除いたことによって、その部位が傷つけられているため、強い痛みが生じてしまいます。この痛みが続くのは術後から3日程度ですが、その期間を過ぎれば、徐々に緩和していくでしょう。具体的な日数は、体質や脂肪吸引を行った範囲にも影響してくるので一概には言えませんが、痛みがだいぶ和らいでくるのは術後から大体2週間になります。管を挿入した部分から菌が入り込んだり、腫れや内出血がなかなか治らなかったりなどの問題があると、長引いてしまう可能性があるため、術後のケアが重要です。ただ、基本的には一ヵ月もすれば、ほとんど痛みを感じることなく、普通の生活を送ることができます。
長期間経っているにも関わらず、痛みが引かない場合には、後遺症がひどい状態、もしくは脂肪吸引手術に問題があった可能性が考えられるので、担当した医師に相談しましょう。また、施術から期間がそれほど経っていなくても、痛みがあまりにもひどい場合には早めの相談が必要不可欠です。

1_3脂肪吸引に感じる不安!麻酔や術後の痛みって一体?

痛みを和らげる対策法!早く回復させるには?

術後の痛みを和らげるためには、まず処方された鎮痛剤を積極的に利用することが重要なポイントです。痛みは日数と共に、少しずつ和らいでいきますから、手術直後であれば、なおさら我慢せずに服用したほうが辛い痛みに悩まされずに済みます。また、ガードルやサポーターを装着すれば、痛みを和らげることも可能です。圧迫した状態で固定させれば、痛みが緩和するだけではなく、術後の腫れを抑えられます。回復を早められれば、それだけ完全に痛みが引くまでの期間も短くなるでしょう。
ただ、安静にしていれば、痛みが和らいでいくのではないかと誤解しがちなので注意が必要です。確かに、身体を動かさない方が痛みを感じなくて済みますが、術後の影響を考えるなら身体を少し動かした方がいいと言えます。身体を動かすことで血流がよくなるため、腫れやむくみを抑えられるのです。痛みから早く解放されたいのであれば、積極的に取り入れてみましょう。

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