脂肪注入による豊胸手術は非常に人気があり、脂肪吸引の手術とセットで受ける女性が多くいます。脂肪注入の手術を受ける場合は、手術方法やリスクについて理解しておくことが重要です。
今回は、脂肪注入法について解説し、リスクや回避策についても紹介します。
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自分の脂肪でバストアップ！脂肪注入法
豊胸手術には、自分の身体から脂肪を吸引して、胸に注入する方法があります。この脂肪注入法は、メスを用いた外科手術を行わずに注射で注入するだけなので、身体へのダメージが少なくて済みます。以前主流であったシリコンバッグを用いる方法と比べると、痛みがほとんどなく、傷跡も残りません。脂肪注入法の最も大きなメリットは、自分の脂肪を用いるので拒絶反応が起こりにくいことです。術後に違和感を感じることが少なく、安全性が高いといえます。吸引した脂肪だけを使用するので、大幅な豊胸は見込めませんが、自然な仕上がりを期待できます。
ボディメイクを目的とした脂肪吸引を受ける女性は、同時に脂肪注入法による豊胸手術を受ける傾向があります。吸引した脂肪を有効利用できるので、一度の機会に両方の手術を受ける人が多いのです。両方の手術を受けた方が、理想的なボディラインを実現しやすいのも理由の一つです。太っている部分を細くするだけでなく、豊胸も行った方がメリハリを効果的に付けられます。そのため、脂肪吸引だけでなく、脂肪注入も前提としてボディデザインを行うことが多いのです。
安全性が高いコンデンスリッチ豊胸
脂肪注入法にはいくつかの方法があります。その中でも、特に広く行われているのがコンデンスリッチ豊胸です。吸引した脂肪を胸に注入するときは、脂肪を良い状態にしておく必要があります。注入する脂肪が悪い状態であると、しこりが生じてしまう可能性があるからです。コンデンスリッチ豊胸では、遠心分離機を使用して、吸引した脂肪から不要な成分を除去します。その状態の良質な脂肪を濃縮して、胸に注入するのです。一度に多く注入すると脂肪が壊れてしまう恐れがあるので、皮下や筋肉などの組織ごとに少量ずつ注入します。これにより、脂肪が壊れるのを防ぐだけでなく、定着率を高められます。
コンデンスリッチ豊胸は脂肪の定着率が良いので、注入した全ての脂肪が体内に吸収されてしまう心配はありません。一旦定着すると、身体の組織として完全に同化するので、本来の胸の脂肪と区別がなくなります。また、良質な脂肪だけを用いているので、拒絶反応や感染症などが生じる可能性はほとんどありません。
脂肪注入のリスクを理解して対策しよう！
脂肪注入による豊胸手術には多くのメリットがあるので、非常に人気があります。しかし、リスクが全くないわけではありません。
例えば、脂肪を注入することによって感染症が起こるケースがあります。注入前の脂肪が空気と触れ、空気中に浮遊している菌が混入してしまう場合があるのです。近年の脂肪注入法では対策がなされていますが、古い脂肪注入法を使っているクリニックでは感染のリスクがあります。また、前述のように、しこりが生じてしまうケースもあります。コンデンスリッチ豊胸であれば、その可能性を低く抑えられますが、それでも可能性はゼロではありません。
以上のように、脂肪注入法にはリスクがありますが、事前に対策を行うことで回避できます。最も重要なのは、医師とのカウンセリングを十分に行うことです。適切な方法で注入を行えば、感染症やしこりが発生する可能性は高くありません。そのため、経験豊富な医師を選び、手術方法やリスクについて納得できるまで説明を受けることが大切です。また、手術前の健康管理も重要です。体調を良くして免疫力を高めておくことで、感染症にかかりにくくなります。
