脂肪吸引後は脂肪を取った分だけ体重も軽くなる！そう思っていたらなぜか体重が増えてしまった！これってもしかして手術の失敗…？脂肪吸引後に体重が増えてしまったら、きちんと手術が行われたのか、失敗したのではないかと心配になってしまいますよね。そこで今回は脂肪吸引後の体重増加とその対策についてご紹介します！
脂肪吸引後も体重は減らない…その理由とは？
脂肪吸引をしたら取った脂肪の分体重も減る…と思い込みがちですが、実はこれは全くの誤解です。なぜなら、脂肪吸引した脂肪は水に浮くほど軽いものなので、もともとたいした重さではないからです。いくらかは減るかもしれませんが、体重がかわるほど大きなものではありません。また、体重が変わるほど脂肪を除去するのは体への負担も大きく、ショックを引き起こす可能性もあるのでおすすめできません。あくまでも脂肪吸引は美しいプロポーションを作るための手段であるとおぼえておきましょう。また、脂肪吸引でメタボリックシンドロームが改善できると思っている人も多いですが、これも間違いです。脂肪吸引で吸引する部分の脂肪は皮下脂肪と呼ばれる脂肪で、メタボリックシンドロームの原因となっているのは内臓脂肪です。内臓脂肪は胃や腸を覆っている腸間膜に存在する脂肪で、この脂肪は内臓を傷つけてしまうため吸引できません。脂肪吸引できる脂肪には種類があるということを覚えておいてくださいね。
吸引後に体重が増加する理由とは？戻るのはいつから？
脂肪吸引したからと言って体重が減るわけではない。でも、体重が増加するのはなぜでしょう。それはむくみが大きく関係しています。脂肪吸引後は体のあちこちに穴が開いた状態で、細胞が傷ついたり、炎症をおこしていたりしています。この炎症を鎮め、組織を修復するために体はリンパ液を多く出して冷やそうとする働きがあります。そのため脂肪吸引後は一時的に水分をため込みやすい状態となり、体外に排出される水分が減るため、一時的に体重が増えてしまうのです。これは体の自然治癒力のためでとても自然な働きです。むくみが取れていくとともに体重も元に戻るのであまり気にしない様にしましょう。特に術後１か月はむくみが気になり体重が増加してしまいますが、その後は緩やかに回復に向かいます。
むくみ対策にはこれっ！むくみに効果的な食べ物とは？
むくみ対策の１つとしてむくみに効果的な食べ物の摂取があります。カリウムには水分を体外に出してくれる働きがあるのでカリウムを多く含んだ食べ物を取るようにしましょう。バナナやメロン、スイカやキュウリなどの果物を始め、海藻類や豆類にも多く含まれています。睡眠不足や過労でもむくみの症状が強く現れることがあるので、正しい食生活を心掛けるとともに無理せずしっかりと休養することが大切です。特に、冷え性で血行が悪い人はむくみが長引く傾向があるので炎症が治まってからはしっかりと患部を温めてマッサージなどで血行促進することが大切です。通常１か月後からマッサージをはじめられます。
むくんでいるからと水分を控えるのはダメ！しっかりとろう
水分でむくむなら水分を制限したほうがいいのでは…と思うかもしれませんが、水分の摂取は厳禁！手術後は体温が上がり体の水分が蒸発して水分不足になっています。また、手術直後は食欲が落ちてしまい水分の補給量が少なくなることもあり、体全体の水分不足をしっかりと補うためにも水分の補給が欠かせません。患部には水分が集まっているけれど体は水分不足に陥っている可能性があるからです。また、患部の炎症を防いで組織の治癒を早めるためにも体内で多くの水分を必要とします。術後２週間は特に水分の補給がかかせないのでしっかりと補給しましょう。
