気になるふくらはぎ、脂肪吸引は可能なの?効果はあるの?

足を出す服装が多い女性にとってふくらはぎの見た目は重要な要素です。しかし、ふくらはぎという場所はダイエットにより自力で痩せようとして美しいラインを保つのがなかなか難しい場所です。どうしても気になるという方にはそこで脂肪吸引という選択肢もでてきますが、果たしてふくらはぎは施術可能なのでしょうか。効果はどの程度で、注意点などはあるのでしょうか。美脚の悩みを抱えている方は是非参考にしてみてください。

ふくらはぎの脂肪吸引は高難易度

ふくらはぎはもともと脂肪の少ない部位です。よって吸引できる脂肪もそれほど多くはなく、施術後の効果も体感しにくいことがあり、高難易度たる所以となっています。施術の方法は腹部などの場合と同じでカニューレという細い管を挿入して圧力で脂肪吸引を行うものが一般的ですが、特殊な超音波を用いる「ベイザーリポ」のように切開しない方法も存在します。そして気になるお値段ですが、その高い難易度から約50万円は覚悟しなければなりません。また、その高難易度故にふくらはぎの施術は行っていないクリニックも存在しています。そして吸い取れるのは脂肪だけなので、筋肉質な方や痩せている方などで皮下脂肪が少ないという方はこの手術にはあまり適していないかもしれません。

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キレイな曲線を手に入れるために

ふくらはぎの脂肪吸引は難易度が高いです。その理由の一つは前述のとおりですが、その他の理由としては「脂肪を吸引しながらスタイルを形成していく」ことにあります。つまり、脂肪を多く吸い取るというよりも「如何にして脂肪を上手く残すか」ということです。その理想像によっては扱う脂肪吸引の技術も違ったものになってきます。個人の感性によるところはありますが、一般的に美脚というものは「筋肉と脂肪のバランスがとれた美しい曲線」という認識です。単純に細ければいいというわけではないのです。しかし個人差があるため、クリニックでの緻密なカウンセリングは必須と言えるでしょう。とにかく脂肪を多く吸引するということを目的にしているわけではないので極端なサイズダウンは望めず、効果を実感しにくいことが多いのも事実です。しかし、全く効果がないというわけではありません。どんなに筋肉質な方でもどんなに痩せている方でも、皮下脂肪はそれなりにあるものです。それを除去するのですから、余分な脂肪は確実に減ります。自分はどの程度の効果を見込めるのか、どのような仕上がりが予想されるのか、そのあたりもクリニックでしっかりと相談しましょう。

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施術後の患部固定を徹底しよう

脂肪吸引後に最も大事なケアは、患部の圧迫です。なぜ必要なのかというと、脂肪を吸引した箇所は隙間が空いている状態だからです。身体はその隙間を埋めるために修復反応を始めますが、その際に起こるのが拘縮(こうしゅく)という現象です。隙間を埋めるために皮膚と皮下層をくっつけるノリのようなものが体内で作られますが、それの作用によって皮膚はでこぼこになったり硬くなったりします。それを拘縮(こうしゅく)と言い、脂肪吸引を行う上ではほぼ避けられない症状です。しかし、これは体の修復を行っている自然な反応なので心配する必要はありません。拘縮が術後約1週間から起こり始め、3~4ヶ月は続くので長い付き合いになることが予想されます。その間は患部のマッサージとストレッチなど、軽い運動と規則正しい生活を心がけるのが大切です。手術が終わったらそれで終わりではありません。上記のアフターケアまでしっかりと行わないと、脂肪吸引の効果を正しく実感するのは難しいでしょう。また、その期間を超えても拘縮(こうしゅく)の症状に改善が見られない場合はクリニックへ相談しに行くことをお勧めします。

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