太ももの脂肪吸引、そのメリットとデメリットとは

女性は特に下半身に皮下脂肪がつきやすいため、太い太ももに悩んでいる方も多いのではないのでしょうか。しかし通常のダイエットでは部分痩せは不可能です。どうしても気になる太ももの肉だけをとりたい、そんなわがままを叶えてくれるのが太ももの脂肪吸引です。

太ももの脂肪吸引で効果が見えやすい人、見えづらい人

脂肪吸引では脂肪細胞の数そのものを減らしてしまうために、施術を行えば確実に皮下脂肪の量は減ります。そのため一般に吸引できる皮下脂肪の量が多ければ効果が数値として目に見えやすいといえるでしょう。
しかし足は脂肪だけでなく筋肉や骨もついています。さらに脂肪をとりすぎることで皮膚がたるみやすくなってしまう可能性もでてきます。そのため脂肪吸引の施術では、ただ脂肪を多くとればいいというものではなく、筋肉や皮膚の伸縮率、個人の骨格などのバランスをも考えて、総合的にボディデザインを行っていく必要があるのです。
そういう意味でサイズダウンの効果が出やすいのは、筋肉も体脂肪も適度についた普通体型の人です。また体脂肪率30%以上の人も、普通体型の人が行ったときの細さには及びませんが、吸引できる脂肪の量が多いので大幅なサイズダウンが期待できます。普通体型の人のような効果が出ないのは、重い体重を支える分太ももの筋肉量が多いため、および脂肪をとりすぎたときに皮膚のたるみがでやすいからです。

Young woman folding skin on her hips - close-up fragment

数値だけでははかれない効果

脂肪吸引の施術で一番期待したい効果といえば、なんといってもモデルのように細い足になることでしょう。しかし瘦せ型や筋肉質で太ももに十分な皮下脂肪がついていない場合には、吸引できる脂肪の量が少ない分、太ももの脂肪吸引を行ってもそのような効果は感じられづらいかもしれません。
もっともそれはメジャーで計測したサイズの話です。
人の体型が体重だけではかれないように、綺麗な足といえるためには細さだけではなく形も大切な要素になってきます。
太ももの脂肪吸引は、いわば、各個人の個性に合わせて理想の脚の形をデザインしていく施術です。たとえばサイズに変化が出なかったとしても、見た目に変化が出ます。たとえば細身の人が太ももの脂肪吸引を行うと、脚の形が整うのでより脚が長く見えるようになりますし、筋肉質の人が行えば筋肉の形が引き立つのでより引き締まった印象の脚を作り上げることが可能です。
太ももの脂肪吸引には、メジャーの数値だけでははかれない効果があるといえるでしょう。

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手術のデメリット、リスクを知ろう

とはいえ、太ももには皮下脂肪も多く、吸引箇所も広範囲にわたります。そのため脂肪吸引の中でも体への負担の高い施術になります。
その分ダウンタイムの症状も辛いものになりやすいです。
施術直後の痛みもひどく、また施術1週間くらいまでは痛みや腫れなどが残るので動くのが大変です。オフィスワークや学生なら3日程度、立ち仕事や外回りの仕事が多い人は手術後1週間ほど休暇をとったほうが無難です。肉体作業の場合は2週間ほど復帰にかかると見たほうがよいです。いずれにしても多少の休養期間が必要になるため、手術前後のスケジュール管理が大切になってきます。
さらに施術1ヶ月後くらいまでは24時間圧迫固定を続ける必要があります。そのため日常生活で不便なことも出てくるでしょう。
また術後の後遺症として、傷口に色素沈着が起こってしまったり、医師の技量不足や不十分な圧迫固定などが原因で吸引箇所に凹凸ができてしまったりすることがあります。
もっとも経験豊富な医師や施術体制の整ったクリニックを選ぶこと、および医師から指示されたアフターケアをしっかり行うことでこうしたリスクは最小限に抑えることができます。

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