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  • 口角ボトックスのリスクについて医師が解説

    投稿日:
    2022/05/04
    イセア ボトックス 口角 口角ボトックス 注入治療
    大山 希里子医師
    著者
    東京イセアクリニック
    皮膚外科医
    大山 希里子

    Shere

    メスを入れずになりたい口元を実現する“口角ボトックス”。切らないとはいえ、リスクは無いのか気になります。口角ボトックスには、どのようなリスクがあるのでしょうか。

    施術前、施術中、施術後まで、口角ボトックスに伴うリスクを紹介し、リスクを回避するためにできることを医師が解説します。

    口角ボトックスとは

    ボトックス注入とは「ボトリヌストキシン」という製剤を筋肉に注入する治療。注入により脳から筋肉を動かす指令を伝える神経伝達物質「アセチルコリン」の分泌を抑え、筋肉を動かしづらくします。「ボトックス」はもともと代表的な製剤の商品名ですが、治療の通称となっています。

    口角ボトックスは、下がりがちな口角を上げるための治療。下がった口角は、不機嫌そうだったり老けて見えたり、残念な印象を与えがちです。口角付近には「口角を上げる筋肉」と「下げる筋肉」がありますが、口角ボトックスでは「口角を下げている筋肉(口角下制筋)」にボトックスを注入し、下げにくくすることで、口角を自然に上げる効果が期待されます。

    ボトックスの効果は、注入後数日から1週間程度で徐々にあらわれはじめます。

    口角ボトックスのリスク

    口角ボトックスには、注入に伴うダウンタイム症状、注入量や位置の誤りから生じるリスクがあります。ダウンタイム症状は回復に伴う症状で、あらわれかたには個人差があります。リスクは医師の技術力があれば避けることができます。

    ①内出血

    ボトックスに関わらず、注射針を刺すことにより内出血や腫れが起こることがあります。注入針を細くしたり、圧迫止血をしたりといった対策は行いますが、皮膚の厚みや体質などにより、内出血が出てしまう人も。

    内出血は1週間から10日程度かけて、青紫から黄色に変色しながら、徐々に消失します。治療当日からメイクが可能なので、気になる部位はファンデーションやコンシーラーなどでカバーするとよいでしょう。

    ②不自然な表情になる

    ボトックスの注入箇所や量を誤ると、不自然な表情になります。笑ったときや口を開けたときに口角が下がりにくくなり「口角が上がり過ぎている」「笑い方が変わった」と映ることも。

    ただし、口角ボトックスは3~4か月で効果が失われるため、時間の経過とともに徐々に元の動きを取り戻すことができます。そもそも技術のある医師が施術を行えば、リスクを避けることができるでしょう。

    ③左右差が出る可能性がある

    ボトックス注入後、左右非対称になることがあります。顔の筋肉の付きかたには、ひとりひとり癖があり、必ずしも左右対称とは限りません。元の状態を考慮して、初回は少量からはじめ、注入量や注入ポイント、深さを調整しながら注入できる技術が必要です。効果が薄れるのを待つか、効きの悪い方に追加注入を行いバランスを取ります。

    ④施術中の痛み

    痛みの感じ方には個人差があります。口角ボトックスで痛みを感じるタイミングは“針を刺すとき”。薬液が入るときの押されるような感覚を痛みと感じる人もいます。痛みへの対応はクリニックにより異なり、術前に注入箇所を氷で冷やしたり、クリームタイプの表面麻酔を塗布したりといった“皮膚の感覚を麻痺させる方法”、吸入することで“痛みと不安を緩和する麻酔”があります。痛みに弱い人は、事前に確認をしておきましょう。

    ⑤打ち続ける必要がある

    口角ボトックスの効果は3~4か月程度です。口周りは会話や食事、表情を作るなど、頻繁に動かす箇所なので、効果の持続期間が短くなる可能性もあります。効果を維持するにはボトックスを打ち続ける必要があります。打ち続けることで、徐々に筋肉が萎縮して小さくなると、口角を下げる筋肉の動きが弱まり、口角が下がりにくくなります。

    ⑥唇に違和感が出る可能性がある

    注入箇所や量、複数箇所への注入により、注入直後から唇に違和感が出ることや、口元が閉まらなくなる可能性があります。ボトックスを過度に注入すると、過剰な薬液が周囲の組織に広がってしまい、周囲の筋肉にまで作用が及ぶことも。医師に注入技術があれば避けることができます。

    ⑦施術後数か月は避妊をする必要がある

    妊娠中や授乳中の薬剤使用による胎児・乳幼児への影響は、薬剤や使用時期により、中枢神経系、心臓、目・耳・鼻、腕や脚など多岐に及びます。

    ボトックスによる胎児や授乳中の乳幼児への影響は解明されておらず、安全性が確立されていません。リスク回避のために、男女ともに施術後の数か月間は避妊をする必要があります。妊活中、妊娠中、授乳中もボトックス注入はできません。

    口角ボトックスのリスク回避のために

    口角ボトックスのリスク回避のポイントは、安全な製剤を適量注入すること、事前カウンセリングをしっかりとすること、実績のあるクリニックを選ぶことです。

    ①ボトックスの種類や注入量を確認する

    ボトックスの種類はなるべく安全なものを選びましょう。厚労省や公的機関の承認を得ているものなどは、厳しい審査を経ています。承認の有無は、輸送過程において一定の品質管理がなされてるか否かといった違いも生みます。同じ処方内容でも品質や鮮度の違いにより、効果に差が現れることがあります。

    口角ボトックスの注入量には目安があります。極端に多すぎる・少なすぎるのは論外ですが、ひとりひとり適した量は異なります。少量からはじめ、徐々に増やしていくとよいでしょう。

    ②カウセリングをしっかりとする

    治療前にしっかりカウンセリングを受けましょう。カウンセリングは、口角の状態や左右差を知りリスクを避ける場であり、医師と理想を共有する場です。効果を維持するために、術後の生活上の注意も確認しておく必要があります。

    ボトックスの効果は永久ではないため、治療を継続することを念頭に置き、2回目以降のプランも確認しておきましょう。丁寧なカウンセリングにより、リスクや後悔を防ぐことができます。

    ③実績のあるクリニックを選ぶ

    仕上がりは医師の技術が左右します。注入頻度、量、ポイント、深さなどが適切でないと理想の結果を手に入れられないばかりでなく、不自然な仕上がりになることがあります。医師としてのキャリアが長くても、該当する治療の経験が乏しいということもあります。ホームページやSNSなどで医師の経歴や症例写真を確認し、口コミも参考にしながら、技術のある医師、実績のあるクリニックを選びましょう。

    ボトックス/口角/post069
    執刀医:大山
    ボトックス/口角/post068
    執刀医:大山
    ボトックス/口角/post069
    執刀医:大山

    イセアクリニックのボトックス注射の特徴

    イセアクリニックのボトックス注射は、技術のある医師が担当。デザインや注入量、注入ペースを考慮し、安全な製剤を使用しています。仕上がりは症例写真をご確認ください。

    料金体系も明瞭です。ボトックスの料金は部位ごとに一律で、注入量は無制限です。カウンセリング、治療代、製剤代、針代、アフターケアなどがすべて含まれています。効果を実感できるよう1か月以内の注入が無料、効果を維持するために2回目以降の料金が安くなるプランもご用意しております。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明いたしました。


    ・口角ボトックスとは
    ・口角ボトックスのリスク
    ・口角ボトックスのリスク回避のために
    ・イセアクリニックの口角ボトックス注射の特徴

    口角ボトックスは、口角を自然に上げる治療。口角を下げる筋肉にボトックスを注入することで動きを抑え、可愛らしさや若々しさを演出します。口角ボトックスには、痛みや内出血などのダウンタイム症状がありますが時間経過とともに落ち着きます。

    注入量や位置の誤りから生じる「不自然さ」「左右差」「違和感」などのリスクは、医師の技術力があれば避けることができます。口角ボトックスのリスクを回避するポイントは、安全な製剤を選び、しっかりカウンセリングを受け、実績のあるクリニックで治療を受けることです。

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    皮膚外科医 大山 希里子
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    大山 希里子
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