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  • 涙袋のヒアルロン酸注入について特徴や料金を医師が解説

    投稿日:
    2022/05/25
    イセア イセアクリニック ヒアルロン酸 注入治療 涙袋
    大山 希里子医師
    著者
    東京イセアクリニック
    皮膚外科医
    大山 希里子

    Shere

    涙袋のヒアルロン酸注入について、製剤の種類や持続期間、注入量、料金をはじめ、メリット・デメリット、ダウンタイムやリスク・副作用まで、医師が解説します。涙袋のヒアルロン酸注入で失敗しないためのポイントや、涙袋成形におすすめのヒアルロン酸注入以外の整形も紹介します。

    涙袋のヒアルロン酸注入とは

    ヒアルロン酸はもともと人体に含まれるゼリー状の成分で、水分を保つ働きがあります。涙袋は本来、目を開閉する筋肉の膨らみです。加齢とともに目周りの筋肉や皮膚が衰えると、涙袋も薄くなります。

    涙袋にヒアルロン酸製剤を注入すると、涙袋が膨らみ、ぷっくりと可愛らしい印象になります。施術は30分程度、メスを使わず注射のみで済み、ダウンタイムはほとんどありません。

    涙袋に注入するヒアルロン酸の種類

    涙袋はよく動く部位なので、表情にあわせて動く柔らかいヒアルロン酸製剤が適しています。例えば、ニューラミス・ライトやジュビダームビスタ・ボルベラXCがあります。

    ジュビダームビスタは厚労省の承認を得た安全な製剤で高濃度で柔らかく滑らかなため、注入直後から組織に馴染みやすいという特徴があります。

    ニューラミスは韓国のKFDA(韓国食品医薬品安全庁)の承認を得ており、ジュビダームビスタよりもリーズナブルな価格で人気がある製剤です。麻酔入りなので痛みに弱い方にもおすすめです。

    涙袋のヒアルロン酸注入の持続期間

    涙袋のヒアルロン酸注入の効果が持続する期間は、製剤ごとに異なり、個人差もあります。例えば、ニューラミス・ライトが約6~12か月、ジュビダームビスタ・ボルベラXCは約12か月が目安となっています。

    関連記事紹介:持ちがいいヒアルロン酸をご紹介!部位別の選び方も
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    涙袋のヒアルロン酸注入量

    涙袋のヒアルロン酸注入量の目安は、片側0.1~0.5㏄。片側に0.2㏄以上入れるとかなり太い印象になります。ヒアルロン酸の入れすぎは不自然に見えるだけでなく、血管や神経を圧迫するリスクがあります。血管の圧迫は皮膚壊死や失明につながることもあり、危険です。神経を圧迫すると痛みが生じます。

    関連記事紹介:額のヒアルロン酸注入が安いクリニックを見極める方法
    https://www.tokyoisea.com/injection/knowledge/tearbagha_cc/

    涙袋のヒアルロン酸注入の料金

    製剤両側片側
    ニューラミス55,00033,000
    ジュビダームビスタ77,00055,000
    ※価格は税込みです

    ヒアルロン酸注入の料金体系はクリニックにより異なります。製剤1瓶あたりなど“量に比例”するか“部位毎に定額”か、“製剤代のみ”か“諸費用込み”か、クリニックごとにばらつきがあるため、合計金額を事前に確認しておきましょう。

    涙袋のヒアルロン酸注入のメリット

    涙袋のヒアルロン酸注入のメリットは、目が大きく見えること、小顔効果があること、が挙げられます。

    ①目が大きく見える

    涙袋があると、目が大きく見えます。目の下にヒアルロン酸を注入すると、涙袋の膨らみができ、その下に影があらわれます。上瞼が一重から二重になると本来の目の大きさより大きく見えるように、涙袋ができると目が涙袋の範囲まで大きく見えます。

    ②小顔効果がある

    目の下の余白に涙袋ができると、目が大きな印象になります。顔全体に占める目の比率が大きくなると、余白が埋まり、小顔に見える効果があります。

    涙袋のヒアルロン酸注入のデメリット

    涙袋のヒアルロン酸注入のデメリットは、定期的に打つ必要があること、注入しすぎると不自然になること、が挙げられます。

    ①定期的に打つ必要がある

    涙袋へヒアルロン酸を注入すると、すぐに効果が感じられますが、効果の持続期間は6~12か月程度です。ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されてしまうため、効果を維持するには、定期的に注入を繰り返す必要があります。

    ②注入しすぎると不自然になる

    ヒアルロン酸を過剰に注入すると、不自然な印象になります。ヒアルロン酸を打つときは、顔に対して涙袋の比率が大きくなりすぎないよう、真顔から笑顔まで表情の変化を想定した仕上がりを心がけましょう。やりすぎると“ヒアル顔”になってしまいます。

    関連記事紹介:涙袋にヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる?
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    涙袋のヒアルロン酸注入は痛い?

    涙袋へのヒアルロン酸注入の痛みは、針を注入する際に感じる痛みです。事前に注入部位を冷やし、表面麻酔を塗布することで感覚は麻痺しますが、痛みの感覚には個人差があります。なお、痛みへの対応はクリニックごとに異なります。

    痛みへの不安が強い場合、笑気麻酔などの補助麻酔を用意しているクリニックを選ぶとよいでしょう。

    涙袋のヒアルロン酸注入のダウンタイム・経過

    ヒアルロン酸注入のダウンタイム症状は小さな腫れや、稀に内出血があります。症状の出かたには個人差があり、数日~2週間程度で時間の経過とともに落ち着くのでご安心ください。気になる場合はメイクでもカバーできます。

    涙袋のヒアルロン酸注入のリスク・副作用

    ヒアルロン酸注入には、アレルギーや動脈塞栓、感染、仕上がりのアンバランスなどのリスクがあります。

    アレルギーは非動物性の製剤を用いることで起こりにくくなりますが、もともとヒアルロン酸アレルギーがある場合は治療を受けられません。
    血管への誤注入による動脈塞栓や大量注入による神経や血管の圧迫は、皮膚壊死や失明につながります。動脈塞栓の症状が現れたら直ちにダーゼで溶解が必要です。

    感染リスクは院内の衛生管理や術後の生活上の注意を守ることで軽減できます。強い痛みは感染の可能性もあるため、受診しましょう。
    その他、医師の技術不足で左右差や凸凹が生じることもあります。

    涙袋のヒアルロン酸注入で失敗しないために

    ヒアルロン酸は手軽な治療と思われがちですが、失敗もあります。
    医師には涙袋に適した製剤の選択や注入量・注入ペースの見極めが求められます。動脈塞栓は、解剖学を熟知し高い技術があればカバーできます。

    症例実績や医師の経歴を確認し、口コミなども参考にしながら、クリニックを選びましょう。事前カウンセリングでは納得いくまで相談し、医師と仕上がりイメージのすり合わせを行うことも忘れずに。

    イセアクリニックの涙袋のヒアルロン酸注入

    イセアクリニックの“涙袋のヒアルロン酸注入”は、ジュビダームビスタやニューラミスなど公的機関の承認を得た安全な製剤を用い、技術のある医師がデザインや注入量、注入ペースを考慮し、安全にきれいに仕上げます。仕上がりは症例写真をご確認ください。

    料金体系も明瞭です。注入量無制限で部位毎の定額設定、カウンセリング、治療代、製剤代、針代、アフターケアなどがすべて含まれています。また、2回目以降の料金が安くなるプランもご用意しております。補助麻酔はオプションでご用意しています。

    ヒアルロン酸/涙袋/post059

    涙袋形成におすすめのヒアルロン酸注入以外の整形

    涙袋におすすめのヒアルロン酸注入以外の整形治療には、「脂肪注入」があります。患者様ご自身の太ももや腹部などから採取した脂肪から不純物を取り除き、脂肪が減少した部位に注入します。ヒアルロン酸よりも効果が長持ちしますが、脂肪採取部位に傷跡やダウンタイムが生じます。

    涙袋のヒアルロン酸注入に関するよくある質問

    涙袋のヒアルロン酸注入に関するよくある質問にお答えします。

    涙袋のヒアルロン酸は皮膚がたるむ?

    答え
    涙袋のヒアルロン酸は製剤にもよりますが、注入後6か月~1年程度かけて吸収され、徐々に元に戻ります。適切な量・ペースで注入することで涙袋の皮膚が伸びることは防げますが、一度に多量のヒアルロン酸注入を繰り返すことで皮膚が伸びることが考えられます。

    涙袋のヒアルロン酸を追加注入したい場合、いつから可能ですか?

    答え
    涙袋に関わらず、ヒアルロン酸の追加注入はいつでも可能です。期間を空ける必要はありません。

    涙袋のヒアルロン酸注入をして気に入らない場合は元に戻せますか?

    答え
    ダーゼという溶解注射でヒアルロン酸を溶かし、元に戻すことができます。

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    皮膚外科医 大山 希里子
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