ザーフとウルセラの違いを徹底比較!どちらを選ぶべきか解説

投稿日:
2026/03/31
XERF(ザーフ) たるみ ウルセラ
大山 希里子医師
著者
東京イセアクリニック
皮膚外科医
大山 希里子

Shere


顔のたるみ治療を検討する際、多くの方が「ザーフ」と「ウルセラ」のどちらを選ぶべきか悩まれます。
どちらも切らずにたるみ改善ができる人気の美容医療機器ですが、その仕組みや効果には明確な違いがあります。
本記事では、ザーフとウルセラの違いを詳しく解説し、最適な治療法を選ぶための情報をご提供します。

ザーフとウルセラの最も大きな違いは「エネルギーの種類」

ザーフとウルセラの最も根本的な違いは、使用するエネルギーの種類です。

ザーフ:高周波(RF)を使用

ザーフは高周波(RF)を使用するたるみ治療機器です。高周波エネルギーを照射することで、皮膚内の水分子を振動させ、摩擦熱を発生させます。この熱により、真皮層から脂肪層までを立体的に加熱し、コラーゲンの収縮と新生を促します。

特徴

・6.78MHzと2MHzのデュアル周波数を搭載

・真皮層から脂肪層深部まで幅広くアプローチ

・熱を面的に広げて組織全体を引き締める(タイトニング重視)

ウルセラ:超音波(HIFU)を使用

ウルセラはHIFU(高密度焦点式超音波)を使用する治療機器です。超音波エネルギーを1点に集中させ、筋膜層(SMAS層)という皮膚の最も深い層にピンポイントで熱ダメージを与えます。

特徴

・マイクロフォーカス超音波技術を使用

・SMAS筋膜層(深さ4.5mm)にアプローチ

・点状に熱凝固を作り、組織を引き上げる(リフトアップ重視)

まとめ:ザーフは「面で引き締める」、ウルセラは「点で引き上げる」という違いがあります。

ザーフとウルセラの作用する深さと層の違い

ザーフの作用深度

ザーフは3つのモードで深さを調整できます。

モード周波数作用層主な効果
Shallow6.78MHz真皮層肌のハリ・ツヤ改善、毛穴ケア
Middle6.78MHz真皮層〜浅層脂肪層軽度のたるみ、フェイスライン引き締め
Deep6.78MHz + 2MHz真皮層〜深層脂肪層本格的なリフトアップ、二重あご改善

ザーフは真皮層から脂肪層まで広範囲に熱を届けることができ、層全体を引き締めます。

ウルセラの作用深度

ウルセラは3つのトランスデューサー(チップ)を使い分けます。

チップ深さ作用層主な効果
1.5mm浅層真皮層肌のハリ改善、小じわ
3.0mm中層真皮深層〜皮下組織中程度のたるみ
4.5mm深層SMAS筋膜層強力なリフトアップ

ウルセラの最大の特徴は、SMAS筋膜層(深さ4.5mm)に到達できる点です。この層は外科手術でのフェイスリフトでもターゲットとなる重要な層であり、ウルセラは切らずにこの層にアプローチできる唯一のHIFU機器としてFDA(米国食品医薬品局)の認可を取得しています。

違いのポイント ウルセラの方が深い層(筋膜層)まで届き、ザーフは幅広い層に作用します。

ザーフとウルセラの効果の違い:引き締め vs リフトアップ

ザーフは高周波を使って皮膚全体を加熱するため、タイトニング(引き締め)効果に優れています。

ザーフの効果

・皮膚全体の引き締め

・脂肪層の収縮による小顔効果

・肌のハリ・弾力向上

・肌質改善(キメ、ツヤ)

・フェイスラインのもたつき改善

・二重あごのボリュームダウン

脂肪が多い方や、皮膚全体のゆるみが気になる方に適しています。

ウルセラ:リフトアップ(引き上げ)が得意

ウルセラは筋膜層にピンポイントでアプローチするため、**リフトアップ(引き上げ)**効果に優れています。

・リフトアップ

・SMAS筋膜層の引き締め

・深いたるみの改善

・ほうれい線の軽減

・フェイスラインの引き上げ

・まぶたのたるみ改善

深いたるみや下垂が気になる方、より強いリフトアップ効果を求める方に向いています。

効果の違いまとめ

ザーフ⇨引き締め重視 → 全体的にキュッと引き締めたい方

ウルセラ⇨リフトアップ重視 → しっかりと引き上げたい方

ザーフとウルセラの痛みの違い

ザーフ:痛みを最小限に抑えた設計

ザーフは痛みの少なさが大きな特徴です。

痛みを軽減する技術

  1. デュアル周波数技術

・2つの周波数を組み合わせることで、低出力でも深部に熱を届けることが可能

・高出力が不要なため、痛みが軽減

  1. Wave Fit Pulse技術(特許取得)

・エネルギーの強弱を波のように調整

・3〜12個の可変パルスで痛みを分散

・照射ごとに冷却を行い、急激な温度上昇を防止

  1. ICD冷却システム

・照射と同時にリアルタイムで皮膚表面を冷却

・表皮の温度上昇を抑制し、熱感による痛みを軽減施術中の感覚: 多くの方が「じんわり温かい程度」と表現し、麻酔なしでも快適に受けられます。

ウルセラ:痛みが強い傾向

ウルセラは深層の筋膜層に高いエネルギーを集中させるため、痛みが強いという声が多く聞かれます。

痛みの特徴

・骨に響くような独特の痛み

・照射中にチクチク、ピリピリとした感覚

・施術後も数日間、筋肉痛のような鈍痛が続くことがある

多くのクリニックでは、麻酔クリームや笑気麻酔などの痛み対策を提供しています。

痛みの違いまとめ

ザーフ⇨痛みが少ない(麻酔不要)

ウルセラ⇨痛みが強い

ザーフとウルセラのダウンタイムの違い

ザーフ:ダウンタイムがほとんどない

ザーフはダウンタイムが極めて短いのが特徴です。

施術後の症状

赤み・ほてり: 数時間〜1日程度(稀)

軽い腫れ: 数時間〜1日程度(稀)

筋肉痛のような感覚: 2〜3日程度(一部の方)

当日から可能なこと

メイク: 施術直後から可能

洗顔・入浴: 当日から可能

仕事: 施術直後から復帰可能

ウルセラ:ダウンタイムがやや長い

ウルセラは強力なエネルギーを使用するため、ダウンタイムがやや長い傾向があります。

施術後の症状

赤み・腫れ:数時間から1日程度

筋肉痛のような痛み: 3日程度

まれに内出血が出ることがある

効果を実感するまでに時間がかかり、腫れが引いてから本来の効果が現れるため、大切な予定がある場合は逆算して施術を受ける必要があります。

ダウンタイムの違いまとめ

ザーフ:施術直後から日常生活可能

ウルセラ:腫れや痛みが出やすい

ザーフとウルセラの効果の持続期間と施術頻度

ザーフ

効果の実感時期

施術直後: 引き締まりを感じる

1〜2週間後: コラーゲン生成が始まる

1〜3ヶ月後: 最大効果を実感

持続期間: 3〜6ヶ月程度

推奨施術頻度: 3〜6ヶ月に1回

ザーフは効果の持続期間がやや短いですが、定期的に受けることでコラーゲンの生成が促進され続け、肌質が改善していきます。

ウルセラ

効果の実感時期

施術直後: 腫れがあり効果は分かりにくい

2〜3ヶ月後: 効果が顕著に現れる

3〜6ヶ月後: ピーク

持続期間: 6ヶ月〜1年以上

推奨施術頻度: 6ヶ月〜1年に1回

ウルセラは効果の持続期間が長く、1回の施術で長期間効果が続きます。

持続期間の違いまとめ

ザーフ: 3〜6ヶ月

ウルセラ: 6ヶ月

ザーフとウルセラの料金の違い

ザーフの料金相場

全顔1回: 80,000円〜150,000円程度

クリニックやショット数によって料金は異なりますが、ウルセラに比べると比較的手頃な価格で受けられます。

ウルセラの料金相場

全顔1回: 150,000円〜400,000円程度

ウルセラは高額ですが、効果の持続期間が長いため、年間のコストで考えると必ずしも高いとは限りません。

料金の違いまとめ

ザーフ: 1回あたり比較的リーズナブル

ウルセラ: 1回あたり高額だが、持続期間が長い

ザーフとウルセラどちらを選ぶべき?あなたに合った治療法

ザーフがおすすめな方

・痛みに弱い方

・ダウンタイムを取れない方

・仕事や家事で忙しい方

・脂肪が多い、顔全体のもたつきが気になる方

・肌質改善も同時に行いたい方

・定期的なメンテナンス治療を希望する方

・費用を抑えたい方

・軽度〜中程度のたるみの方

・若年層(30〜40代)の方

ザーフはこんな悩みに:

フェイスラインのもたつき

二重あご

全体的な肌のゆるみ

肌のハリ・ツヤ不足

毛穴の開き

ウルセラがおすすめな方

・深いたるみ、強い下垂がある方

・1回の施術で長期間効果を得たい方

・より強力なリフトアップ効果を求める方

・施術頻度を少なくしたい方

・重度のたるみの方

・中高年層(50代以上)の方

・痛みに耐えられる方、または麻酔を使用できる方

・ダウンタイムを確保できる方

ウルセラはこんな悩みに:

深いほうれい線

マリオネットライン

頬の強いたるみ

まぶたの下垂フェイスラインの大幅な引き上げ

ザーフとウルセラを併用するという選択肢

実は、ザーフとウルセラは併用することも可能です。多くのクリニックでは、2つの治療を組み合わせることで、より総合的なたるみ改善を提案しています。

併用のメリット

・ウルセラで筋膜層を引き上げ、土台を作る

・ザーフで皮膚全体を引き締め、肌質を改善する

このように、それぞれの得意分野を活かすことで、リフトアップタイトニングの両方を実現できます。

併用治療のスケジュール例

  1. ウルセラで筋膜層からリフトアップ
  2. 3ヶ月後にザーフで皮膚・脂肪層を引き締め
  3. さらに3ヶ月後にウルセラ:で再度リフトアップ

このように交互に施術を受けることで、長期間にわたり若々しい肌を維持できます。

ザーフとウルセラの比較表

項目ザーフウルセラ
エネルギー種類高周波(RF)超音波(HIFU)
周波数6.78MHz + 2MHz
作用層真皮層〜脂肪層深部真皮層〜SMAS筋膜層
最大深度脂肪層深部4.5mm(筋膜層)
主な効果タイトニング(引き締め)リフトアップ(引き上げ)
痛み少ない(麻酔不要)強い  
ダウンタイムほとんどなしほとんどなし〜数日
効果の実感施術直後・3ヶ月後2〜3ヶ月後
持続期間3〜6ヶ月6ヶ月
施術頻度3〜6ヶ月に1回6ヶ月〜1年に1回
料金相場(全顔)8〜15万円15〜40万円
FDA認可リフトアップで認可取得
向いている方軽度〜中程度のたるみ、脂肪が多い、痛みに弱い深いたるみ、強いリフトアップ希望、痛みに強い

よくある質問(FAQ)

Q1: ザーフとウルセラ、どちらが効果が高いですか?

A: 「効果の高さ」は目的によって異なります。リフトアップ効果を求めるならウルセラ、引き締め効果を求めるならザーフが優れています。深いたるみにはウルセラ、全体的なもたつきにはザーフが適しています。

Q2: ザーフとウルセラを同日に受けることは可能ですか?

A: 可能です。実際、多くのクリニックでは両方を組み合わせた施術を提供しています。ただし、肌への負担を考慮し、照射部位や出力を調整する必要があります。医師と相談して決定しましょう。

Q3: どちらも効果は永久ですか?

A: いいえ、どちらも効果は永久ではありません。加齢とともに再びたるみは進行するため、効果を維持するには定期的な施術が必要です。

Q4: 初めてたるみ治療を受けるなら、どちらがおすすめですか?

A: 初めての方で痛みやダウンタイムが不安なら、ザーフをおすすめします。痛みが少なく、施術直後から日常生活に戻れるため、美容医療が初めての方でも安心して受けられます。

Q5: ザーフとウルセラ、副作用やリスクはありますか?

A: どちらも比較的安全な施術ですが、稀に以下のような副作用が起こる可能性があります。

ザーフ: 赤み、軽い腫れ、乾燥

ウルセラ: 赤み、腫れ、痛み、内出血、神経損傷(極めて稀)

経験豊富な医師のもとで施術を受けることが重要です。

Q6: たるみが軽度の場合、どちらを選ぶべきですか?

A: 軽度のたるみであれば、ザーフがおすすめです。痛みやダウンタイムが少なく、肌質改善効果も期待できます。

Q7: 50代以上で深いたるみがある場合は?

A: 深いたるみがある場合は、ウルセラが適しています。SMAS筋膜層にアプローチできるため、より強力なリフトアップ効果が得られます。

Q8: ザーフとウルセラ、即効性があるのはどちらですか?

A: ザーフの方が即効性があります。施術直後から引き締まりを感じる方が多いです。一方、ウルセラは腫れが引いた後、2〜3ヶ月かけて徐々に効果が現れます。

まとめ:あなたに最適な治療を選ぼう

ザーフとウルセラは、どちらも切らないたるみ治療として優れた選択肢ですが、その特徴は大きく異なります。

選び方のポイント

・痛みやダウンタイムを避けたい → ザーフ

・リフトアップ効果が欲しい → ウルセラ

・全体的な引き締めが目的 → ザーフ

・深いたるみを改善したい → ウルセラ

・頻繁なメンテナンスOK → ザーフ

・施術頻度を減らしたい → ウルセラ

・費用を抑えたい → ザーフ

・長期間効果を持続させたい → ウルセラ

最も重要なのは、あなたの肌の状態や悩み、ライフスタイルに合わせて選ぶことです。

当院では、経験豊富な医師があなたの肌を診察し、最適な治療法をご提案いたします。ザーフ、ウルセラ、または両方の併用など、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療計画を立てることが可能です。

たるみ治療にご興味がある方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

あなたの理想の肌を実現するお手伝いをさせていただきます。

About the author
皮膚外科医 大山 希里子
皮膚外科医
大山 希里子
OYAMA KIRIKO
Related article
About us

美容外科・皮膚科
東京イセアクリニックの
スキンケア専門サイトです。