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豊胸手術の脂肪注入の効果は?デメリットや後悔しない方法も解説

投稿日:
2026/04/22
バストアップ 脂肪豊胸 豊胸
和田 尚人医師
著者
東京イセアクリニック
日本外科学会認定専門医
和田 尚人

Shere

脂肪注入豊胸は、「自然な仕上がり」と「部分痩身を同時に叶える」ことができる豊胸術として注目されています。
一方で、サイズアップの程度や生着率には個人差があるため、シリコンバッグとの違いを正しく理解したうえで選択することが重要です。

本記事では、脂肪注入豊胸の効果・持続期間・料金・痛み・ダウンタイムから、デメリット・後悔しない方法まで詳しく解説します。
施術を検討している方はぜひ参考にしてください。

豊胸手術の脂肪注入とは

脂肪注入豊胸とは、自分自身の体(腹部・太もも・腰まわりなど)から脂肪を吸引・採取し、その脂肪を乳房に注入してボリュームアップを図る施術です。

使用するのが自家組織(自分の脂肪)であるため、シリコンバッグやヒアルロン酸のような異物を体内に入れることへの抵抗が少ない方に選ばれています。

施術の主な流れは以下のとおりです。

【1. カウンセリング・デザイン】 仕上がりの希望・脂肪採取部位・注入量などを医師と確認します。

【2. 脂肪の吸引・採取】 腹部・太もも・腰などから局所麻酔下で脂肪を吸引します。採取した脂肪は遠心分離などの処理を行い、不純物を除去して注入用の脂肪を精製します。

【3. 乳房への脂肪注入】 精製した脂肪を専用カニューレを用いて乳房の複数箇所から少量ずつ注入します。脂肪の生着率を高めるために、均一に分散させることが重要です。

【4. 仕上がりの確認・終了】 左右のバランスを確認して施術完了です。施術時間は脂肪採取と注入を合わせて2〜4時間程度が目安です。

豊胸手術の脂肪注入の効果

脂肪注入豊胸で期待できる主な効果は以下のとおりです。

【バストのボリュームアップ】

生着した脂肪がバストの一部となり、自然なボリュームアップが期待できます。

脂肪注入では、注入した脂肪のうち約50〜70%が生着するとされており、最終的なボリュームは術後1〜3ヶ月で安定します。
そのため、1回の施術での変化は自然な範囲でのボリュームアップ(目安:1カップ前後)となることが多く、大きなサイズアップを希望される場合は複数回施術や他の方法との併用を検討する必要があります。

【採取部位のボリュームダウン】 脂肪吸引を行った部位(お腹・太もも・腰など)がスッキリするため、気になる部位を細くしながらバストアップができるというメリットがあります。

【自然な仕上がり】 自家脂肪を使用するため、触感・見た目ともに自然に仕上がりやすいのが特徴です。シリコンバッグのような人工物特有の硬さや不自然さが出にくいです。

【傷跡が目立ちにくい】 脂肪吸引・注入ともに数ミリ程度の小さな挿入口で行うため、傷跡が非常に小さく目立ちにくいです。

脂肪注入豊胸がおすすめな方

・シリコンバッグや異物を体に入れることへの抵抗がある方

・自然な触感

・見た目を重視する方

・バストアップと同時に気になる部位(お腹・太ももなど)を細くしたい方

・大幅なサイズアップよりも自然な変化を希望する方

・体内に脂肪採取できる十分な量がある方

豊胸手術の脂肪注入の持続期間

脂肪注入豊胸の最大の特徴のひとつは、生着した脂肪が自分の組織の一部となるため、基本的に半永久的に持続する点です。ヒアルロン酸のように体内で分解・吸収されることはなく、定期的なメンテナンスが不要です。

ただし、注意が必要な点もあります。

【生着率による個人差】

注入した脂肪のすべてが生着するわけではなく、一般的に50〜70%程度の生着率とされています。

生着しなかった脂肪は吸収され、術後1〜3ヶ月程度で最終的な仕上がりが確定します。

そのため、術直後よりも落ち着いた段階でのボリュームが実質的な効果となります。

【体重変化による影響】

生着した脂肪は自分の脂肪細胞であるため、体重が増えると乳房も大きくなり、体重が減ると小さくなります。

体重管理が仕上がりの維持に影響します。

【加齢・重力による変化】

年齢とともに皮膚のたるみや重力による下垂が生じるため、自然な経年変化は避けられません。

豊胸手術の脂肪注入の料金

脂肪注入豊胸の料金は、採取する脂肪の量・採取部位・使用する機器・クリニックによって異なります。一般的な相場の目安は以下のとおりです。

・両胸への脂肪注入(脂肪吸引込み):400,000〜800,000円前後

・脂肪吸引の範囲が広いほど料金が高くなる傾向がある

・麻酔(静脈麻酔・全身麻酔)の費用が別途かかるクリニックもある

・術後のサポートブラ・圧迫用ガードル代が含まれているか確認が必要

ヒアルロン酸のような定期的なメンテナンス費用が不要な点を考慮すると、長期的なコストパフォーマンスは比較的高いといえます。

シリコンバッグ豊胸と比較すると、初期費用は同程度〜やや低めになるケースが多いですが、クリニックや施術内容によって大きく異なります。

豊胸手術の脂肪注入の痛み

脂肪注入豊胸は脂肪吸引と乳房への注入を同時に行うため、ダウンタイム中の痛みはシリコンバッグ豊胸やヒアルロン酸豊胸と比べてやや強めに感じる方が多い施術です。

【施術中の痛み】

施術中は局所麻酔または静脈麻酔・全身麻酔を使用するため、痛みはほとんど感じません。麻酔の効き始めや覚醒時に若干の不快感が生じることはあります。

【施術後の痛み】

・脂肪吸引部位:術後2〜5日程度は筋肉痛に似た痛みや突っ張り感があります。内出血・腫れも生じます。

・乳房(注入部位):術後数日間は張り・圧迫感・鈍い痛みを感じることがあります。

痛みの程度は個人差があり、処方される鎮痛剤で対応できる場合がほとんどです。「痛みに不安がある」という方は、施術前に麻酔の種類や術後の鎮痛対策について担当医に確認しておきましょう。

豊胸手術の脂肪注入のダウンタイム

脂肪注入豊胸は脂肪吸引を伴うため、乳房だけでなく採取部位のダウンタイムも考慮する必要があります。術後の経過と回復の目安は以下のとおりです。

【術後1〜3日(ダウンタイムのピーク)】

脂肪吸引部位・乳房ともに腫れ・内出血・痛みが最も強い時期です。日常的な動作(歩行・軽い家事)は可能ですが、無理な活動は避けましょう。吸引部位には圧迫用のガードルやサポーターを着用します。

【術後4〜7日】

腫れ・痛みが徐々に軽減してきます。デスクワークなど軽い仕事への復帰が可能になることが多いです。吸引部位の内出血はまだ残ることがあります。

【術後2〜3週間】

腫れ・内出血が大きく落ち着き、日常生活に支障がなくなる方がほとんどです。軽い運動も可能になります。ただし、激しい運動・サウナ・飲酒はまだ控えるよう指示されることが多いです。

【術後1〜3ヶ月(経過の安定期)】

生着しなかった脂肪が吸収され、仕上がりが安定してくる時期です。

最終的な経過として、このタイミングで脂肪の生着率・バストのボリューム・吸引部位のシルエットが確定します。術後の経過を確認するために、この時期の定期検診が重要です。

ダウンタイム中は圧迫衣類の着用・乳房への過度な圧迫の回避・紫外線対策などの指示を守ることが、良好な経過のために欠かせません。

豊胸手術の脂肪注入のデメリット

脂肪注入豊胸にはさまざまなメリットがある一方、以下のデメリットも十分に理解したうえで検討することが大切です。

【生着率に個人差があり、効果が読みにくい】

脂肪の生着率には個人差があり、体質・注入技術・術後の過ごし方によって仕上がりが左右されます。そのため、シリコンバッグのように術前に正確なサイズを確定することは難しいという特性があります。

【大幅なサイズアップには限界がある】

一度に注入できる脂肪量には限りがあり、1回の施術でのバストアップはワンカップ程度が目安となることが多いです。大きなサイズアップを希望する場合は複数回の施術が必要になることがあります。

【採取できる脂肪が少ないと施術が難しい】

もともと痩せていて脂肪が少ない方は、十分な量の脂肪が採取できず施術自体が難しい場合があります。

【脂肪壊死・石灰化のリスク】

生着しなかった脂肪が壊死することで、しこりや石灰化が生じる可能性があります。

これらは良性変化ですが、乳がん検診時に追加検査が必要になる場合があるため、施術歴を必ず申告する必要があります。

【脂肪吸引部位のダウンタイムも発生する】

乳房だけでなく脂肪採取部位にも腫れ・内出血・痛みが生じるため、回復期間が長くなる傾向があります。

【乳がん検診への影響】

石灰化した脂肪がマンモグラフィーで乳がんの石灰化と混同される可能性があり、精密検査が必要になるケースがあります。施術を受けていることを必ず医療機関に伝えることが重要です。

【体重変化による効果の変動】

生着した脂肪は通常の脂肪細胞と同様に体重変化の影響を受けるため、術後の体重管理が仕上がりの維持に影響します。

豊胸手術の脂肪注入で後悔しない方法

脂肪注入豊胸で後悔しないためには、施術前の十分な理解と適切なクリニック選びが重要です。

【自分の希望と施術の特性を正しく理解する】

脂肪注入豊胸は自然な仕上がりや採取部位のスリム効果を求める方に向いている一方、大幅なサイズアップや確実な効果量を重視する方には物足りないと感じるケースがあります。

「なぜ脂肪注入を選ぶのか」「どのような仕上がりを求めているのか」を明確にしたうえで施術を検討しましょう。

【生着率・リスクについて正直に説明してくれる医師を選ぶ】

「必ず〇〇cc生着します」「失敗しません」などの断言は医学的に保証できることではありません。

生着率・リスク・再施術の可能性について丁寧に説明してくれる医師・クリニックを選ぶことが重要です。

【術後の指示をしっかり守る】

術後の安静・圧迫衣類の着用・禁酒・禁煙・過激な運動の回避などを守ることが、脂肪の生着率を高め、良好な仕上がりに直結します。

脂肪注入豊胸で後悔しないためには、以下の3点が重要です
・自分の希望(自然さ or サイズ)を明確にする
・生着率やリスクについて現実的な説明を受ける
・シリコンバッグなど他の方法と比較したうえで選択する
当院では、患者様の体型・希望・ライフスタイルを総合的に判断し、脂肪注入・シリコンバッグ・併用治療の中から最適な方法をご提案しています。

豊胸手術の脂肪注入に関するよくある質問

豊胸手術の脂肪注入は乳がんになる?

現時点の医学的見解では、脂肪注入豊胸が乳がんの発症リスクを高めるという明確なエビデンスはありません。

注入した脂肪が壊死・石灰化することがありますが、これ自体は悪性の変化ではなく、乳がんとは異なります。

ただし、石灰化がマンモグラフィーで乳がんの所見と混同される可能性があるため、施術を受けた事実を乳がん検診の担当医に必ず伝えることが重要です。

乳がんのリスクに不安がある方は、施術前に医師に相談するとともに、術後も定期的な乳がん検診を欠かさず受けるようにしましょう。

豊胸手術の脂肪注入後マンモグラフィーは受けられる?

脂肪注入後もマンモグラフィーを受けること自体は可能です。

ただし、注入した脂肪が石灰化した場合、マンモグラフィーの画像上で乳がんの石灰化と類似した所見が現れることがあり、精密検査が追加で必要になるケースがあります。

受診の際は必ず「脂肪注入豊胸を受けていること」を担当医や技師に伝えてください。

また、マンモグラフィーと合わせて超音波(エコー)検査を受けることで、より正確な評価が可能になります。脂肪注入を受けたクリニックに定期検診を相談するのもよい方法です。

豊胸手術の脂肪注入は何カップバストアップする?

一般的に、1回の施術でワンカップ程度のバストアップが目安とされています。

注入量・生着率・元の乳房の状態によって個人差があり、生着率は50〜70%程度とされているため、注入した脂肪のすべてがボリュームとして残るわけではありません。

大幅なカップアップ(2カップ以上など)を希望する場合は、複数回の施術が必要になることや、脂肪注入よりもシリコンバッグのほうが適している場合があることも念頭に置いておきましょう。

カウンセリングでは現実的な仕上がりのシミュレーションを医師に確認することをおすすめします。

まとめ

脂肪注入豊胸は、自家組織を使った自然な仕上がりと採取部位のスリム効果が魅力の施術ですが、生着率の個人差・大幅なサイズアップの限界・脂肪壊死のリスクなど、押さえておくべきデメリットも存在します。本記事のポイントを以下にまとめます。

・自分の脂肪を使用するため異物感が少なく、自然な仕上がりが期待できる

・生着した脂肪は半永久的に持続するが、生着率は個人差がある

・1回の施術でのバストアップはワンカップ程度が目安

・脂肪吸引を伴うため、採取部位のダウンタイムも発生する。術後の経過は1〜3ヶ月で安定

・乳がん検診・マンモグラフィーへの影響があるため、受診時は必ず申告が必要

・デメリットが自分の希望と合わない場合は、シリコンバッグ・ヒアルロン酸も含めて比較検討することが後悔しない近道

豊胸術は「どの方法を選ぶか」で満足度が大きく変わります。
当院では、脂肪注入・シリコンバッグ双方の特性を踏まえた上で、無理な提案は行わず、患者様にとって最適な選択肢をご提案しています。
まずはカウンセリングで、ご自身に合った方法を確認してみてください。

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日本外科学会認定専門医 和田 尚人
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