目次
ポテンツァの治療を受けた場合、何回くらいで効果が実感できるのでしょうか。
ポテンツァで得られる効果、お悩み別の効果があらわれる回数、効果の持続時間、施術に伴う痛みやダウンタイム、料金、具体的な症例も写真を交えて解説します。
ポテンツァとはジェイシス社が開発したマイクロニードルRF治療器です。
複数の極細針（マイクロニードル）がついたチップを肌に刺すことで傷をつけると、傷ついた肌を自ら修復する「創傷治癒機能」が働き、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する効果が期待できます。
針を刺すと同時に針先から肌内部に直接RF（ラジオ波という高周波）の熱が放出されるため、引き締めやリフトアップ効果も期待できます。
ポテンツァの効果を高めている機能のひとつが「ドラッグデリバリーシステム」です。ポテンツァの針を刺す際に、目的別に薬剤を注入することもできます。薬剤を注入するだけでは針を刺した穴からの出血で押し戻されてしまう可能性がありますが、RFの熱により出血を抑えつつ吸引をしながら薬剤を注入する「ドラッグデリバリーシステム」が備わっていることで、より確実・均等に薬剤の効果が期待できるのも特徴です。
ポテンツァは目的に合わせてチップや照射設定・薬剤を変えることで、さまざまな肌トラブルに対応します。
ポテンツァのお悩み別の効果は何回からあらわれるのか、ニキビ、ニキビ跡・クレーター・傷跡、しわ・たるみ、シミ・肝斑、赤ら顔・酒さの症状別に解説します。
ニキビに対するポテンツァの効果が実感できるのは、4～6週間ごとに1～3回程度が目安です。
ニキビは皮脂の過剰分泌が原因で毛穴に皮脂が詰まったり、毛穴の出口の角層が厚くなり毛穴を塞いでしまったりする状態からはじまります。さらに症状が進むと、皮脂をエサにしてアクネ菌が増殖して炎症が起こります。ポテンツァはニキビ用針でRFを照射し、皮脂腺を焼くことでニキビを根本から治療することができます。
ポテンツァの効果が実感できるのは、ニキビ跡に対しては4～6週間ごとに3～5回程度、傷跡に対しては4～6週間ごとに浅い傷なら3～5回、深い傷なら5～10回程度が目安です。
ポテンツァの針とRFによりコラーゲン再生が促進され、徐々にニキビ跡やクレーターの改善効果が期待できます。I-25 というチップは皮膚の奥深く1点集中で熱を入れることができ、深いニキビ跡に用いられます。
ポテンツァの小じわに対する効果は4～6週間毎に1回、肌のたるみに対する効果は1か月に1回、首のたるみには1か月に3回かそれ以上が目安です。
たるみや深いシワの主な原因は、真皮層のコラーゲン線維・エラスチン線維などハリの元となる線維の変性や減少が原因です。ポテンツァのコラーゲン等の増殖を促す働きにより、しわ改善効果が期待できます。また、導入する薬剤はREVS RMT 140H PNを使用することで、小じわの改善やお肌のハリ感・弾力が期待できます。
なお、リフトアップには針のない「ダイヤモンドチップ」を用います。真皮層まで深く、左右均一に2種類のRFを照射することで、ハイフに比べマイルドなじんわりとした温かみが伝わり、リフトアップに導きます。
ポテンツァの効果を実感するには、シミには2～4週間に1回程度、肝斑には1～2週間ごとに5～10回程度が目安です。
シミは皮膚内にメラニン色素が過剰に蓄積された状態です。シミの中でも「老人性色素班」や「そばかす」であればレーザーによる治療が効果的ですが、レーザーの強い刺激は「肝斑」には適していません。肝斑に出力の弱いレーザーが用いられることもありますが、色素沈着や白斑、悪化のリスクを伴います。
ポテンツァはRFの作用でメラニンの産生を抑制することで、リスクを抑えながら肝斑への効果が期待できます。
ポテンツァで赤ら顔や酒さの改善効果を実感するには、1か月毎に3回程度が目安です。
血流が悪くなり毛細血管が広がると、血流を確保しようと新しい血管が増えるなどして皮膚表面が赤く浮き上がって見えます。ポテンツァは異常な毛細血管にRFの熱を届け、不要な血管の増生を抑えることで、赤ら顔への改善効果が期待できます。
ポテンツァは1回でも効果を実感できますが、4週間に1回程度のペースで繰り返すと効果を持続しやすくなります。最初は1ヶ月に1回、3回目以降は2ヶ月に1度と照射間隔を空けるとよいでしょう。
回数や頻度は治療目的・症状により異なりますが、他のマイクロニードル治療と違いRFやドラッグデリバリーシステムがあるため、少ない回数で効果を実感しやすい治療です。
ポテンツァの効果の持続期間は症状や目的により異なりますが、創傷治癒機能により術後1～3か月程度は効果が持続しやすくなります。3回程度の施術をすると、1年程効果の持続が期待できると言われています。
なお、美肌・リフトアップ効果の持続期間は1～3か月、ニキビ肌改善効果の持続期間はターンオーバーに合わせ1か月前後が目安です。
マイクロニードルを皮膚に刺し、RF （ラジオ波）を照射。
真皮層に熱エネルギーを与え、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促します。また、創傷治癒機能により皮膚構造の再構築が行われます。
また、ダーマペンでは難しかった均一に薬剤を浸透させることも、
ポテンツァの「ドラッグデリバリーシステム」なら可能です。
5回コース
１部位
220,000（税込）
２部位
308,000（税込）
３部位
363,000（税込）
全部位
418,000（税込）
※麻酔費込み
5回コース
１部位
220,000（税込）
２部位
308,000（税込）
３部位
363,000（税込）
全部位
418,000（税込）
※麻酔費込み
ポテンツァは自由診療のためクリニックにより料金体系が異なります。また、施術者や使用する薬剤によっても料金が大きく異なります。表示料金にカウンセリング代、診察代、薬代などを含まないこともあるので、確認が必要です。
ポテンツァの痛みは、針を刺す痛みとRFの熱い感覚です。事前に施術部位に麻酔クリームを塗布することで痛みは緩和されます。痛みの感じ方には個人差があるため、痛みに弱い方・不安な方は笑気麻酔の使用をおすすめします。
ダウンタイム症状は熱感・痛み・赤みや腫れなどがありますが、メイクでカバーできる程度です。熱感・痛みは当日中に治り、赤みや腫れ感は翌日～5日程度で引いていきます。
ポテンツァは効果を出すために出力を上げることで、施術時の痛みやダウンタイムも大きくなってしまうことがネックでした。イセアクリニックでは痛みを抑えながら治療効果を出す独自の方法で行います。また、麻酔クリームの他、オプションで笑気麻酔もご用意しています。
「額・こめかみ・眉間」「鼻・鼻下」「頬」「あご・フェイスライン」の部位ごとまたは全部位、1回あるいは5回コースの料金設定をご用意しています。薬剤はマックームをはじめ、肌状態に合わせ効果的なものをご提案します。
ポテンツァの効果と回数に関するよくある質問にお答えします。
答え
ポテンツァの必要回数は症状により異なります。1回の施術でも効果は感じていただけますが、4週間に1回のペースで施術を繰り返すことで、より高い効果が見込めます。
答え
ポテンツァのニキビ跡改善効果を得るには、目安として4～6週間ごとに3～5回必要です。
答え
ニキビ跡治療に必要な回数は、個人差はありますがポテンツァなら3～5回、ダーマペンなら5～10回程度が目安です。ポテンツァは回数で考えるとダーマペン2回分の効果が見込めるでしょう。
今回は以下の内容についてご説明いたしました。
・ポテンツァの効果とは？
・ポテンツァのお悩み別の効果は何回から？
・ポテンツァは1回で効果がある？
・ポテンツァの効果の持続時間
・ポテンツァの症例
・ポテンツァの料金
・ポテンツァの痛み・ダウンタイム
・イセアクリニックのポテンツァ
ポテンツァはマイクロニードルRF治療機です。目的に合わせてチップや照射設定、薬剤を変えることで、ニキビ、ニキビ跡・クレーター・傷跡、しわ・たるみ、シミ・肝斑、赤ら顔・酒さなど、さまざまな肌トラブルへの効果が期待できます。何回やると効果が得られるかは、症状によります。1回でも効果がありますが、回数を重ねると効果が実感しやすく、持続もしやすいでしょう。
針を刺す痛みやRFの熱の痛みがありますが、麻酔により緩和されます。ダウンタイムは軽く、長くても5日程度で治まり、赤みなどもメイクでカバーできる程度です。
ポテンツァの効果や何回やるとよいかなど、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。
@nakamura_isea
