2017年2月10日
ムダ毛の処理、皆さんは「カミソリ」と「電気シェーバー」どちらを使用していますか?
毛の処理ができるなら何でもいい、安いからカミソリを使っているなどなど。
違いには気を配らず、あまりこだわりのない方も多いのではないでしょうか。
カミソリとシェーバーの大きな違いを簡単に言うと、カミソリは刃が直接肌にあたり、シェーバーは刃が直接肌にあたらないという点です。
どちらも毛を剃るものであり一見同じように見えがちですが、カミソリの方が肌への負担は大きくなっています。
そこで今回はカミソリとシェーバーの違いやメリット・デメリットについてご紹介させて頂きます。
是非、ご家庭での自己処理の参考にしてみて下さい。
どこでも簡単に手ごろな値段で手に入るカミソリはおそらく、誰もが一度は使用したことがあるのではないでしょうか。
カミソリのメリットとしては、
○電気シェーバーより安価
○深剃りができる
○細かいところまで綺麗に剃れる
最初に違いを簡単にご説明したよう、カミソリはシェーバーと違い、直接肌に刃が当たっているため、表面上の毛をすべて剃ることが可能です。そのため、ツルツルの手触りを簡単に手に入れることができます。
しかし、その代償として皮膚への負担はとても大きくなってしまいます。カミソリはシェーバーと違い、皮膚との摩擦が大きいうえ、毛を剃るのと同時に角質も削りとってしまいます。そのためダメージを与えやすく、肌トラブルの原因にもなりかねません。
カミソリは他の方法に比べると簡単にムダ毛を処理できますが、直接刃をあてて剃るという性質上、皮膚を傷つけてしまう可能性が高いと同時に肌トラブルを起こしてしまう可能性も高くなってしまうのです。
刃が直接あたる、あたらないという小さな違いによって大きな違いを生むのですね。
カミソリを使用した後に肌の乾燥や赤み、ヒリヒリなどを感じたことはありませんか?これは肌がダメージを受けている証拠です。カミソリは毛だけではなく、表面の角質も一緒に削ってしまいます。角質が剥がされると皮膚は乾燥し、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。そのため、肌荒れを引き起こしてしまいます。
カミソリは肌に直接刃を当てて毛を剃ります。毛が気になるからといって深く剃ろうとして力をいれてしまったり、誤った使い方をすると皮膚が傷つき、出血してしまうことがあります。
埋没毛とは、毛が皮膚の外に出ず、内側で伸びてしまうトラブルです。カミソリで深剃りや逆剃りをしてしまうと、毛穴が傷つき埋没毛になってしまう可能性があります。
カミソリでの処理による皮膚への刺激や摩擦で、皮膚の色が変化し色素沈着を起こしてしまうことがあります。これはメラニンの影響です。外部から刺激を受けると肌はメラニンを発生させます。カミソリによるムダ毛処理で刺激を与え続けていると、メラニンが蓄積され沈着し、取れなくなってしまいます。
毛嚢炎(もうのうえん)とは、カミソリや毛抜きなどでムダ毛を処理した際に毛穴を傷つけてしまい、傷ついた毛穴内部にブドウ球菌などの細菌が毛穴に侵入し、炎症を起こしてしまう皮膚病です。
まず、電気シェーバーは直接肌に刃が触れない構成になっています。そのため、カミソリと比較すると皮膚を傷つけにくく、肌トラブルを引き起こす可能性も低いという違いがシェーバー最大のメリットといえるでしょう。
その他にも、
○どこでも簡単に処理ができる
○顔やデリケートゾーンもシェービング可能
○シェーバーが壊れるまで何度でも使用できる
などのメリットもあります。
しかし、電気シェーバーは直接皮膚に刃があたらないため、慣れるまではカミソリに比べると綺麗に剃ることが難しく感じるかもしれません。
また電気シェーバーは手入れが必要です。手入れの方法はシェーバーによって異なりますが、多少の手間がかかります。
これらの手入れや仕上がりの違いもカミソリと電気シェーバーの違いと言えます。
手入れを面倒と感じて怠ってしまうと、シェーバー内に菌が繁殖してしまったりして肌トラブルの原因にもなりかねますのでご注意下さい。
カミソリと電気シェーバーの違い、お分かり頂けましたでしょうか?
違いを比べておわかり頂けたかもしれませんが安全やトラブルを考えると、シェーバーを使用することをおすすめです。
メリット・デメリットを十分理解し、安全なムダ毛処理を心がけましょう。