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  • 下眼瞼脱脂で取り残しが発生しやすい人の特徴と対処法

    投稿日:
    2022/01/28
    下眼瞼脱脂 取り残し
    大山 希里子医師
    著者
    東京イセアクリニック
    皮膚外科医
    大山 希里子

    Shere

    下眼瞼脱脂で取り残しが発生しやすい人の特徴や、取り残しを防ぐ方法、取り残しがあったときの対処法を医師が解説します。下眼瞼脱脂後の取り残しよりも目立つ凹みのこと、下眼瞼脱脂で失敗しないためにご自身でできることもお伝えします。

    下眼瞼脱脂で発生する取り残しとは

    下眼瞼脱脂を受けたのに必要な眼窩脂肪を取り切れなかった、あるいは控えめに取った場合、眼窩脂肪の膨らみが残ってしまうことや、くぼみや凸凹が生じてしまうことがあります。取り残しがある場合、再度脱脂や別の治療を行うことがあります。

    下眼瞼脱脂で取り残しが発生しやすい人の特徴    

    下眼瞼脱脂で取り残しが発生しやすい人は、眼窩脂肪の膨らみが大きくかつ眼頬溝の凹みがある人です。眼頬溝に合わせて眼窩脂肪を取ることで目周りに凹みが生じると、目元が暗くなってしまします。眼窩脂肪が残っていることはわかっていながら、目周りの凹みを避けるために、あえて眼窩脂肪を控えめに取ることがあります。

    下眼瞼脱脂での取り残しを防ぐには

    下眼瞼脱脂での取り残しを防ぐには、納得するまでカウンセリングを受けること、術中に体を起こして確認すること、そのためにも局所麻酔で行うこと、などが挙げられます。

    納得するまでカウンセリングを受ける  

    目元の状態は、おひとりおひとり異なります。ご自身の状態が下眼瞼脱脂の適応か、別の治療を併用する必要があるか、取り残しや凹みのリスクはないか、取り残した場合の対処法など、気になることはカウンセリングで解消しましょう。治療法や料金体系、再手術保証などはクリニックにより異なります。治療前の診察やカウンセリングで納得したうえで治療に臨みましょう。

    術中に体を起こして確認する

    眼窩脂肪は姿勢により前後に移動する脂肪です。仰向けの状態では重力で後ろに下がった状態ですが、体を起こすと前に突出します。術中に脱脂の量が適切かどうか確認するには、背中を起こした状態で目元を確認する必要があります。

    局所麻酔で行う

    下眼瞼脱脂で除去した眼窩脂肪が適量か確認するには、体を起こして目を開いた状態がベストです。下眼瞼脱脂は局所麻酔で、意識がある状態で受けていただくことができる手術です。痛みや不安が強い場合は補助麻酔を使用することもできますが、完全に眠ってしまうと体を起こして確認することができません。局所麻酔の状態で確認しましょう。

    下眼瞼脱脂での凹みは取り残しよりも目立つ

    下眼瞼脱脂で眼窩脂肪を取り過ぎると、目がくぼんで見え、目の下に凸凹が生じることがあります。仕上がりの悪さは、取り残し以上に目立ちます。
    目をぐるりと囲む眼輪筋の炎症が強い場合や傷の治りが悪い場合、眼輪筋が膨張することで段差ができ一時的な凹みが生じることがありますが、その場合は1か月程度で治まります。

    下眼瞼脱脂で取り残しがあった場合の対処法

    下眼瞼脱脂で取り残しがあった場合は、まず完成まで3カ月は様子を見て、取り残した脂肪を再手術で除去します。それでも凸凹が残る場合は追加の脂肪注入で対処します。

    3か月は様子を見る

    下眼瞼脱脂は完成まで約3か月かかります。その間は、腫れなどのダウンタイム症状が出たり引いたり、不安定な状態です。まずは完成を待ち、それでも取り残しが気になるようでしたら、再手術を受けるか医療機関に相談しましょう。

    再手術        

    下眼瞼脱脂の再手術は、基本的には前回と同じ治療法です。局所麻酔下で下瞼にメスを入れ、眼窩脂肪を取り除きます。前回同様、痛みや内出血、腫れなどのダウンタイム症状や感染のリスクがあります。以前の手術により組織の癒着が進んでいる場合、癒着を丁寧に剥がす必要があるため手術時間が長くなり、ダウンタイム症状が重くなることがあります。

    脂肪注入

    目の下の眼窩脂肪の取り残しや取り過ぎで凸凹が生じてしまうことがあります。取り過ぎた脂肪は元には戻らないため、間を埋めるように脂肪を注入します。注入でできる傷は針穴程度ですが、患者様の太ももなどから脂肪を採取する必要があるため、脂肪採取部位に傷とダウンタイムが生じます。

    下眼瞼脱脂で失敗しないためには

    下眼瞼脱脂で失敗しないためには、事前にリスクについて十分認識し、再手術保証の有無を確認したうえで実績のあるクリニックで治療を受けることをおすすめします。できれば手術中も意識を保つことができる局所麻酔下で、仕上がりを確認しながら治療を受けるとよいでしょう。

    実績のあるクリニックでの下眼瞼脱脂がおすすめ

    「下眼瞼脱脂の仕上がりをきれいにするための追加の脂肪注入」をセットで勧めているクリニックもありますが、追加費用や脂肪採取部位のダウンタイムが発生します。解剖学を熟知した経験豊富な医師であれば、脱脂のみで十分きれいに仕上げることができるため、追加の脂肪注入は不要です。

    この症例を詳しく見る

    下眼瞼脱脂のリスクに関するよくある質問

    下眼瞼脱脂のリスクに関するよくある質問にお答えします。

    下眼瞼脱脂のリスクにはどのようなものがありますか?

    答え

    下眼瞼脱脂のリスクには、目の下の皮膚のたるみが目立つようになる、脂肪の取り残しが生じる、仕上がりのバランスが悪くなる、感染、などがあります。

    下眼瞼脱脂で取り残しがあったようで凸凹しています。再脱脂できますか?  

    答え

    眼窩脂肪の取り残しが多ければ再手術を検討しますが、原因が眼窩脂肪の取り残しでない可能性もあります。まずはカウンセリングにお越しください。

    下眼瞼脱脂の仕上がりに取り残しが生じることがあるのは何故ですか?

    答え

    下眼瞼脱脂の仕上がりは医師の技術に左右されます。技術不足だと取り過ぎや取り残し、凸凹などのリスクがあります。目の状態によっては、脱脂により目元が暗くなってしまうため控えめに取ることもあります。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明しました。

    ・下眼瞼脱脂で発生する取り残しとは

    ・下眼瞼脱脂で取り残しが発生しやすい人の特徴

    ・下眼瞼脱脂での取り残しを防ぐには

    ・下眼瞼脱脂で取り残しを感じる人はどれくらいいる?

    ・下眼瞼脱脂での凹みは取り残しよりも目立つ

    ・下眼瞼脱脂で取り残しがあった場合の対処法

    ・下眼瞼脱脂で失敗しないためには

    ・実績のあるクリニックでの下眼瞼脱脂がおすすめ

    下眼瞼脱脂では、必要な眼窩脂肪を取りきれなかった、あるいは控えめに取った場合、取り残しが発生することがあります。眼窩脂肪の膨らみが大きく眼頬溝のある人は、眼窩脂肪の取り残し以上に、眼窩脂肪を取り過ぎたときの目の周りの凹みが目立つため、取り残しが発生しやすい傾向にあります。取り残しを防ぐには、納得するまでカウンセリングを受けること、術中に体を起こして確認すること、局所麻酔で行うことです。下眼瞼脱脂で取り残しがあった場合は、完成まで3カ月は様子を見て、取り残した脂肪を再手術で除去しましょう。それでも凸凹が残る場合は追加の脂肪注入を行います。下眼瞼脱脂で失敗しないためには、実績のあるクリニックでの下眼瞼脱脂がおすすめです。

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