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  • 口角のボトックス注入の効果は?医師が解説

    投稿日:
    2022/04/13
    イセアクリニック ボトックス 口角 注入治療
    大山 希里子医師
    著者
    東京イセアクリニック
    皮膚外科医
    大山 希里子

    Shere

    注射のみで筋肉の動きを抑え、しわの改善や小顔効果で知られるボトックス。口角にボトックスを注入して得られる効果について、医師が解説します。ボトックスの効果が表れる時期や製剤の種類、リスク、失敗しないためのポイントを紹介します。

    口角ボトックスとは

    ボトックスとは「ボトリヌストキシン」という製剤を注入することで、脳から筋肉を動かす指令を伝える神経伝達物質「アセチルコリン」の分泌を抑え、過度に緊張した筋肉に働きかける治療のこと。口角には「口角を上げる筋肉」と「下げる筋肉」がありますが、口角ボトックスでは「口角を下げている筋肉(口角下制筋)」にボトックスを注入し、下げる力を抑えることで、口角を自然に上げることができます。

    口角のボトックス注入の効果

    口角ボトックス注入には、明るい印象になったり老けた印象を改善したりといった効果があり、繰り返し打つことで効果を維持できます。

    口角が上がって明るい印象になる

    口角が下がっていると暗い印象を与え、不機嫌で怒っているようにも見えますが、口角が上がることで明るい印象になります。姿勢の悪さ、無表情や硬い表情、ストレス、パソコンやスマートフォンの長時間使用やマスク生活なども口角に影響します。

    老けた印象を改善できる

    下がった口角は、老けた印象を与えます。加齢により口角周りの筋肉が衰え皮膚の下垂が進んだり、食事で噛む機会が減ったりすると、口角周りの筋肉が弱くなります。口角ボトックスを行い、口角を上げることで若々しい印象に改善できます。

    同じ部位に繰り返し打つことで効果を保つことができる

    ボトックスは筋肉に働きかけ、過剰な動きを抑制します。ボトックスを打ち続けることで、動きが抑えられた筋肉は徐々に委縮します。口角下制筋を過剰に使う癖が修正されると、ボトックスの効果が切れた後も口角が下がりにくくなります。

    ヒアルロン酸と併せて打つと相乗効果も期待できる

    ボトックスとヒアルロン酸を併せて打つと、相乗効果が期待できます。ヒアルロン酸でボリュームが出てボトックスで口角が上がって見え、さらに若々しく、セクシーな印象になるでしょう。

    口角のボトックス注入の効果が表れる時期

    ボトックスの効果が表れるには注入後3日から1週間程度かかります。

    口角のボトックス注入の持続期間

    口角ボトックスの持続期間は、個人差はありますが約3~4か月です。その後は徐々に元に戻りますが、効果がなくなる前に追加注入を繰り返すことで、口角下制筋が委縮し、ボトックスを注入しなくても口角が下がりにくくなり、口角が上がった状態を維持しやすくなります。

    口角に注入するボトックスの種類

    口角に注入するボトックスには、さまざまなものがありますが、安全なものを選ぶとよいでしょう。


    主な製剤には、アメリカの厚生労働省にあたる公的機関「FDA(アメリカ食品医薬品局)」や日本でも厚生労働省に承認されている「ボトックスビスタ」、韓国のKFDA(韓国食品医薬品安全庁、食品や医薬品などの健康と安全に関わる製品に対する規格を制定し、韓国内の流通の許可や品質管理の指導を行っている機関)の認可を受けている「ボツラックス」があります。

    口角のボトックス注入のリスク

    口角にボトックスを注入するリスクとして、アレルギーや感染、注入箇所や量を誤ることによる仕上がりのアンバランスなどがあります。


    筋肉の一部の動きが抑えられ、口角を下げづらくなることで、笑顔が不自然になったり、いつもの表情と印象が変わったと思われたりすることがあります。万が一違和感を覚えても、ボトックスの効果は永久ではないため、2ヵ月ほど経てば少しずつ落ち着いてきます。

    本来目的とする筋肉でないところに注入してしまうと、左右のバランスに差が出てしまうことも。
    ダウンタイムには小さな腫れや内出血が現れることがありますが、時間経過とともに1週間程度で治まり、メイクでカバーすることもできます。

    口角ボトックスで失敗しないために

    口角ボトックスで失敗しないためには、納得するまでカウンセリングを受けること、実績の多くあるクリニックに相談して決めることです。

    納得するまでカウンセリングを受ける

    ボトックスはメスを用いず手軽にできる治療ですが、リスクもあります。リスクに対するクリニックの考え方や取り扱っている製剤の安全性も確認しておきましょう。料金体系はクリニックにより異なります。製剤の注入単位や追加料金の有無などの確認も必要です。

    実績の多くあるクリニックに相談して決める

    ボトックス注入は実績の多いクリニックがおすすめです。患者様のご希望や部位ごとに適した製剤の選択、注入量・注入ペースの見極めには医師の経験や技術が影響します。クリニックのホームページやSNSで医師のプロフィールや症例写真を確認し、実績の多さも確認しましょう。仕上がりを見て信頼できるクリニックを見つけたら、ベストな選択をするために相談しましょう。

    ボトックス/口角/post069
    執刀医:大山

    口角ボトックスの効果に関するよくある質問

    口角ボトックスの効果に関するよくある質問にお答えします。

    口角を上げるとどのような効果がありますか?

    答え
    口角を上げると、印象が若く明るい印象になったりします。

    口角ボトックスにはどのようなリスクがありますか?

    答え
    口角にボトックスを注入するリスクとして、アレルギーや感染、注入箇所や量を誤ることによる仕上がりのアンバランスなどがあります。すぐに元に戻すことはできませんが、効果は永久ではないため、時間が経つと自然に元に戻ります。

    口角ボトックスとはどのような治療ですか?

    答え
    口角を下げている口角下制筋にボトックス製剤を注入することで、口元を下げる動きを抑え、口角を自然に上げる治療です。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明させていただきました。


    ・口角ボトックスとは
    ・口角ボトックス注入の効果
    ・口角ボトックス注入の効果が表れる時期
    ・口角に注入するボトックスの種類
    ・口角のボトックス注入のリスク
    ・口角ボトックスで失敗しないために

    口角ボトックスとは、口角を下げる筋肉にボトックスを注入して動きを抑え、自然に口角を上げる治療。明るい印象や若々しい印象が得られます。ボトックスを注入してから数日~1週間で効果はあらわれます。

    口角に注入するボトックスの種類には、ボトックスやボツラックスがあります。想定されるリスクは、アレルギーや感染、注入箇所や量を誤ることによる仕上がりのアンバランスなど。

    口角ボトックスで失敗しないためには、納得するまで事前カウンセリングを受け、実績のあるクリニックに相談して決めるとよいでしょう。

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