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  • ヒアルロン酸のボライトXCとは?効果や持続時間を解説

    投稿日:
    2022/12/23
    大山 希里子医師
    著者
    東京イセアクリニック
    皮膚外科医
    大山 希里子

    Shere

    ヒアルロン酸にはさまざまな種類の製剤があります。

    「ボライトXC」とはどのような製剤か、他の製剤との違い、効果、注入量や場所、料金、痛み、ダウンタイムについて解説します。ボライトXCで失敗しないためにできることもお伝えします。

    ヒアルロン酸のボライトXCとは?

    ヒアルロン酸のボライトXCとは、正式名称を「ジュビダームビスタボライトXC」といい、「肌質改善」を目的とした製剤です。ジュビダームビスタシリーズはアラガン社のヒアルロン酸製剤で、他にしわ改善や輪郭形成に適した製剤があります。ボライトXCは2020年12月に厚生労働省の認可を受けた、シリーズで最も柔らかい製剤です。ハリや弾力、毛穴や小じわ、首の横じわの改善効果が期待できます。

    他のヒアルロン酸とボライトXCの違い

    他のヒアルロン酸製剤と「ボライトXC」では、注入場所も目的も異なります。他のヒアルロン酸製剤は、ほうれい線や顎など「気になる部分」に注入することで「しわやくぼみの改善」や「輪郭形成」を目的としています。ボライトXCは顔全体や首へ「広範囲」に注入して「肌質を改善」させます。

    ヒアルロン酸のボライトXCは1回で効果がある?

    ヒアルロン酸注入は、直後から効果を実感できます。ヒアルロン酸はもともと体内にある成分で、製剤は注入後、徐々に体内に吸収される性質があります。そのため、ボライトXCの効果も徐々に失われます。効果を維持するためには、継続治療が必要です。

    ボライトXCの効果の持続時間

    ボライトXCは、1回の注入で約4~9か月効果が持続します。ヒアルロン酸製剤は直後から吸収がはじまるため、効果のピークは注入直後です。

    ヒアルロン酸のボライトXCの効果的な注入量    

    ヒアルロン酸のボライトXCの効果的な注入量の目安は、「顔全体」は3㏄、顔の上中下にそれぞれ1㏄ずつです。「首のしわ」には左右で1~1.5㏄ずつ、計3㏄までです。

    ヒアルロン酸のボライトXCの注入場所

    ボライトXCは首または顔全体、皮膚表面(真皮深層)に均等に注入します。他の製剤のようにピンポイントでボリュームを与えるのではなく、広範囲に少量ずつ注入します。

    ヒアルロン酸のボライトXCの料金

    ヒアルロン酸のボライトXCの料金は、部位ごとや本数単位、1㏄単位など、クリニックにより異なります。また、アフターケア代や診察代、針代などが別のこともあります。最終的な金額を確認しておきましょう。

    ヒアルロン酸のボライトXCの痛み

    ヒアルロン酸のボライトXCは、注入時に針の痛みがあります。痛みの感覚には個人差がありますが、細い針の使用や、注入前に施術部位を冷やしたり表面麻酔を塗布したりすることで、痛みは緩和されます。痛みへの不安が強い場合は、吸入タイプの笑気麻酔を使うことで緩和されるので、クリニックに取り扱いがあるか確認するとよいでしょう。

    ヒアルロン酸のボライトXCのダウンタイム

    ヒアルロン酸のボライトXCのダウンタイムはほとんどありません。稀に腫れや痛み、内出血が起こることがありますが、時間の経過とともに治まります。腫れや痛みは冷やすと落ち着き、内出血はファンデーションやコンシーラーでカバーできます。

    ヒアルロン酸のボライトXCで失敗しないために

    ヒアルロン酸注入の仕上がりは医師の技術力に左右されます。クリニックのホームページなどで症例実績を確認しましょう。また、術後はスムーズな回復のため医師の指示に従って過ごしてください。術後24時間の飲酒や激しい運動、循環を促す行為は、ダウンタイム症状が強くあらわれやすくなります。術後2週間はマッサージや圧迫をすると製剤が移動するリスクがあります。メイクは翌日から可能です。

    イセアクリニックのヒアルロン酸のボライトXC

    イセアクリニックのヒアルロン酸注入は、ボライトXCを含む「アラガン社のジュビダームビスタシリーズ」のほか、​MFDS(韓国食品医薬品安全庁)とEDQM(欧州医薬品品質理事会)に認可を受けた「ニューラミス」、鼻や顎の形成には「クレヴィエル」をご用意しています。

    ヒアルロン酸のボライトXCに関するよくある質問  

    ヒアルロン酸のボライトXCに関するよくある質問にお答えします。   

    ヒアルロン酸のボライトXCの効果はいつから? 

    ヒアルロン酸のボライトXCの効果は、施術2週間から1か月後で実感していただけます。

    ヒアルロン酸のボライトXCの副作用は?

    ヒアルロン酸のボライトXCの副作用は、針を刺すことによる痛み、内出血、腫れなどです。いずれも自然に落ち着きます。

    ヒアルロン酸のボライトXCは打ち続けると?

    ボライトXCを打ち続けると皮膚のハリや弾力を保つことができる一方、ヒアルロン酸に対し拒否反応が起こり「しこり」ができることもあります。しこりは「ダーゼ」で溶解できます。

    まとめ

    今回は以下の内容についてご説明しました。

    ・ヒアルロン酸のボライトXCとは?

    ・他のヒアルロン酸とボライトXCの違い

    ・ヒアルロン酸のボライトXCは1回で効果がある?

    ・ヒアルロン酸のボライトXCの効果的な注入量

    ・ヒアルロン酸のボライトXCの注入場所

    ・ヒアルロン酸のボライトXCの料金

    ・ヒアルロン酸のボライトXCの症例

    ・ヒアルロン酸のボライトXCの痛み

    ・ヒアルロン酸のボライトXCのダウンタイム

    ・ヒアルロン酸のボライトXCで失敗しないために

    ・イセアクリニックのヒアルロン酸のボライトXC

    ヒアルロン酸のボライトXCは、正式名を「ジュビダームビスタボライトXC」といい、「肌質改善」を目的としたアラガン社のヒアルロン酸製剤です。他のヒアルロン酸がピンポイントでシワ改善や輪郭形成を目的としているのに対し、ボライトXCは顔や首など広範囲の肌質にアプローチします。1回の治療でも効果は感じられますが、効果の持続期間は約4~9か月程度です。注入量は顔全体・首に各3㏄までが目安。注入時に針を刺す痛みがありますが、不安な人はどのような痛み対策があるかをクリニックに確認しておきましょう。ダウンタイムはほとんどありませんが、腫れや内出血が起こることもあります。ボライトXCで失敗しないためには、技術力のあるクリニックを選び、術後の注意を守って生活しましょう。イセアクリニックでもボライトXCを取り扱っています。症例をご確認いただき、不明な点は無料カウンセリングにてお問合せください。

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    皮膚外科医 大山 希里子
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