クレーター

2019.09.24

陥没したニキビ跡を治したい!治療方法を写真と図で徹底解説

今回は陥没したニキビ跡の改善方法について説明します。

ニキビが治っても、ニキビがあった場所が陥没してしまい、ニキビ跡として残ってしまい悩んでいる方は多いのではないでしょうか。そんな方の為に、今回は陥没したニキビ跡の改善方法や原因を説明します。

1 陥没したニキビ跡が出来てもニキビ跡治療で改善できる

陥没したニキビ跡を治すためにはニキビ跡治療が必要です。ニキビによって陥没した症状は「ニキビ跡の凹み」「クレーター」と呼ばれ、ニキビが治った後に残る後遺症のようなもので、放っておいて治るものではありません。その為、陥没したニキビ跡の改善には、ニキビ跡治療のような専門的な治療が必須です。下記では当院で行っている陥没したニキビ跡に効果的な治療方法を紹介します。

1-1  パールフラクショナルレーザー

パールフラクショナルレーザーは、小さな点(ドット状)のレーザーを肌の深い層まで届かせる治療です。レーザーでわざと皮膚の組織を破壊することで、創傷治癒の力が働き、コラーゲンやエラスチンが生成されます。その効果で、陥没した部分に新しい肌を作ることが出来ます。

【痛み】
細かい針で刺されるようなレーザーの痛みを感じます 。
【ダウンタイム】
期間:最長で2週間
症状:赤み・腫れ・かさぶた・痒みを感じる可能性があります。

① ドット状のレーザーを肌の奥に届かせます。
②  肌は穴の開いた組織を治そうとコラーゲンなどが増生されます。
③ 新しい肌が生成されて、凹みが改善されます。

1-2 ダーマローラー(ダーマペン)

ダーマローラーとは、極細の針で肌に目に見えない程の小さい穴をあけていく施術です。ダーマローラーは針を肌の奥まで届かせることで、パールフラクショナルレーザーと同様に創傷治癒の力が働きます。創傷治癒の効果で、コラーゲンやエラスチンが生成されて陥没した部分に新しい肌を作ることが出来ます。また、当院ではダーマローラー(ダーマペン)とセットでPRX(マッサージピール)を行います。PRXはコラーゲン生成を促す効果がある為、組み合わせるとさらに効果が上がります。

【痛み】
極細のハリで皮膚に穴を開ける為、痛みを感じる事があります。
【ダウンタイム】
期間:最長で2週間
症状: 炎症後色素沈着を起こす可能性があります。

① 極細の針で肌の奥まで穴をあけます
肌が開いた穴を治そうとして、創傷治癒の力が働き、肌が生まれ変わります。

1-3 ジェネシス(レーザー治療)

ジェネシスは、レーザーの熱を利用する治療方法です。パールフラクショナルレーザーのようなあえて皮膚に穴を開けるものとは異なります。肌の奥にレーザーの熱を込める事で、コラーゲンやエラスチンの産生を促します。また、ジェネシスはレーザーピーリングの効果がある為、肌の生まれ変わり、新陳代謝を整える治療方法です。ジェネシスは陥没したニキビ跡の中で、陥没が浅い症状に効果的です。しかし、陥没が深い症状には効果が薄く、陥没の深い症状の場合は、上記で説明したパールフラクショナルレーザーやダーマローラーが効果的です。

このように、陥没したニキビ跡には専門的な治療があり、これらの治療方法が必須です。

陥没したニキビ跡について詳しくはこちら>

2 陥没したニキビ跡が出来る原因

陥没したニキビ跡が出来る原因は、肌の奥の真皮層が傷ついているからです。肌は大きく分けて、表皮・真皮・皮下組織の3つに分けられます。通常のニキビは表皮で炎症を起こしますが、悪化したニキビは真皮層にまで届いてしまい、真皮層を傷付けます。表皮は傷付けられても、ターンオーバー(※)が行われる為、新しい皮膚へ生まれ変わります。しかし、真皮層はニキビの炎症で傷付けられると、線維化(硬化)とよばれる現象が起きて固まりができていまいます。この線維化(硬化)によってニキビの炎症が収まった後に、傷ついた部分が陥没し凹みが生まれてしまいます。その為、陥没したニキビ跡を改善するには、上記で説明した治療方法のように、真皮層に働きかける治療が必要不可欠です 。
※ターンオーバーとは、肌の生まれ変わり、新陳代謝の事です。

悪化したニキビが真皮層まで届き、真皮層を傷付けます。
コラーゲンが増加して、硬くなります。すると、皮膚が陥没します 。

3 陥没したニキビ跡を安く治すなら当院の定額制ニキビ跡治療がお勧め

当院のニキビ跡治療は、上記で紹介した3種類の治療方法を含めた10種類以上のニキビ跡治療を、6カ月間回数無制限で受けられる定額制ニキビ跡治療です。陥没したニキビ跡は、ニキビ跡の中でも改善に時間のかかる症状で、1回2回の治療で治るものではありません。陥没したニキビ跡を改善するには、様々な治療を組み合わせて複数回行う必要があります。
その為当院では、料金を気にせず治るまで何回でも治療していただく為に定額制のニキビ治療プランを設けました。

当院の定額制ニキビ治療プランについて詳しくはこちら>

3-1  当院で治療を行った症例写真

20代男性 治療期間6カ月

この症例は、治療前に陥没したニキビ跡が見られます。ダーマローラーを中心に他の治療を組み合わせながら治療しました。すると、治療後は陥没したニキビ跡がほとんど改善され、毛穴も引き締まりました。

4 まとめ

陥没したニキビ跡の改善方法について説明しました。

・陥没したニキビ跡には、ニキビ跡治療が必要
・陥没したニキビ跡の原因は、真皮層が傷ついているから
・陥没したニキビ跡を治療するなら当院の定額制ニキビ跡治療プランがオトク

陥没したニキビ跡の改善は決して簡単なものではありません。しかし、根気強く治療すれば治る症状です。諦めず医師とともに治しましょう。


この記事の監修

皮膚外科医

大山 希里子

経歴

  • 平成25年

    藤田医科大学 卒

  • 平成27年

    東京都立墨東病院皮膚科

  • 令和1年

    東京イセアクリニック 入職

  • 令和2年

    セルリアンタワーイセアクリニック院長就任

  • 令和3年

    東京イセアクリニック 美容皮膚科診療部長就任

関連記事

ご予約フォーム

イセアクリニックニキビ・ニキビ跡治療専用ご予約フォームです。 ご予約は各種ご予約フォーム、お電話にて受け付けております。

はじめてのご予約の方

診察券をお持ちの方・再診のご予約の方

無料トライアルご予約の方

アクセス