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  • 鼻翼縮小で元に戻るリスクを、術式別に医師が解説

    投稿日:
    2023/04/21
    戻る 鼻翼縮小
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    小鼻を小さくする「鼻翼縮小」の治療をしても、元に戻ることがあるのでしょうか。術式別の元に戻るリスクや、術式を選ぶ基準、術式ごとの症例を写真とともに医師が解説します。鼻翼縮小で元に戻るのが心配な人におすすめの方法も紹介します。

    鼻翼縮小とは

    鼻翼縮小は小鼻や鼻の穴を小さくする手術。日本人の鼻は、小鼻が丸く厚みを帯びている特徴があり、小鼻や鼻の穴、鼻全体を小さくしたい、広がりを治したい、というニーズも多くあります。小鼻や鼻の穴を小さくする術式には、メスを入れる「外側切開法」「内側切開法」のほか、切らずに針や糸のみで治療する「非切開法」などがあります。切開法のダウンタイムは約2週間、完成までは約3か月。非切開法は治療後すぐに効果を実感していただけます。

    鼻翼縮小は元に戻ることがある?

    基本的に、切除した皮膚や骨は元に戻ることはありません。「外側切開法」は元に戻らないと考えてよいでしょう。稀に「内側切開法」で切開範囲が小さすぎた場合は、元に戻ってしまう可能性があります。
    メスを入れない「非切開法」の場合は、元に戻ることがあります。非切開法のうち糸で縫い寄せるだけの「埋没法」は、糸が切れたり緩んだりして元に戻りやすい治療です。

    【術式別】鼻翼縮小で元に戻るリスク

    鼻翼縮小の各術式の概要、元に戻るリスク、どんな人におすすめかを解説します。

    外側切開法

    【概要】

    小鼻の外側の皮膚を切除して縫合し、5~7日後に抜糸を行います。見えるところに傷ができ、傷跡や赤みが完全に消えるまでには6か月~1年程度かかります。

    【元に戻るリスク】

    なし、効果は半永久的です。

    【おすすめの人】

    小鼻が外側に張り出している人、大きな変化を望む人、半永久的な効果を得たい人。

    内側切開法

    【概要】

    鼻の穴の内側から切開して縫合し、5~7日後に抜糸を行います。鼻の穴を小さくする効果もあります。傷口は内側のみなので目立たず、ダウンタイムも外側切開法よりもやや短く済みます。

    【元に戻るリスク】

    なし、効果は半永久的です。

    【おすすめの人】

    小鼻だけだけでなく鼻の穴も小さくしたい人、半永久的な効果を得たい人、見えるところに傷跡を残したくない人。

    非切開法

    【概要】

    「埋没法」は小鼻を糸で縫い寄せることで、小鼻を小さくする治療です。抜糸をすれば元に戻ります。ダウンタイムはほとんどありません。

    【元に戻るリスク】

    あり、6か月程度で戻ります。

    【おすすめの人】

    メスを入れたくない人、ダウンタイムが取れない人、初期費用を抑えたい人。

    鼻翼縮小の術式を選ぶ基準

    鼻翼縮小の術式を選ぶ際は、元の鼻の形や状態、患者様のご希望を元に、経験のあるクリニックに相談するとよいでしょう。鼻の穴の大きさ、鼻底の広がり、鼻翼の張り出しなど、鼻の状態により適応が異なるため、適切な術式であれば効果が期待できます。希望する変化の程度、傷の残りやすさなどの体質、「見えるところの傷は絶対に残したくない」などのご希望を尊重しながら、それぞれの術式のメリット・デメリットを考慮して、術式を選択します。ご自身でも治療について情報収集したうえで、信頼できる実績のあるクリニックで専門家のアドバイスを受けましょう。

    鼻翼縮小の症例写真

    鼻翼縮小の症例を写真とともに紹介します。

    こちらの症例を詳しく見る

    鼻翼縮小のその他の治療

    鼻翼縮小のその他の治療には「ボトックス注入」があります。鼻を大きく見せている筋肉には、小鼻を横に引っ張る上唇鼻翼挙筋や、鼻の穴を広げる鼻孔開大筋があります。ボトックス製剤を、お悩みの原因となっている筋肉に注入すると、過剰な動きを抑えることができます。これらの筋肉の動きを抑えることで、小鼻や鼻の穴を広がりにくくする治療です。効果は1か月ほどであらわれ、持続期間は約3~4ヵ月。自然に元に戻りますが、繰り返し注入することで筋肉の癖が改善されると、元に戻りにくくなります。

    鼻翼縮小で戻るのが心配な人はどうすればいい?

    鼻翼縮小で元に戻るのが心配な人におすすめの方法を紹介します。

    元に戻るのが前提の治療を受ける

    患者様により治療のご希望や優先順位は異なります。傷を残したくない、メスを入れたくない、ダウンタイムが取れないなどのご事情により、「切開法は受けない」と決めている人もいるでしょう。その場合、元に戻るのが前提の治療を繰り返し受けるという選択肢もあります。大きな変化は望めませんが、ボトックス注入を繰り返すことで筋肉の癖が改善する可能性はあります。

    戻る可能性の低い手術を選ぶ     

    内側切開法や外側切開法は余分な皮膚を切り取る治療です。一度切除した皮膚は戻ることはありません。「元に戻らない方法」を優先するのであれば、切開法を受けるとよいでしょう。

    技術力のあるクリニックで手術を受ける

    鼻翼縮小の治療は技術力のあるクリニックで受けましょう。
    切開法を行うと、元には戻せません。非切開法は元に戻すことはできますが、ボトックスの注入箇所を誤れば不自然な仕上がりになる可能性があります。
    患者様の鼻の状態により、適した術式や戻りやすさは異なります。術式の見極めやデザイン力も医師の技術です。クリニック選びの際はホームページで医師の技術・症例実績等を確認し、カウンセリングで不明な点や気になる点を解消しましょう。

    イセアクリニックの鼻翼縮小の特徴

    イセアクリニックは形成外科専門医が常駐し、数多くの手術を扱う、日本形成外科学会から教関連施施設としての認定を受けている実績のあるクリニック。知識も経験も豊富な医師が治療にあたり、電気メスなどの余計な器具を使用しないため、余計なダウンタイムが生じることもなくきれいに仕上げます。カウンセリングは医師・カウンセラーともに何度でも無料ですので、術式に迷いがある人も十分にご納得いただいてから治療をお受けいただけます。治療費には診察代や針代、基本の麻酔代、アフターケア代などが含まれており、料金体系は明瞭。イセアクリニックの鼻翼縮小は内側法・外側法いずれの術式を選択しても同一料金です。

    鼻翼縮小に関するよくある質問

    鼻翼縮小に関するよくある質問にお答えします。

    切らない鼻翼縮小は元にもどりますか?

    答え

    非切開法は約6か月で元に戻ることがあります。ボトックス注入は3~4か月で元に戻りますが、繰り返し注入することで戻りにくくなります。      

    鼻翼縮小で小鼻の大きさは希望通りになりますか?

    答え

    カウンセリングでご希望をお伝えいただき、適した術式を提案いたしますので、十分ご納得されてから治療をお受けください。術中も局所麻酔下では意識がありますので、小鼻のサイズをご確認いただけます。

    切らない鼻翼縮小は切る鼻翼縮小と戻りに違いがありますか?

    答え

    切らない鼻翼縮小「埋没法」は糸で縫い寄せるだけなので、6か月程度で元に戻りやすい術式です。切る鼻翼縮小は基本的には元に戻りません。縫い寄せが弱かった場合や、切開が少なすぎた場合に元に戻ることがあります。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明いたしました。

    ・鼻翼縮小とは

    ・鼻翼縮小は元に戻ることがある?

    ・【術式別】鼻翼縮小で元に戻るリスク

    ・鼻翼縮小の術式を選ぶ基準

    ・術式ごとの症例写真

    ・鼻翼縮小のその他の治療

    ・鼻翼縮小で戻るのが心配な人はどうすればいい?

    ・イセアクリニックの鼻翼縮小の特徴

    鼻翼縮小は小鼻や鼻の穴を小さくする治療法。術式には「外側切開法」「内側切開法」「非切開法」があり、切開法は元に戻りにくいものの、メスを入れない非切開法は、6か月程度で元に戻ることがあります。鼻翼縮小の術式は、鼻の状態、患者様の希望などをもとに、専門家のアドバイスを受けて決めましょう。鼻翼縮小の治療は、他にボトックス注入という方法があります。鼻翼縮小術後に戻ることが心配であれば、戻ることが前提の治療を繰り返すか、戻る可能性の低い手術を選択すること。いずれにしても技術のあるクリニックに相談し、適切な術式で治療を受けるとよいでしょう。

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