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  • 鼻尖形成のデメリットとは?形成外科医が解説いたします

    投稿日:
    2021/06/09
    鼻尖形成・鼻尖縮小
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    こんにちは。東京イセアクリニック形成外科医の鈴木 知佳です。

    鼻先の形を整える治療「鼻尖形成」について、どのような治療なのか、鼻尖形成に起こり得るデメリットやその理由、治療に伴うリスク、失敗しないためにできることを紹介します。また、よくある質問にもお答えします。

    鼻尖形成とは?

    鼻尖形成とは鼻尖(鼻先)の形を変える治療法として、鼻先を細くしたい、団子鼻を改善したいときに選ばれている手術です。鼻尖形成の方法はいくつかあり、例えば、鼻が広がっている人は鼻先にある鼻翼軟骨を、必要に応じ皮膚を縫い寄せます。鼻の脂肪が厚い人は鼻先の脂肪を除去します。鼻先をもっとシャープにしたい人は耳介軟骨を採り、形を整え鼻先に移植します。どの方法で治療するかは、患者様の元の鼻の形や理想の形により異なります。

    鼻尖形成のデメリット

    鼻尖形成のデメリットは、せっかく形を整えても元に戻ってしまったり、治療をしても効果が出にくかったりということなどが挙げられます。なぜ、そのようなデメリットが生じてしまうのか、理由を説明します。

    元に戻ってしまうことがある

    鼻尖形成はもっとも簡単なものだと「鼻の内側から糸をかけ縫い寄せるだけ」で完成します。傷あとが目立ったり残ったりという心配がなく、手軽にできる治療法ですが、デメリットとして、糸が緩んだり外れたりして元に戻ってしまうことがあります。

    効果が出にくい可能性がある

    丸い団子鼻でお悩みの人の中には、もともと「鼻の脂肪が厚い人」がいます。鼻の脂肪が厚い場合には、余分な脂肪の除去を行うことはできますが、見た目の変化が出るほど除去が出来ない方もいるため、満足いく結果が得られない可能性があります。

    脂肪ではなく皮膚そのものが厚い人は効果が出にくいのでおすすめしていません。無理に皮膚を薄くしてしまうと、仕上がりが洗濯ばさみでつまんだような「ピンチノーズ」になってしまうことがあります。

    術後の傷あとが目立つ可能性がある

    耳介軟骨を採取した場合は、耳の裏に傷ができます。

    術後数か月は赤みが出ることがありますが、半年~1年ほどかけて徐々に薄くなり、白く平らに目立たなくなってきます。耳の裏側を隠す髪型であれば、傷も目立ちません。

    鼻尖形成のリスクにも注意しよう

    鼻尖形成により、意図しない変形が起こることがあります。

    ・パロットノーズ(鼻を側面からみたときにオウムのような形になっている鼻):鼻先の脂肪を取り過ぎたり、鼻翼軟骨を縫い寄せすぎたりすると起こることがあります

    ・ピンチノーズ(鼻を正面からみたときに洗濯バサミでつままれたような鼻):鼻翼軟骨を縫い寄せる、患部を固定する際にギプスにより過度に圧迫する、何度も手術する、といった行為により起こることがあります

    ・鼻の穴が変形:デザインに失敗することで起こることがあります

    鼻尖形成を失敗しないためには?

    鼻尖形成のリスクであるパロットノーズもピンチノーズも鼻の穴の変形も、いずれも医師の技術不足によるものです。鼻尖形成で失敗しないためには、実績のあるクリニックを選ぶこと、安易にやり直しを繰り返さないことが大切です。

    実績のあるクリニックを選ぶ

    鼻尖形成の仕上がりは医師の技術力に左右されます。クリニックのホームページやSNSで経験豊富な医師がいるか、症例実績が掲載されているかなどを確認し、実績が確認できるクリニックを選びましょう。

    鈴木が執刀した症例をいくつかご紹介いたします。

    鼻尖形成(耳介軟骨移植)・鼻翼縮小・プロテーゼ隆鼻術を行なっております。

    より詳しいお写真、施術内容はこちらから

    鼻尖形成(耳介軟骨移植)・鼻翼縮小を行なっております。

    より詳しいお写真、施術内容はこちらから

    鼻尖形成(耳介軟骨移植)・鼻翼縮小・プロテーゼ隆鼻術を行なっております。

    より詳しいお写真、施術内容はこちらから

    やりすぎないこと

    鼻尖形成完成後に「理想と違った」「気持ちが変わった」などの理由で再手術を希望されることもあるでしょう。ただし、鼻尖形成をやりすぎると軟骨や脂肪を除去しすぎて変形などのトラブルを招いたり、顔に対して鼻が細すぎるなどバランスが崩れたりといった可能性もあります。必要最小限の治療で理想を手にいれることができるよう、治療を受ける前に、元の顔とのバランスを考え、可能な限り元の鼻の形を生かした治療を行っているクリニックを選びましょう。

    カウンセリングで納得してから治療を受ける

    カウンセリングでは、医師が患者様の鼻の状態を診ながらお悩みやご希望をうかがいます。リスクについてもお伝えし、元の形を生かした最適なデザインを提案させていただきます。ご納得いただいたうえで、医師とイメージを共有してから治療に臨みましょう。イセアクリニックではカウンセリングは納得いくまで何度でも無料です。

    鼻尖形成とデメリットに関するよくある質問

    鼻尖形成とデメリットに関するよくある質問にお答えします。

    鼻尖縮小と鼻翼縮小をセットで行ってもいいですか?

    たくさん治療を行うよりも、全体のバランスをとることが大切です。例えば、鼻尖形成により小鼻が中央部に引き寄せられると、それだけで全体のバランスが整い、鼻の印象が小さくなり鼻翼縮小を行わなくて良い場合があります。反対に、鼻翼縮小をすることで鼻尖部が相対的に太くみえ、鼻尖縮小が必要になることもあります。個人差があるので、必ずしもセットでの治療は推奨しません。

    プロテーゼが入っていますが、鼻尖形成はできますか? 

    できます。ただし、プロテーゼの形や入れ方により、取り出す必要があります。鼻尖形成時、鼻尖を縫い合わせる部位、耳介軟骨を移植する部位はL型プロテーゼが邪魔になってしまいます。その場合は、プロテーゼを残すことで、かえって鼻の穴が丸見えになるなどのリスクがあります。なお、L型プロテーゼはI型プロテーゼに入れ替えることができます。I型であれば、鼻尖形成も行うことができます。

    まとめ

    この記事では、以下の内容について説明させていただきました。

    ・鼻尖形成とは

    ・鼻尖形成のデメリット(元に戻ってしまうことがある/効果が出にくい可能性がある/術後の傷あとが目立つ可能性がある)

    ・鼻尖形成のリスクにも注意しよう

    ・鼻尖形成を失敗しないためには(実績のあるクリニックを選ぶ/やりすぎない/カウンセリングで納得してから治療を受ける)

    ・よくある質問(鼻尖縮小と鼻翼縮小をセットで行ってもいいですか?/プロテーゼが入っていますが、鼻尖形成はできますか? )

    鼻尖形成にはいくつかの方法がありますが、鼻の状態に合っていないと、あまり効果が感じられない、元に戻ってしまう、変形してしまうなどのリスクがあります。失敗を避けるには実績のあるクリニックを選びしっかりとカウンセリングを受け、やりすぎないことです。他の治療との同時手術はおすすめできない場合もあります。

    鼻尖形成・鼻尖縮小術について詳しくはこちらから

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    美容外科・皮膚科
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