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  • 鼻尖形成の副作用とは?医師が解説

    投稿日:
    2023/05/08
    副作用 鼻尖形成
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    鼻尖形成」は鼻先をシャープに整える外科手術。どのような手術にも、メスを入れる以上、副作用が伴います。

    では、鼻尖形成には、具体的にどのような副作用が想定されるのでしょうか。特に注意すべき副作用について、医師が解説します。また、鼻尖形成の副作用を最小限に抑えるためにできることとして、副作用の少ない治療や術式も紹介し、副作用が出たときの対処法についても紹介します。

    鼻尖形成に副作用はある?

    鼻尖形成は、鼻先をシャープにする手術。団子鼻のように丸みを帯びた鼻先の〝余分な軟骨や皮下組織〟を取り除き、鼻先を形作る左右の〝鼻翼軟骨〟を中央に引き寄せることで、鼻先の向き、形、高さを調整します。さらに、鼻先を高くしたい場合やはっきりとした効果を出したい場合、耳の軟骨を鼻先に埋め込む「耳介軟骨移植術」を併用します。メスを入れるため、ダウンタイム症状やリスクを伴います。ダウンタイム期間は約2週間、完成までは約3か月です。

    鼻尖形成の副作用

    鼻尖形成の副作用には「腫れ、赤み、痛みなどのダウンタイム症状」のほか、「血腫」「感染」「左右差や意図しない変形」「顔全体のバランスが崩れる」などのリスク、耳介軟骨移植に伴う「耳の裏の傷あと」などがあります。

    腫れ、赤み、痛みなどのダウンタイム症状

    鼻尖形成術後のダウンタイム症状には痛み、腫れ、内出血などがあります。痛みは鈍痛で、数日がピーク、1週間程度で治まります。処方の痛み止めを内服いただくことで、日常生活に支障がない程度に治まるでしょう。目立つ腫れは1~2週間で治まりますが、完成までは不安定なため、腫れがあらわれることもあります。痛みや腫れが辛いときは、断続的に冷やすと緩和されます。内出血はメイクでカバーできる程度です。必要以上に血流を促すと腫れや痛みが強く出ることがあるため、注意して過ごしましょう。

    血腫

    血腫とは出血した血液が塊になり溜まること。鼻尖形成の手術部位に血液が溜まると、鼻先が紫色に膨れ上がることがあります。血腫は感染を引き起こす場合もあるため、症状に気づいたら受診してください。

    感染

    稀に、傷口からばい菌が入り、感染を起こすことがあります。感染すると、強い痛みや腫れ、熱感、さらには白い膿などの症状があらわれることや、通常のダウンタイムよりも腫れが長引くこともあります。完治には抗生剤の内服や点滴投与が必要になるため、症状に気づいたらすぐに受診してください。

    耳の裏の傷あと

    「耳介軟骨移植」をすると、耳の裏の軟骨採取部位に傷ができます。はじめは赤くなりますが、時間の経過とともに白く薄く目立たなくなります。耳の変形はありません。耳の裏はもともと人目につきにくく、髪の毛で隠すこともできます。

    左右差や意図しない変形

    鼻尖形成の仕上がりは医師の技術に左右されます。技術不足により、意図せず左右差が生じたり、鼻先が上を向いた「アップノーズ」や洗濯ばさみでつまんだような「ピンチノーズ」になってしまったりすることがあります。

    顔全体のバランスが崩れる

    鼻先だけを見ていると、顔全体のバランスが崩れることがあります。「理想的な鼻先の形や大きさ」は、小鼻や鼻筋などを含んだ「鼻全体」、目や輪郭などを含んだ「顔全体」におけるバランスで変わります。クリニックを選ぶ際は、症例写真を確認し、鼻以外のバランスも含めてバランスのよい仕上がりになっているか確認しておきましょう。

    鼻尖形成で特に注意するべき副作用

    鼻尖形成で特に注意したい副作用は、仕上がりに関すること。医師の見立て違いや技術不足により「効果があまり得られない」場合や、「理想と異なる仕上がり」や「不自然な仕上がり」になることがあります。再手術や他の部位の手術をすることもできますが、身体的にも経済的にも負担がかかるため、必要以上の再手術は避けたいところ。実績のあるクリニックを選びましょう。

    鼻尖形成の副作用を最小限に抑えるには

    鼻尖形成の副作用を最小限に抑えるには「より副作用の少ない整形を受ける」「副作用の起きにくい術式を選ぶ」「万が一違和感を覚えたらすぐにクリニックに相談する」とよいでしょう。

    より副作用の少ない整形を受ける

    鼻尖形成よりも副作用が少ない整形として、メスを使わない「ヒアルロン酸注入」や「糸リフト」があります。ヒアルロン酸を鼻筋や鼻根に注入すると、鼻の形を整え、高くし、鼻筋を通してくれます。持続期間は数か月~2年程度。ダウンタイムは殆どなく、気に入らない場合は「ダーゼ」を注射すればヒアルロン酸を分解して元に戻すことができます。
    糸リフトは「切らない鼻中隔延長」と呼ばれ、鼻に溶ける糸を通し、切らないで鼻を高くします。ダウンタイム症状として、痛み・腫れ・内出血などが1~2週間あり、効果は1年程度です。

    万が一違和感を覚えたらすぐにクリニックに相談する

    術後、一般的なダウンタイム症状以外の違和感を覚えた場合、クリニックに相談しましょう。例えば「感染」が起きた場合、抗生剤の投与が必要になります。時間が経つと化膿してしまい、切開・洗浄をしても改善がみられなければ、移植した軟骨を抜去することに。抜去後は感染源の細菌が完全に消えて、皮膚がやわらかくなるのを待ってから再手術となります。また、「血腫」は自然に吸収されることもありますが、鼻先が紫色に腫れあがり、太くなってしまうこともあります。違和感を覚えたら、直ちにクリニックにご連絡ください。

    イセアクリニックの鼻尖形成

    イセアクリニックの鼻尖形成は、高い技術を持つ経験豊富な医師が担当。出血を抑えながら、バランスよく仕上げます。状態を診てご希望をうかがい、適した治療・術式を提案します。カウンセリングは何度でも無料ですので、術式や副作用についても納得するまでご相談ください。他院修正に関しましては、カウンセリング時にお問合せください。

    こちらの症例を詳しく見る

    鼻尖形成に関するよくある質問

    鼻尖形成に関するよくある質問にお答えします。

    鼻尖形成の副作用は?     

    答え

    鼻尖形成の術後は、痛み、腫れ、内出血などのダウンタイム症状、血腫や感染のリスク、があります。ダウンタイムは約2週間、目立つ症状は約1週間で治まります。

    鼻尖形成のダウンタイムはどのくらい腫れますか?

    答え

    鼻尖形成のダウンタイムは約2週間です。1週間程度で大きな腫れは引いてきますが、完成目安の約3か月後までは不安定な状態のため、腫れることがあります。

    鼻尖形成の手術を受けたいのですが、痛みが心配です。

    答え

    手術は局所麻酔の効果で痛みを感じることがありません。痛みへの不安が強い場合は吸入式の補助麻酔もご利用いただけます。術後の痛みは鈍痛で、数日がピーク。殆どの場合、処方の鎮痛剤を内服いただくことで生活に支障なくお過ごしいただけます。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明させていただきました。

    ・鼻尖形成に副作用はある?

    ・鼻尖形成の副作用

    ・鼻尖形成で特に注意するべき副作用

    ・鼻尖形成の副作用を最小限に抑えるには

    ・イセアクリニックの鼻尖形成

    鼻尖形成はメスを入れる治療のため、副作用を伴います。痛み、腫れ、内出血などのダウンタイム症状の他、感染や血腫のリスク、耳介軟骨移植を行った場合は耳の裏に傷ができます。また、意図しない変形や顔全体のバランスが崩れることも。特に注意したいのは、仕上がりに関することです。副作用を最小限に抑えるために、副作用が起きにくい治療や術式を選択すること、異常を感じたらすぐに受診しましょう。

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