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  • 鼻尖形成の痛みをシーン別に比較!術後や抜糸も痛い?

    投稿日:
    2022/12/07
    痛み 鼻尖形成・鼻尖縮小
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    鼻先を細くしたり、団子鼻を改善したりするために行う「鼻尖形成」。治療にまつわる痛みには、どのようなものがあるのでしょうか。鼻尖形成に伴う痛みのタイミングをシーン別に比較し、それぞれの痛みに合わせた緩和方法について解説します。注意したい“受診が必要な痛み”の見分け方も紹介します。

    鼻尖形成とは

    鼻尖形成とは、鼻尖(=鼻先)の形を整える手術です。鼻先を細くしたり、団子鼻を改善したりするために、必要に応じて鼻先の脂肪を除去したり、左右に広がった鼻翼軟骨を縫い寄せたりすることで、鼻先の丸みが改善されます。
    鼻の中を縫合する際は吸収される糸を用いるため抜糸は不要ですが、患者様の鼻の状態により鼻柱(鼻の穴と穴の間)を切る必要がある場合は、吸収されない糸を用いるため抜糸が必要となります。
    鼻翼軟骨が元々小さい方や、しっかりと変化を求める方の場合、耳の裏側から耳介軟骨を採取して鼻先に移植します。

    鼻尖形成の痛みのピークは?

    鼻尖形成の痛みのピークは、術前に神経ブロック麻酔と局所麻酔の注射を刺すチクリとした痛みです。
    麻酔が効いている間は意識があっても痛みを感じることはなく、術後に麻酔が切れた後に出る痛みは鈍痛です。注射の痛みが心配な方や不安が強い方には、補助的麻酔として局所麻酔の前に「笑気麻酔」や「静脈麻酔」、「全身麻酔」などもご利用いただけます。

    鼻尖形成で痛いタイミング

    鼻尖形成で痛みを伴うタイミングとその程度について、麻酔時・術中・術後・抜糸・抜糸後に分けて紹介します。

    麻酔の痛み

    鼻尖形成の手術では、術前に神経ブロック麻酔と局所麻酔を注入します。鼻尖形成で最も痛いタイミングが麻酔注入時の痛みと言われるものの、それほど大げさなものではなく、針を刺すときのチクリとした痛みです。クリニックではなるべく細い注射針を使用することで痛みの緩和を図っています。それでも不安な方は、注射の前に補助麻酔として吸入式の笑気麻酔を用いることもできます。あるいは静脈麻酔や全身麻酔を選択された場合、眠ったまま手術を終えることができます。

    術中の痛み

    麻酔が効いている間は痛みを感じることはありません。神経ブロック麻酔や局所麻酔の追加、意思の疎通を図ることもできます。

    術後の痛み

    麻酔が切れた直後は鈍痛があらわれますが、時間の経過とともに自然におさまります。痛みのピークは数日で、処方された鎮痛剤を内服することで痛みが緩和され、日常生活に支障なく過ごすことができます。

    抜糸の痛み

    鼻の穴の内側の切開部分は吸収糸で縫合します。縫合した糸は徐々に吸収されるため、抜糸は不要です。吸収糸による痛みはありません。

    鼻柱を切開した場合は溶けない糸で縫合するため、5~7日後に抜糸を行います。抜糸の痛みは髪の毛を引っ張られる程度の痛みです。針を刺したり、メスで切るような痛みではありません。痂皮が固着している場合はそれを剥がす際に痛みが生じます。抜糸に伴う痛みはほとんどありません。

    抜糸後の痛み

    術後の痛みは徐々に引いていき、抜糸のときには術後1週間程経っているため、ほぼ落ち着いています。抜糸による痛みの影響もありません。切開部分は半年程度で柔らかく、白い傷になっていきます。それまでの間は外的刺激により違和感などを感じることは生じる可能性があります。

    どれくらい痛みが続いたら受診するべき?

    鼻尖形成術後の痛みは鈍痛で、数日をピークに徐々に落ち着くものです。抜糸による影響もありません。鋭い痛みがあらわれたときや、2~3日経過してから急に痛みや腫れが強くなったときには、感染の可能性があります。すみやかに受診しましょう。2週間を過ぎても痛みが続くような場合も、ご相談ください。

    痛みを和らげる対処法を紹介

    鼻尖形成術後の痛みを軽減するには、いくつかのポイントがあります。

    • 術後の生活指導を守る:鼻尖形成の術後は、日常生活に支障がでるような大きな制限はありませんが、長時間の入浴や激しい運動により患部の血流を促す行為は、痛みを増強さ長引かせてしまいます。
    • 冷やす:痛みや腫れは炎症によるものです。炎症を鎮めるには、氷や保冷剤などを当てると緩和することができます。冷やしすぎると凍傷を招く恐れがありますので、断続的に使用しましょう。
    • 実績あるクリニックを選ぶ:麻酔による痛みのコントロールが可能であるかどうかはもちろん、感染による痛みの発生を避ける感染管理ができているかなど、不要なリスクを避けるためにも、ホームページ等を確認し実績のあるクリニックを選びましょう。

    イセアクリニックの鼻尖形成  

    イセアクリニックでは、必要以上の痛みを感じずに治療を受けられるよう努めています。鼻尖形成では、神経ブロック麻酔や局所麻酔の他に、痛みや不安を緩和する補助的な麻酔を複数用意しています。

    • 笑気麻酔:鼻から笑気ガスを吸い込むことで、お酒を飲んで酔っ払ったようなふわふわした感覚になります。局所麻酔の注射針を刺す痛みを緩和することができます。
    • 静脈麻酔:静脈に点滴で麻酔を入れることによって、軽く眠った状態で施術が受けられます。恐怖心が強い方などご希望に応じてご利用いただけます。
    • 全身麻酔:点滴によって深く眠った状態になりますが、静脈麻酔と異なり、自力呼吸ができないレベルまで全身の筋肉を緩ませるため、酸素マスクを用いて人工呼吸を行う必要があります。執刀医とは別に麻酔医が呼吸や血圧を観察しながら行います。

    イセアクリニックは、豊富な実績があり専門医が常駐していることから、日本形成外科学会の教育関連機関として認定されています。実際にクリニックで行われた症例をホームページに掲載しておりますので、仕上がりをご確認ください。

    こちらの症例を詳しく見る

    鼻尖形成に関するよくある質問

    鼻尖形成に関するよくある質問にお答えします。

    鼻尖形成の抜糸は痛い?

    鼻の穴の内側の切開部分は吸収糸で縫合するため、抜糸は不要です。鼻柱を切開した場合は溶けない糸で縫合するため、5~7日後に抜糸します。糸は細く、皮膚と癒着することなく抜けるため、痛みはありません。

    術後の生活で痛みを抑えるためにできることはありますか?        

    術後は医師の指示に従い、生活上の注意事項を守りましょう。患部を刺激したり血流を促したりする行為は、痛みやその他のダウンタイム症状を増強したり長引かせたりしてしまいます。入浴や飲酒が可能になってからも、長時間の入浴や過度の飲酒、激しい運動など体を温めるような血流を促す行為は避けましょう。

    術後の痛みが治まるのはいつですか

    ダウンタイムは約2週間、目立つ症状は1週間程度、メスを入れる手術なので3日程度がもっとも強く痛みを感じます。ただし、術後の痛みは鈍痛で、処方の鎮痛剤を内服することで日常生活を送ることができますので、ご安心ください。

    まとめ

    今回は以下の内容について解説しました。

    ・鼻尖形成とは

    ・鼻尖形成の痛みのピークは?

    ・鼻尖形成で痛いタイミング

    ・どれくらい痛みが続いたら受診するべき?

    ・痛みを和らげる対処法を紹介

    ・イセアクリニックの鼻尖形成

    鼻先の形を整える「鼻尖形成」に関する痛みのピークは、神経ブロック麻酔や局所麻酔の注射を刺すときですが、笑気麻酔や静脈麻酔などの補助麻酔で緩和できます。術後は鈍痛がありますが、処方の鎮痛剤で緩和できます。抜糸の痛みはありません。術後、鋭い痛みや2週間以上たっても治まらない痛みがある場合は、受診が必要です。ダウンタイムの痛みを和らげるには、医師からの生活の指示を守ること、クーリングを行うこと、実績あるクリニックを選ぶことがポイントです。

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