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  • 鼻プロテーゼのギプスは必須?装着期間も解説

    投稿日:
    2022/05/25
    ギプス プロテーゼ隆鼻術
    酒井 新介医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    技術指導医
    酒井 新介

    Shere

    鼻プロテーゼの術後は鼻にギプスを装着します。「ギプスが目立って鼻プロテーゼをしたことが周囲にばれないか?」「いつまでギプスをつけるのか?」「外してはいけないのか?」という疑問もあるでしょう。ギプスの仕様や必要性をはじめ、ギプスの装着期間からギプスが取れた後までの注意点を、経過写真とともに医師が解説します。

    鼻プロテーゼのギプスとは     

    鼻プロテーゼは、鼻スジに医療材料であるプロテーゼを挿入する手術。鼻スジをくっきりさせたり、鼻の付け根の高さを出したりする効果があります。
    施術は局所麻酔下で行われます。鼻の穴の内側をメスで切開し、軟骨上を剥離します。鼻の付け根は鼻骨という骨なので“骨膜”という鼻の骨の周りの膜を必要なサイズだけ剥がし“ポケット”を作ります。プロテーゼをポケットに入れ、体内に吸収される糸で傷口を縫合するため、傷が外から見えることはありません。抜糸も不要です。

    術後はテープやギプスで鼻の固定を行います。ギプスとは術後の患部の固定を行い、変形を予防する装具のこと。挿入したプロテーゼはポケットに収まった状態ですが、皮膚の中で糸や金属による固定はされていません。代わりに一定期間は外からテープやギプスで固定します。

    「ギブス」と勘違いされることがありますが、正しくは「ギプス」です。

    ギプスの仕様

    術後はテープ固定を行い、ギプスを被せます。テープは眉間から鼻先までのプロテーゼを挿入した周囲に、頬から鼻全体にかけて貼付。その上に折り曲げた板のようなギプスで鼻先の形を保つように挟み、固定を行います。きつく締めすぎないようにします。

    ギプスの必要性

    鼻プロテーゼの術後にギプスをするのは、鼻の中でプロテーゼがずれないようにするため。原則として、安静にしていればずれることはありませんが、腫れを抑える効果もあり、寝ている間にぶつけてしまうリスクも軽減できます。ご自身で外さないようお願いします。どうしても外したいという希望がある場合は、事前にご相談ください。

    鼻プロテーゼのギプスの装着期間

    鼻プロテーゼのギプス装着期間は3~7日間程度。術後の再診時に医師が鼻の状態を確認し、問題がなければギプスを外します。ライフスタイルにもよりますが、日中はデスクワークなど、ぶつけるリスクの少ない環境であれば、テープ固定のみでも大丈夫です。詳しくは医師にご相談ください。

    鼻プロテーゼでギプス装着中の注意点

    ギプス装着中は濡らさないようにご注意ください。当日から洗顔、シャワーの利用が可能ですが、ギプスを濡らすと外れやすくなってしまいます。

    コンタクトは当日から使用可能です。メガネは軽く乗せる程度であれば大丈夫ですが、ギプス装着中はメガネにかかった圧力でプロテーゼがずれてしまうことも想定されます。長時間の使用は2週間後まで避けてください。

    鼻プロテーゼのギプスはマスクで隠せる?

    ギプスは、大きめのマスクで隠すことができます。クリニックによりギプスのサイズは異なりますが、眉間近くまでギプスを装着する場合、普通サイズのマスクでは隠れにくいでしょう。立体型の大きなマスクを鼻の上の方まで引っ張って付けると、カバーしやすくなります。圧迫を避け、清潔なマスクをご使用ください。

    鼻プロテーゼでギプスが取れた後の注意点

    鼻プロテーゼでギプスが取れた後の注意点は、「プロテーゼのずれを招く行為」「傷の治りを妨げる行為」を避けることです。

    プロテーゼがずれてしまわないよう、術後2週間は患部にあまり触れないようにしましょう。メイクは1週間後から可能ですが、必要以上に強く鼻を触らないようご注意ください。2週間後から鼻をかんでも大丈夫ですが、必要以上に強くかまないようにし、その後も半年程度は圧迫や刺激を避けましょう。

    傷の治りを妨げる行為として、飲酒や入浴、喫煙があります。飲酒や入浴は血行が良くなるため、腫れが強く出ることがあります。喫煙は傷の治りに必要な患部への酸素や栄養の運搬を妨げます。いずれも術後1週間程度は控えましょう。

    鼻プロテーゼをするなら実績のあるクリニックがおすすめ

    鼻プロテーゼの仕上がりは、医師の技術が左右します。ギプスに対する考え方や固定の方法も、クリニックにより異なります。治療を受ける際は、信頼のおける実績のあるクリニックを受診しましょう。ホームページなどで医師の経歴や鼻プロテーゼの症例写真が多く掲載されているクリニック、自分と似た状態の鼻プロテーゼの症例実績を探し、口コミなども参考にするとよいでしょう。事前カウンセリングでギプスを含めた術後の注意点を確認し、納得いくまで相談しましょう。

    こちらの症例を詳しく見る

    鼻プロテーゼのギプスに関するよくある質問

    鼻プロテーゼのギプスに関するよくある質問にお答えします。

    鼻プロテーゼのギプスの固定はどのくらいの期間ですか?

    答え

    鼻プロテーゼのギプス固定は術後3~7日間程度です。大きめの立体型マスクで隠すとカバーしやすく、マスクの外までは腫れが目立つことはありません。クリニックによりテープ固定の場合もあります。

    術後はギプスをしたままシャワーを浴びることができますか?

    答え

    ギプスは濡れると外れやすくなります。洗顔やシャワーは当日から可能ですが、ギプスをしている間は濡らさないようご注意ください。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明いたしました。

    ・鼻プロテーゼのギプスとは

    ・鼻プロテーゼのギプスの装着期間

    ・鼻プロテーゼでギプスが取れた後の注意点

    ・鼻プロテーゼをするなら実績のあるクリニックがおすすめ

    ・鼻プロテーゼのギプスに関するよくある質問

    鼻プロテーゼのギプスは、術後に患部の固定を行い、ずれを予防する装具です。腫れを予防する効果もあります。装着期間は3~7日程度。装着中は濡らしたり、圧迫したりしないように注意してください。ギプスが取れた後も、傷の回復を妨げないよう、血流をよくしすぎたり、ぶつけたりしないよう医師の指示に従ってお過ごしください。鼻プロテーゼをするなら実績のあるクリニックで受けることがおすすめです。

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