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  • 鼻尖形成で腫れる期間はどれくらい?経過を写真付きで解説

    投稿日:
    2023/06/12
    腫れ 鼻尖形成・鼻尖縮小
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    鼻先の形を整える治療「鼻尖形成」の術後、ダウンタイム症状のひとつである「腫れ」があらわれる期間はどのくらいでしょうか。鼻尖形成の概要、腫れやむくみが続く期間について紹介し、ダウンタイムの経過を症例写真付きで解説します。危険な腫れや腫れないためのポイントもお伝えします。

    鼻尖形成とは

    鼻尖形成とは、鼻先(鼻尖)の形を変える治療法です。鼻先を細くするためや団子鼻を改善するために、必要に応じて鼻先の脂肪を除去したり、鼻先にある鼻翼軟骨が左右に広がっている場合は縫い寄せたりして、鼻先の丸みを改善します。
    鼻翼軟骨が元々小さい方や、しっかりと変化を求める方の場合、耳の裏側からご自身の耳介軟骨を採取して鼻先に移植します。鼻先に軟骨を移植することで、鼻先の高さが出るため、鼻の穴が目立たなくなる効果もあります。  

    手術方法は以下の通りです。

    1. 必要に応じ、片方の耳に麻酔を注入して耳介軟骨を採取します。
    2. 鼻に局所麻酔を注入し両側の鼻の穴の内側を、必要に応じ鼻の穴と穴の間(鼻柱)も切り開きます。
    3. 必要に応じて皮下脂肪や軟部組織などを切り除きます。
    4. 左右に広がる鼻翼軟骨を中央に寄せ、縫い合わせます。
    5. 必要に応じ、採取・加工した耳介軟骨を鼻先に移植します。
    6. 初めに切り開いた鼻の穴の内側を吸収糸で縫合します。
    7. 鼻柱を切った場合は溶けない糸で縫合し5~7日後に抜糸します。

    鼻尖形成で腫れ・むくみが続く期間

    鼻尖形成術後のダウンタイムは約2週間程度、痛み・腫れ・内出血などの症状があらわれます。その後、腫れを繰り返したり、安定しない状態が続いたりし、症状が安定して完成するまでは3か月程度かかります。
    術後の鼻先は、元の鼻よりも細くなっているため、腫れが加わっても以前の鼻の太さと似ていて気づかれにくく、また、当日からメイクやマスクもできるため、隠すことができます。

    鼻尖形成のダウンタイムの経過【写真付】

    鼻尖形成後のダウンタイムの経過を、症例写真とともに確認しましょう。

    3日後の経過                                                       

    腫れ・内出血のピークです。

    1週間後の経過      

    抜糸を行います。目立つ腫れは徐々に引いていきます。

    1か月後の経過      

    目立つ症状はほぼ落ち着きますが、不安定な状態が続きます。

    3か月後の経過      

    完成です。

    こちらの症例を詳しく見る

    腫れてしまったら?

    腫れは時間の経過とともに自然に落ち着きますが、腫れが目立つ場合や痛みが気になる場合は、クーリングを行いましょう。氷や保冷剤などで患部を冷やすことによって、腫れや内出血、痛みなどのダウンタイム症状を軽減できます。凍傷に注意し、断続的に用いるようにしましょう。  

    2週間後も腫れが引かない場合は注意

    激しい痛みとともに腫れが出たとき、数日経過してから急に痛みや腫れが強くなったときには感染の恐れがあるため、受診しましょう。

    また、完成までの3か月間は腫れがあらわれたり引いたりを繰り返しますが、目立つ腫れは2週間程度で落ち着きます。2週間を経過しても、目立つ腫れが引かないようであれば、クリニックにご相談ください。

    鼻尖形成で腫れないためには?

    鼻尖形成術後、必要以上に腫れを出さないためには、医師の指導に従い「術後の生活を守ること」、「患部を刺激したり血流を促進したりしないこと」、「実績あるクリニックを選ぶこと」がポイントです。

    術後の生活を守る

    術後は傷が順調に修復するよう、医師の指示に従い、生活上の注意事項を守りましょう。仕事や日常生活に支障が出るような大きな制限はありませんが、なるべく無理のない生活を心がけ、可能であれば休みをとるとよいでしょう。

    • メイク: 当日からOK ※患部は避けてください
    • 洗顔・シャワー:当日からOK ※患部は濡らさないでください
    • スキンケア・コンタクト・まつエク・眼鏡:当日からOK
    • 入浴:抜糸翌日からOK ※抜糸がない場合は1週間後
    • 飲酒・喫煙・運動:1週間後からOK
    • 鼻をかむ:2週間後からOK

    患部を刺激したり血流を促したりしない

    鼻尖形成術後の腫れは、皮膚内部の傷の修復とともに治まります。
    肌表面に傷はなくとも、患部を刺激したり血流を促したりする行為は炎症を招き、術後の傷の修復を長引かせてしまいます。術後の生活上の注意を守り、入浴や飲酒がOKになってからも、長時間の入浴や過度の飲酒、運動など体を温める血流を促す行為、鼻をかんだりぶつけたりといった刺激は避けましょう。

    実績の多いクリニックを選ぶ

    鼻尖形成の仕上がりには医師の技術が表れます。クリニック選びの際は、事前にホームページなどで症例写真などを確認し、理想の仕上がりについて術前のカウンセリングや診察の際に医師とイメージを共有し、納得してから治療を受けましょう。失敗しないために、実績のあるクリニックを選びは大切です。

    こちらの症例を詳しく見る

    鼻尖形成に関するよくある質問

    鼻尖形成についての、よくある質問にお答えします。

    術後はどれくらい腫れる?仕事に支障は?

    鼻尖形成術後、1~2週間で大きな腫れは治まりますが、完成までは3か月ほどかかり、それまで腫れが出たり引いたり不安定な状態が続きます。治療をしても、なるべく仕事への影響を抑えたいのであれば、マスクやメイクでカバーすることで、目立たなくなります。

    どのくらいの期間腫れが引かなければ受診するべき?

    鼻尖形成術後の腫れは、術後3日目をピークに徐々に軽減され、目立つものは1~2週間で治まります。2週間を過ぎても腫れが引かない場合は医療機関に相談しましょう。また、炎症や感染が起こると強い痛み、赤み、腫れ、熱感などの症状を伴います。術後数日して急に痛みや腫れが出た場合、早めに受診をしましょう。

    ダウンタイムは腫れ以外にどのような症状がありますか

    鼻尖形成のダウンタイム症状は腫れの他、内出血、痛みなどがあります。約2週間で治まり、完成までは約3か月です。

    まとめ

    今回は以下の内容について解説しました。

    ・鼻尖形成とは

    ・鼻尖形成で腫れ・むくみが続く期間

    ・鼻尖形成のダウンタイムの経過【写真付き】

    ・腫れてしまったら?

    ・鼻尖形成で腫れないためには?

    鼻尖形成は鼻先を細くしたり、団子鼻を改善したりすることができる治療です。鼻にメスを入れて脂肪を除去したり、軟骨を縫い寄せたりするため、腫れ、内出血などのダウンタイム症状があります。ダウンタイム期間は約2週間で、不安定な状態が続き3か月程度で完成します。腫れてしまったら、クーリングを行うことで症状が軽減できます。なるべく腫れないように、術後は患部の血流を促したり血流を与えたりすることなく、医師の指示に従って過ごしましょう。

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