• Reserve
  • Instagram
  • Doctor
  • Access
  • 鼻尖形成で元に戻る可能性はある?医師が解説

    投稿日:
    2023/07/21
    鼻先 鼻尖形成
    酒井 新介医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    技術指導医
    酒井 新介

    Shere

    鼻尖形成の治療を受けて鼻先を細くしても、元に戻ることはあるのでしょうか。鼻尖形成術後に元に戻るケース・元に戻らないケース、それぞれの理由、鼻尖形成がおすすめの人、鼻尖形成をしても効果が出にくい人について、現役医師が解説します。鼻尖形成で理想の鼻を手に入れるために、ご自身でできることも紹介します。

    鼻尖形成がおすすめの人

    鼻尖形成は鼻先の形を細くシャープに整える手術です。鼻先の余分な軟部組織を除去したり、左右に広がった鼻翼軟骨を縫い寄せたり、さらに鼻翼軟骨が小さい人や高さが欲しい人は、耳の裏の軟骨を鼻先に移植することもあります。軟部組織や軟骨を小さくすることはできますが、鼻の皮膚が厚い人の場合は、満足のいく結果が得られない可能性があります。

    鼻尖形成がおすすめの人は、以下のような人です。

    ・鼻先が丸く大きい、団子鼻などで悩んでいる人

    ・ツンとしたシャープな鼻先にしたい人

    ・鼻先の向きを変えたい人

    ・半永久的な効果を望む人

    鼻尖形成の効果が元に戻るケースとは

    鼻尖形成にはさまざまな術式があり、それぞれ元に戻りやすさが違います。元に戻るたびに手術を繰り返すと、鼻先の皮膚が硬く厚くなることがあるため、術式の選択は重要です。

    基本的には元には戻らない

    鼻尖形成は基本的には元に戻りません。鼻先の余分な軟骨や皮下組織は、一度取り除いてしまえば再生しません。鼻先を高くしたい場合、耳の裏の軟骨を鼻先に埋め込む“耳介軟骨移植術”と併用することもありますが、移植した軟骨が吸収されて無くなることもありません。後戻りする原因としては、軟骨移植を伴う場合に、軟骨の土台が崩れたり、移植軟骨が沈み込んでしまったりするケースが考えられます。

    術式によって戻りやすさは違う?

    鼻尖形成には「①左右に広がった鼻翼軟骨を縫い寄せる」「②鼻先の余分な脂肪を除去する」「③耳の軟骨を鼻に移植する」、という3つの内容が含まれています。基本は①②の組み合わせ、あるいは①②③の組み合わせとなりますが、なかには①のように糸のみでメスを入れない術式も存在します。
    どの術式が適しているかは、鼻の状態により異なりますが、埋没法で糸を用いて縫い寄せるだけの治療法の場合は、元に戻ることがあります。直視下に鼻翼軟骨を処理し、軟部組織を除去する方法であれば、原則として元に戻りません。軟骨を鼻先に移植する場合は、さらに形を維持しやすく、元に戻りにくくなります。

    元に戻るケース

    元に戻るケースは“軟骨間の余分な組織を除去しきれていない場合”“糸で縫い寄せるだけの治療を行った場合”です。鼻先を丸く大きくしている原因である余分な組織が残ったままだと、糸で縛っただけでは、元に戻ろうとする力に負けてしまうこともあるでしょう。

    手術を繰り返すと鼻先の皮膚は硬く厚くなる

    手術を行うと組織の癒着や場合によって、瘢痕による盛り上がりが生じ、皮膚は硬く厚くなります。そのため、再手術を繰り返すことで、鼻先を細くすることが困難になります。細くするつもりが思ったより細くならなくなり、効果がなかったように感じることがあります。

    鼻尖形成の効果がもとに戻らない理由

    鼻尖形成はメスを用いて不要な組織を除去します。除去した組織が再生することはありません。耳介軟骨移植を行う場合も、移植した軟骨が吸収され消えてなくなることはありません。一度手術をすれば、効果は半永久的です。

    鼻尖形成の効果が出にくい人

    鼻翼縮小(軟骨を縛る手術)は、鼻の皮膚が厚い人には効果がありません。鼻尖形成で切除できるのは軟部組織や鼻翼軟骨だけで、皮膚の厚みは除くことができないためです。鼻の皮膚が厚い方の場合は、軟骨移植が必要です。

    鼻尖形成で理想の鼻を手に入れるには

    鼻尖形成で理想の鼻を手に入れる方法は「適した術式を納得して選ぶ」「やりすぎない」「症例写真を見て、技術力のあるクリニックを選ぶ」ことです。

    適した術式を納得して選ぶ

    患者様ごと、状態やご希望により、適した術式は異なります。一般に、糸で縫い寄せるだけの簡易的な治療では元に戻りやすく、再手術をする必要が生じてしまうことも。長期的な効果を得たい場合は、他の術式を選択すべきでしょう。十分にカウンセリングを受けて、メリット・デメリットがあることを理解し、どの術式がご自身にとって最適か、納得してから治療に臨みましょう

    やりすぎない

    やりすぎると、かえって理想の鼻を手に入れづらくなります。軟部組織の切除しすぎ、強く縛りあげすぎ、はアップノーズやピンチノーズなどのトラブルのもと。また、再手術を繰り返すと癒着が起こり、傷跡が盛り上がることもあり、鼻先が硬く不自然になったり、かえって太くなったりするリスクもあります。1回の治療でバランスよく仕上げられるよう、慎重に臨みましょう。

    症例写真を見て、技術力のあるクリニックを選ぶ

    鼻尖形成の仕上がりは医師の技術が左右します。クリニック選びの際はホームページやSNSで医師の経歴や症例写真を確認し、口コミなども参考にし、比較して決めましょう。

    イセアクリニックは形成外科専門医が常駐し、数多くの手術を扱い、教育研究活動を行うなど多くの条件をクリアし、日本形成外科学会から教育関連施設としての認定を受けている実績のあるクリニックです。技術に自信があるので、一定の条件のもと再手術保証も設けています。仕上がりは症例にてご確認ください。
    カウンセリングは医師・カウンセラーともに何度でも無料ですので、十分にご納得いただいてから治療をお受けいただけます。

    鼻尖形成に関するよくある質問

    鼻尖形成に関するよくある質問にお答えします。

    鼻尖形成の効果が元に戻ることはある?

    答え

    縫い寄せるだけの治療法だと、元に戻ることがあります。軟部組織を除去し、軟骨を移植するなど土台をしっかり作成することで戻りにくくなります。

    鼻尖形成はどのような治療ですか?

    答え

    鼻の内側を切る場合(クローズ法)、鼻柱に切開を追加する場合(オープン法)、左右の鼻翼軟骨を縫い寄せる治療です。必要に応じて鼻先の丸みの原因である脂肪を除去したり、鼻翼軟骨を小さくしたり、鼻先に軟骨を移植したりします。

    糸で縫うだけの鼻尖形成が適しているのはどのような人ですか?

    糸で縫うだけの鼻尖形成は戻りやすいため、元に戻ってもよいと考えている人、例えば試しにやってみたいけれど元に戻すかもしれない人、切る治療の前に変化をみたい人、などです。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明いたしました。

    ・鼻尖形成がおすすめの人

    ・鼻尖形成の効果が元に戻るケースとは

    ・鼻尖形成の効果が元に戻らない理由

    ・鼻尖形成の効果が出にくい人

    ・鼻尖形成で理想の鼻を手に入れるには

    鼻尖形成は鼻先をシャープに整える手術。鼻先の軟部組織を除去し軟骨を縫い寄せ、必要に応じ鼻先に軟骨を移植し高さを出します。鼻先の形や向きを変えたい人、半永久的な効果を得たい人におすすめの治療法です。鼻尖形成の効果は、基本的には元に戻ることはありません。ただし、糸で縫い寄せるだけのケースでは、元に戻ることもあります。手術を繰り返すと鼻先が瘢痕により厚くなり効果を感じにくくなります。メスを使った治療であれば、一度切除した組織は再生しないため、元に戻りません。切除できるのは皮膚や軟骨なので、鼻の皮膚が分厚い人には効果が出にくいでしょう。鼻尖形成で理想の鼻を手に入れるには、適した術式を選び、極端なデザインや再手術などのやりすぎを避け、実績のあるクリニックで治療を受けることをおすすめします。

    About the author
    About us

    美容外科・皮膚科
    東京イセアクリニックの
    鼻の整形専門サイトです。