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  • 鼻プロテーゼに後悔する理由と対策

    投稿日:
    2022/04/18
    プロテーゼ隆鼻術 後悔
    酒井 新介医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    技術指導医
    酒井 新介

    Shere

    きれいになりたくて入れた鼻プロテーゼで、後悔してしまう人がいます。手術による失敗だけでなく、手術が成功しているのに後悔する人も。鼻プロテーゼで後悔する主な理由を6つ挙げ、後悔し易い人・後悔しないためにできる対策を、医師が解説します。

    鼻プロテーゼとは

    鼻プロテーゼは鼻スジにシリコン製の人工軟骨を入れて、鼻を高くする手術です。医療用シリコンは乳がんの再建用にも用いられる比較的アレルギーの起こりにくい安全な医療材料です。鼻の穴の内側の粘膜を切開し、鼻根部(鼻の付け根)から鼻尖部(鼻先)までポケットを作り、プロテーゼを挿入します。鼻根部では鼻骨(鼻の骨)を覆う骨膜(骨を包む硬い膜)の下にポケットを作成するため、触った感じは骨と一体化しています。鼻の内側の粘膜を切るので傷は見えません。2週間ほど腫れ、痛み、内出血などの症状がありますが、完成までは1か月程度で、効果は半永久的です。入替や抜去も可能です。

    鼻プロテーゼで後悔することは多い?

    鼻プロテーゼをして、後悔する理由には大きくふたつのパターンがあります。ひとつは医師の技術不足による失敗や術後のトラブルなどにより、手術自体を後悔するもの。もうひとつは、仕上がりや術後の生活をイメージしきれていなかったために「もっとこうすればよかった」「やらなければよかった」という現実とのギャップにより生まれる後悔です。

    鼻プロテーゼで後悔する理由  

    鼻プロテーゼで後悔する理由は、医師の技術・手術の仕上がりによるものと、個人的な問題に関係するものとがあります。例えば、前者は「見た目に納得できない」「違和感や異物感に耐えられない」「鼻やプロテーゼに不具合がある」、後者は「行動が制限される」「バレてしまうか不安・人に見られている気がする」というもの。それぞれについて解説します。

    見た目に納得できない

    見た目が不自然だったり、理想と違ったりすると、納得できず後悔することがあります。

    プロテーゼを上すぎる位置に入れてしまった場合、目と目の間が高くなりすぎます。東洋人は一般的に黒目の間から鼻が立ち上がります。このため、横から見たときに上睫毛を超える位置から鼻が立ち上がっているととても不自然になります。また、鼻先にまでプロテーゼを入れると、もともとの軟骨と異なるため、鼻先の動きが表情と連動しない場合や、プロテーゼの輪郭が浮き出てしまうことがあります。術前のカウンセリングで患者様の理想のデザインが医師と共有できていないと、手術は成功しても「こんなはずではなかった」という結果になることもあります。

    違和感や異物感に耐えられない

    鼻プロテーゼで違和感や異物感が生じるのは、医師の技術不足です。プロテーゼは骨膜の下に挿入するものですが、誤って骨膜の上に挿入すると、輪郭が透けて見え、テカったような外観になります。また挿入位置が浅いと、体表から容易に触れるため違和感を覚えます。プロテーゼの位置が浅すぎると、皮膚も薄く進展されるため、感染しやすく、最悪の場合は皮膚から飛び出ることもあります。L字型プロテーゼや大きすぎるプロテーゼも、皮膚が圧迫を受けるため、透けや違和感、感染のリスクにつながります。

    鼻やプロテーゼに不具合がある

    医師の技術不足により、鼻プロテーゼの挿入位置がずれてグラグラしてしまうことや、もともとの鼻の曲がりが強調されてしまうことがあります。鼻が曲がっている場合は、プロテーゼの裏側を加工してずれない工夫をすることもあります。しかし、それでもずれてしまうことがあるので、骨切りや骨削りの処置を行い、プロテーゼがずれない土台作りをすることが大切です。

    また、顔面は血流がよいため、めったなことではプロテーゼは感染しませんが、治療時の環境により感染して炎症を起こしたり、感染から皮膚壊死につながったりするケースもあります。衛生管理が徹底されているかどうかも、クリニック選びの際に確認しておきましょう。

    行動が制限される

    鼻プロテーゼの施術後、気にするあまり思うように行動できなくなり後悔する人もいます。施術後の行動制限はダウンタイムを除いては特にありません。しかし、特別な趣味によっては「鼻をぶつけないか心配でスポーツができない」、完成後も慎重になり過ぎて「鼻に触れられるのが心配でエステが受けられない」など、日常を楽しめなくなり、後悔につながるようです。             

    バレてしまうか不安・人に見られている気がする    

    「鼻プロテーゼを入れたことがバレないか」「他人に見られているのではないか」と心配になり、不安が増大して後悔するケースがあります。

    鼻プロテーゼは見えるところに傷はできませんが、見た目を変化させる治療なので、全くバレないとは言い切れません。周りの目が気になりやすい人は、術後のことも考えてから治療に臨みましょう。

    経年変化によるもの

    プロテーゼを入れて何年もしてから、経年変化で後悔することがあります。プロテーゼは人体にとって異物のため、挿入後、周囲に被膜が形成されることがあります。被膜があることで安定するというメリットもありますが、被膜の締め付けが強すぎると歪みや変形のもととなることもあります。時間の経過とともにプロテーゼが石灰化し、凸凹したり、しこりのように感じたりすることもあります。

    鼻プロテーゼで後悔し易い人

    鼻プロテーゼで後悔し易い人は、クリニックや医師選びが不十分な人、理想の鼻のイメージ・医師とのイメージの共有が不十分な人、術後のライフスタイルにおけるデメリットまで考慮しきれていない人、周りの目を気にしやすい人です。

    勢いで治療をする前に、治療の方法、医師の技術、仕上がりや術後の生活のイメージなど、細かい点まで考えてから治療に臨みましょう。

    鼻プロテーゼで後悔しないためには

    鼻プロテーゼで後悔しないためのポイントは、クリニック選びや、医師とのすり合わせを入念に行い、理想だけでなく自然さも考慮することです。

    クリニック選びを慎重に行う

    鼻プロテーゼの治療を受ける際は、実績のあるクリニックを受診しましょう。
    同じメニューでもクリニックや医師により技術レベルや衛生管理の徹底ぶりなどが異なります。事前に鼻プロテーゼの症例写真や症例数などの実績、技術レベルが求められる修正治療の有無、クリニックの方針や術式、衛生管理、口コミなども調べておきましょう。

    医師とのすり合わせを入念に行う

    仕上がりで後悔することの無いよう、医師とのすり合わせは入念に行いましょう。ご自身の元の鼻に似た症例写真などをお持ちいただいてもよいでしょう。プロテーゼはひとりひとりに合わせてサイズを選択し、加工するため、元の鼻に対し、提案できるデザインは1つではありません。ご自身の希望を医師に伝え、仕上がりイメージを共有することで、“手術は成功したけれど納得がいかずに生まれる後悔”を避けることができます。

    理想だけでなく自然さも考慮する

    やりすぎは顔全体のバランスが崩れ、不自然になる可能性があります。鼻が高すぎる、鼻筋が太すぎる、目と目の間が高すぎるなどの不自然な仕上がりは、完成後に「バレないか」不安になり後悔する原因にもなります。自然さも考慮したデザインも考慮しましょう。

    イセアクリニックの鼻プロテーゼ

    鼻プロテーゼの仕上がりは医師の技術が左右します。イセアクリニックでは、経験豊富な形成外科医が治療を担当し、プロテーゼをお一人お一人に合わせた形に整えてから挿入します。取り扱うプロテーゼの種類は、リスクが少ないI字型の良質なシリコンです。症例も掲載しておりますので、ご確認ください。

    イセアクリニックは形成外科専門医が常駐し、数多くの手術を扱う実績のあるクリニックです。医療施設として衛生管理を徹底し感染対策に努めています。

    カウンセリングは何度でも無料ですので、術後の生活も含め、納得いくまで相談してください。

    鼻プロテーゼの失敗に関するよくある質問

    鼻プロテーゼの失敗に関するよくある質問にお答えします。

    鼻プロテーゼの失敗にはどのようなケースがありますか?

    答え

    鼻プロテーゼの失敗には、「見た目」「違和感や異物感」「鼻やプロテーゼの不具合」といったものがあります。これらは医師の技術不足が原因です。実績のあるクリニックを選びましょう。

    鼻プロテーゼに失敗したらやり直せますか?   

    答え

    鼻プロテーゼは抜去や入替が可能です。ただし、感染が生じた場合、抜去から再挿入までは期間を置く必要があります。

    鼻プロテーゼに失敗しない方法はありますか?

    答え

    鼻プロテーゼの失敗を防ぐには、技術・実績のあるクリニックで治療を受けることをおすすめします。事前カウンセリングでは、自然な仕上がりを考慮しつつ、理想の仕上がりについて医師とのすり合わせを入念に行いましょう。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明しました。

    ・鼻プロテーゼとは

    ・鼻プロテーゼで後悔することは多い?

    ・鼻プロテーゼで後悔する理由

    ・鼻プロテーゼで後悔し易い人

    ・鼻プロテーゼで後悔しないためには

    ・イセアクリニックの鼻プロテーゼ

    鼻プロテーゼはシリコン製プロテーゼを挿入し、鼻スジをきれいにする治療です。せっかく治療をしても後悔する人がいます。理由は「見た目に納得できない」「違和感や異物感に耐えられない」「鼻やプロテーゼに不具合がある」「行動が制限される」「バレるのが不安・人に見られている気がする」などが挙げられます。後悔し易い人は、治療の方法、医師の技術、仕上がりや術後の生活に対するイメージなどが不十分な人。鼻プロテーゼで後悔しないために、クリニック選びや医師と仕上がりイメージのすり合わせを入念に行い、自然な仕上がりや術後の生活も考慮して治療に臨みましょう。

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