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  • 鼻翼縮小の内側法は戻る?外側法との違いを医師が解説

    投稿日:
    2022/05/20
    内側法 鼻翼縮小
    酒井 新介医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    技術指導医
    酒井 新介

    Shere

    鼻翼縮小の術式のひとつに”内側法”があります。「内側法は元に戻る」と聞いたことがある人もいるのでは?鼻翼縮小の概要、内側法をはじめとした各術式、内側法と外側法の違い、内側法以外がおすすめの人、失敗しない術式の選び方について医師が解説します。

    鼻翼縮小の内側法は元に戻る?

    鼻翼縮小の内側法は、原則として元に戻ることはありません。
    鼻翼縮小の内側法は鼻の穴の内側の粘膜を切開し、皮弁を作ります。人中の下に皮下トンネルを作成し、両側の皮弁(フラップ)同士を縫合し後戻りを予防します。皮弁を挙上した欠損部は縫合します。切除量が少ない場合は、皮弁を作らずに単純に縫合することもあります。小鼻を内側に縫い寄せる力に対し、外側に戻ろうとする力が強いと、鼻の中心が外に広がります。切除量が極端に少ない場合、鼻の幅が改善されないことや、きつく締めすぎることで無理な力が生じている場合は緩んで元に戻る可能性があります

    鼻翼縮小とは

    鼻翼縮小は小鼻や鼻の穴を小さくするための手術です。日本人の鼻は、小鼻が丸く厚みを帯びており、小鼻や鼻の穴、鼻全体を小さくしたい、広がりを治したい、というニーズがあります。メスを入れる方法、入れない方法があり、鼻の状態や希望により適した術式を選びます。

    鼻翼縮小にはどんな術式がある?

    鼻翼縮小の主な術式は、切開法の「内側法」「外側法」「鼻翼狭小術」と非切開法の「埋没法」です。
    切開法は、小鼻の皮膚を切り取り縫合することで、小鼻や鼻の穴を小さくすることが可能であり、半永久的な効果が得られます。内側法は小鼻の内側を、外側法は外側を切る方法。内側法と外側法を同時に行うこともあります。内側法は、縫合する際にフラップ法という左右の皮膚を反対側に通して縫い合わせる技術を組み合わせると、後戻りする力を軽減できます。
    埋没法は皮膚を切らず、小鼻を糸で中央に縫い寄せるだけの術式。手軽ですが半年程度で元に戻るデメリットがあります。

    鼻翼縮小の内側法とは?

    鼻翼縮小の内側法について、手術の流れ、元に戻らない理由、外側法との違い、内側法がおすすめの人について説明します。

    内側法の手術の流れ

    ①小鼻の内側から切開する線をマーキング

    ②麻酔をした後、デザインにそって皮膚を切除

    ③そのまま糸で縫い寄せるか、左右の皮弁を反対側の皮膚の内部で縫合し(フラップ法)、小鼻の切開部分を縫合

    ④鼻の上からテープ固定

    ⑤5~7日後に抜糸

    内側法が元に戻らない理由

    内側法が元に戻らないと言われる理由は、皮膚を切り取るため。切り取った皮膚は再生しません。切除が少なすぎると、埋没法と同じで縫合に頼ることになり、元に戻る可能性が高くなります。内側法にフラップ法を組み合わせることで鼻の形が安定すれば、元に戻りにくくなるでしょう。

    内側法は外側法と何が違う?

    内側法と外側法の違いは、適応と切る部位です。

    外側法では小鼻の脇の張り出しが気になる場合に適した術式。張り出した部分を切り取る際に、小鼻と頬の境目にメスを入れますが、ちょうど溝の部分なので傷あとは目立ちにくくなります。
    内側法では、小鼻や鼻の穴が気になる場合に適した術式。鼻の内側のみを切開するので、縫合しても傷口が目立たず、ダウンタイムは外側法よりも短く済みます。

    料金相場は内側法が20~70万円、外側法が20~35万円となっています。

    内側法がおすすめの人     

    内側法は、鼻の穴の横方向の広がりを小さくしたい人で、根本的な治療で半永久的な効果を得たい人、見えるところに傷跡を残したくない人に適しています。
    鼻の外の張り出しが気になる人や、メスを入れたくない人、ダウンタイムが取れない人にはおすすめしません。

    鼻翼縮小の内側法以外がおすすめの人

    鼻翼縮小には内側法が適さない人もいます。

    小鼻の付け根より小鼻が張り出している人には、鼻の外側を切る「外側法」がおすすめです。メスを入れたくない人、傷跡を残したくない人、ダウンタイムが取れない人、初期費用を抑えたい人には、糸で縫合するだけの「埋没法」がおすすめです。

    鼻翼縮小に失敗しないためには術式をどう選ぶべき?

    鼻翼縮小に失敗しないためには、実績のあるクリニックに相談して術式を選ぶことがポイント。クリニックは、症例写真や口コミを参考にして選びましょう。事前カウンセリングでは、小鼻や鼻の穴の状態をもとに適応を確認し、「戻らない術式を優先したい」「メスを入れたくない」などの希望や優先順位を伝えます。術式ごとのメリット・デメリットを理解し、納得してから治療に臨みましょう。

    イセアクリニックの鼻翼縮小

    イセアクリニックでは知識や経験の豊富な医師が治療にあたります。クリニックは日本形成外科学会から認定を受けた教関連施設。つまり、形成外科専門医が常駐し、数多くの手術を扱い、教育研究活動を行うなどの条件をクリアしている、実績のあるクリニックです。

    料金は、内側法(フラップ法含む)・外側法・鼻翼狭小術、どちらの術式を選択しても両側308,000円・片側209,000円。状態やご希望をうかがい、最適な治療法を提案します。カウンセリングは医師・カウンセラーともに何度でも無料ですので、十分にご納得いただいてから治療をお受けいただけます

    鼻翼縮小に関するよくある質問

    鼻翼縮小に関するよくある質問にお答えします。

    鼻翼縮小の内側法は元に戻りやすい?  

    答え

    内側法で切除した皮膚が元に戻ることはありません。内側法で皮膚切除量が不足している場合、無理に締めすぎた場合やフラップ法を用いていない場合、後戻りすることがあります。

    鼻翼縮小術後は後戻りしませんか?

    答え

    糸のみの埋没法は元に戻りやすい術式です。切開法の場合、切除した皮膚が後戻りすることはありませんが、内側法で皮膚切除量が不足している場合、皮弁法を用いていない場合、後戻りすることがあります。

    鼻翼縮小の効果はどれくらい続きますか?

    答え

    切開法は半永久的な効果があり、非切開法でれば半年程度です。内側法で皮膚切除量が少ない場合や皮弁法を用いていない場合は、時間の経過とともに戻ることがあります。      

    まとめ

    今回は以下の内容について説明いたしました。

    ・鼻翼縮小の内側法は元に戻る?

    ・鼻翼縮小とは?

    ・鼻翼縮小にはどんな術式がある?

    ・鼻翼縮小の内側法とは?

    ・鼻翼縮小の内側法以外がおすすめの人

    ・鼻翼縮小に失敗しないためには術式をどう選ぶべき?

    ・イセアクリニックの鼻翼縮小

    鼻翼縮小の「内側法」は、原則として元に戻ることはなく、半永久的な効果が期待できます。鼻翼縮小は小鼻や鼻の穴を小さくする方法で、状態により外側法、内側法、鼻翼狭小術、埋没法などの術式が用いられます。内側法は、横方向に広がった鼻の穴を小さくするのに適しており、小鼻の内側を切除し、縫合する手術。小鼻の張り出しや大きな変化を望む人には「外側法」、メスを入れたくない人には、半年ほどで元に戻ってしまいますが「埋没法」が適しています。鼻翼縮小に失敗しないためには、実績のあるクリニックに相談して術式を決めるとよいでしょう。

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