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  • 目の下のクマ・たるみ改善の保険適用・適用外の治療について解説

    投稿日:
    2021/11/02
    保険適用 目の下のたるみ
    酒井 新介医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    技術指導医
    酒井 新介

    Shere

    “目の下のクマ・たるみ治療は保険適用になる”と誤解されることがありますが「下眼瞼脱脂」をはじめとする目の下のたるみ治療はいずれも保険適用外です。保険適用となる目の上のたるみ治療「眼瞼下垂」についての概要や、目の下のたるみ治療のなかで比較的料金を抑えたものやおすすめの方法について解説します。

    下眼瞼脱脂は保険適用外

    「下眼瞼脱脂」は目の下のクマ・たるみ改善を目的とした外科治療のひとつです。目の下にたるみがあることで機能的に困ることはありませんが、見た目の改善すなわち美容を目的として行われます。

    原則として、健康保険は病気やけがによる障害を治療する場合には適用されますが、美容上の理由で治療する場合には適用外です。下眼瞼脱脂は美容上の理由で行われる治療なので、保険適用外の自由診療となります。下眼瞼脱脂の料金相場は150,000~300,000円程度です。

    眼瞼下垂は保険適用

    もしかすると、「目のクマ・たるみは保険適用になる」と聞いたことがある人もいるかもしれません。保険適用になるたるみ治療は「眼瞼下垂」です。
    眼瞼下垂も下眼瞼脱脂のようにたるみ改善を目的としていますが、たるみにより機能的な問題を抱えています。
    たとえば、主な症状は「まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱まり、まぶたが垂れ下がる」「目が開きにくい」「視野を補うためにまぶたに力を入れる癖から、眼精疲労や肩こりなどを引き起こす」「目つきがわるい、眠たそうに見える」といった症状です。これらの症状のなかで、まぶたを上げにくい、物が見えにくいなど、日常生活に支障をきたす場合、健康保険が適用されます。眼瞼下垂は保険適用になる場合、3割負担の人であれば片目21,600円、両目43,200円(税抜き)となり、その他に初診料が発生します。

    保険適用ではないが料金を抑えたたるみ改善治療

    目の下のたるみ改善には、保険適用ではないものの「ヒアルロン酸注入」「ハイフ」「PRP療法」などの料金を抑えた治療があります。いずれも効果を持続するには、治療の継続が必要です。

    ヒアルロン酸注入

    ヒアルロン酸注入は、ゼリー状の製剤をシワの下に注入してシワを目立たなくしたりボリュームを出したりする治療です。目の下のたるみに対しては、たるみの原因となる眼窩脂肪の下の凹みに注入して溝を埋め、たるみをカモフラージュする効果があります。
    治療効果はすぐに実感できるものの、時間の経過とともに体内に吸収されてしまい、数か月~1年程度で元に戻ってしまいます。

    料金体系はクリニックにより異なり、製剤代のみのところからアフターケア代まで全て込みのところまでありますが、例えばイセアクリニックではカウンセリングから治療費・医療材料費、再診料まで全て込みで「目の下のヒアルロン酸注入」はニューラミスが両目99,000円・片目55,000円、ジュビダームビスタが両目132,000円・片目77,000円となっています。

    ハイフ

    ハイフとは、目の下のクマ・膨らみやたるみを超音波で改善させるレーザー治療(高密度焦点式超音波)です。超音波の熱エネルギーを目周りに照射し、皮膚深層部(SMAS層)まで届けることで、熱で引き締められ、コラーゲンが増生されます。直後に赤み・ほてり、筋肉痛のような鈍痛を覚えることがありますが長くは続きません。術後はすぐにメイク可

    持続期間は6か月、1クール5~10回、1~2ヶ月に1回の通院が目安です。
    クリニックにより、顔全体ひとまとめだったり、パーツごとだったりとさまざまなプランがあります。料金は目元のみのプランで1回1万円程度からありますが、定期的な治療が必要です。

    PRP(自己多血小板血漿)療法

    PRP療法は患者様ご自身から採取した血液中の血小板を下まぶたに注入することで、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸のもととなる線維芽細胞の成長を促し、たるんだ下まぶたに張りをもたらす治療法です。治療後1~2ヵ月経つと肌に弾力が生まれ、効果は2年ほど持続します。料金は片目3㏄40,000円程度~、相場は両目150,000~300,000円程度です。

    目の下のクマ・たるみ取りの料金相場

    目の下のクマ・たるみ取りの根本的な治療法には眼窩脂肪を取り除く「下眼瞼脱脂」、余分なシワを取り除く「下眼瞼除皺術」やその組み合わせなどがあります。下眼瞼脱脂には術式があり、粘膜側からアプローチする「経結膜脱脂」と皮膚表面からアプローチする「経皮脱脂」に分かれます。

    下眼瞼脱脂の際に、追加の脂肪注入をすすめるクリニックもありますが、技術があれば不要な治療で、金銭的にも身体的にも負担が増すだけです。

    下眼瞼脱脂、下眼瞼除皺術の料金相場はそれぞれ15~30万円程度ですが、料金体系はクリニックにより異なるため、最終的にいくらかかるのか、治療前にカウンセリングなどで確認しましょう。

    保険適用ではないが下眼瞼脱脂がおすすめ

    目の下のクマ・たるみを改善するには、保険適用ではありませんが「下眼瞼脱脂」が最もおすすめの治療です。理由としては、「継続的な治療が必要ない」こと、「傷跡が残らない」こと、「ダウンタイムが短い」ことなどが挙げられます。

    継続的な治療が必要ない

    下眼瞼脱脂は、目の下のクマ・たるみの原因となる眼窩脂肪を根本的に取り除き、再発もほぼなく、効果は半永久的です。注入系やレーザーなどの治療と異なり、継続的な治療が必要ありません。時間と合計金額を考慮すると、お得な治療とも考えられます。

    傷跡が残らない

    下眼瞼脱脂の中でも、経結膜脱脂は下まぶたの裏側・粘膜部分からメスを入れるため、皮膚表面には傷跡が残りません。傷口は小さく自然に塞がるため、縫合や抜糸も不要です。

    ダウンタイムが短い

    下眼瞼脱脂は、メスを入れる手術の中では比較的ダウンタイムが短く、術後の目立つ腫れや内出血は1~2週間程度で治まります。内出血は30%、腫れは100%の割合で出現すると言われますが、翌日からベースメイクが可能なので、コンシーラーなどでカバーすることにより、症状が目立ちにくくなります。

    イセアの下眼瞼脱脂

    イセアクリニックの下眼瞼脱脂の特徴は、脂肪注入などの余計な施術を行わず、電気メスなどの不要な器具を使用せず、経験豊かな医師による高い技術できれいに仕上げられることです。そのため、身体的負担・金銭的負担も少なく済みます。料金は295,000円(税込)、針代やアフターケア代も含まれ、カウンセリングは無料です。技術の確かさは、症例写真でご確認ください。

    こちらの症例を詳しく見る

    下眼瞼脱脂に関するよくある質問

    下眼瞼脱脂に関するよくある質問にお答えします。

    下眼瞼脱脂はなぜ保険適用にならないのでしょうか?

    答え

    下眼瞼脱脂は、病気や怪我による障害の治療ではなく、美容目的の治療です。美容上の理由での治療に健康保険は適用されません。

    下眼瞼脱脂の治療にかかる追加費用はありますか?

    答え

    クリニックにより料金体系は異なります。治療に関係する費用には、カウンセリング代、手術代、麻酔代、針代、薬代、アフターケア代などがあります。イセアクリニックの料金は基本的な費用は全て含まれているため、原則として追加料金はありません。希望で追加できる笑気麻酔(補助麻酔)をご利用の際には、別途3,300円(税込)がかかります。

    下眼瞼脱脂の効果はどの程度続きますか?

    答え

    下眼瞼脱脂の効果は半永久的です。一旦取り除いた目の下の眼窩脂肪は再生することはありませんが、再発ではなく加齢による新たな皮膚のたるみが生じる可能性はあります。

    まとめ

    この記事では以下のことについてご説明しました。

    ・下眼瞼脱脂は保険適用外

    ・眼瞼下垂は保険適用

    ・保険適用ではないが料金を抑えたたるみ改善治療

    ・目の下のクマ・たるみ取りの料金相場

    ・保険適用ではないが下眼瞼脱脂がおすすめ

    ・イセアの下眼瞼脱脂

    目のクマ・たるみ治療が保険適用になるかどうかは、その治療が病気や怪我の障害の治療であるか否かによります。目のたるみ治療でも、下眼瞼脱脂は美容目的のため保険適用外、眼瞼下垂は保険適用となります。保険適用ではありませんが、料金を抑えたたるみ改善治療には「ヒアルロン酸注入」「ハイフ」「PRP療法」があります。目の下のクマ・たるみ取りは保険適用にはなりませんが、下眼瞼脱脂は半永久的な効果を得られ継続的治療が不要、見えるところに傷もできず、ダウンタイムが短くおすすめです。

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