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  • 経結膜脱脂後に目薬を使うときの注意点を医師が解説

    投稿日:
    2022/01/28
    目薬 経結膜脱脂
    酒井 新介医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    技術指導医
    酒井 新介

    Shere

    経結膜脱脂の治療を受けるにあたり、普段目薬を使用している人の疑問にお答えします。経結膜脱脂後に処方される目薬について説明し、普段使用している目薬の取り扱いに関する注意点を解説します。さらに、目薬以外の注意点や経結膜脱脂に失敗しないためにできることを紹介します。

    経結膜脱脂とは

    経結膜脱脂とは、目の下のクマ・たるみ取りの治療です。目の下の膨らみの原因である眼窩脂肪を、下瞼の裏の粘膜部分からメスをいれ、取り除きます。縫合や抜糸は不要です。眼窩脂肪の膨らみがあり、目の下と頬の境目の眼頬溝の凹みがない人、見えるところに傷を作りたくない人におすすめです。ダウンタイムは1~2週間、完成までは約3か月です。

    経結膜脱脂後に処方される目薬

    経結膜脱脂後に処方される目薬には、痛み止めや炎症を抑えるもの、感染を予防するもの、目の乾燥を抑えるものなどがあります。術後の傷の回復過程には炎症が起こります。炎症が強すぎると腫れや痛みなどの不快な症状が増すため、症状を和らげる処方がされることがあります。また、手術のダメージを負った患部は感染しやすい時期なので、感染予防の処方も欠かせません。目薬は、定時でさすもの、痛みが強いときだけさすものなど、医師の指示に従い、用法・用量を守ってお使いください。なお、内服薬で痛みや感染を抑えることもできるため、クリニックにより処方される目薬の種類は一律ではありません。

    経結膜脱脂後に普段使っている目薬は併用できる?

    経結膜脱脂後、普段使っている目薬は基本的に1週間後から再開可能です。なかには深刻な持病の治療のために休止できない目薬もあるでしょう。処方薬でも市販薬でも普段使用している目薬がある人は、手術前の診察で医師に必ずお伝えください。

    経結膜脱脂後に普段の目薬を使うときの注意点    

    経結膜脱脂後に普段の目薬を使うときの注意点として「使うなら1週間後から」「使わざるを得ないなら清潔に使う」「術前に使用したい目薬を医師に伝えて相談する」などが挙げられます。

    使うなら1週間後から

    経結膜脱脂後の患部はデリケートです。
    下瞼を押したり刺激を与えたりすると、傷の治りが悪くなります。目薬をさすときは下瞼を引っ張るため、使うなら手術から1週間経過してからにしましょう。また、経結膜脱脂をすると、下瞼に傷ができます。目薬や添えた手から傷にばい菌が入り感染する可能性もあります。

    どうしても目薬を使用せざるを得ないときは清潔に使う

    疾患によっては点眼を休止すると視力の低下や失明につながるなど、症状が悪化してしまうものもあります。医師の許可を得て目薬を使用するならば、徹底して清潔に。手を消毒し、目薬の容器がまつ毛や瞼、眼球に触れないよう注意し、点眼前後に目周りを清浄綿で拭き取るようにしましょう。

    術前に使用したい目薬を医師に伝えて相談する

    持病や日常的に使用している目薬がある人は、治療前に医師までお伝えください。手術を受ける前に、目薬を処方してくれた眼科の医師に中止可能の目薬かについて事前に確認していただくことをお勧めいたします。経結膜脱脂により持病が悪化したり、持病の目薬で下瞼の治りが悪くなったりしないよう、一緒にベストな方法を見つけましょう。

    経結膜脱脂の目薬以外の注意点

    原則として、目周りは触れず、刺激せず、血流を促さずにお過ごしください。痛みや腫れが強い場合は氷などで断続的に冷やしてください。術後は目の下を医療用保護テープで圧迫固定しますので、3日間は剥がさずにおいてください。手術当日は目が疲れるような行為、長時間の読書やパソコンなどは避けてください。

    経結膜脱脂に失敗しないためには

    経結膜脱脂に失敗しないためには「術後の生活上の注意点を守る」こと、「カウンセリングで納得してから治療に臨む」こと、「技術力があるクリニックを選ぶ」ことがポイントです。

    術後の生活上の注意点を守る

    傷の治りが悪くなるため、目周りの血流を促す行為、寝るときに頭を低くする行為、ぶつけるなどの行為は避けてください。シャワーや洗顔、洗髪は当日から可能ですが、患部を濡らさないようにしてください。メイクは翌日から可能です。コンタクト、アイメイク、飲酒、喫煙は1~2週間後から、運動は1か月後からとなります。

    カウンセリングで納得してから治療に臨む

    同じ治療でも、クリニックにより術式や処方薬、料金体系は異なります。治療前の診察やカウンセリングで不明な点について確認し、納得したうえで治療に臨みましょう。持病や常用している薬がある場合は、点眼薬や軟膏薬など内服薬以外についても、事前のカウンセリングで医師に必ず確認をして指示を受けてください。

    技術力のあるクリニックを選ぶ

    経結膜脱脂の仕上がりは医師の技術に左右されます。技術の高さを確認するには、医師の経歴のほか、経結膜脱脂の症例を多数掲載しているクリニックを選びましょう。技術が未熟だと、脱脂部位への追加の脂肪注入といった余計な治療や高周波メスの使用を提案することがあり、ダウンタイムが長引きます。その間、普段使用している目薬が使えなくなることも考えられます。

    イセアクリニックの経結膜脱脂は、解剖学を熟知した技術力のある医師が、余分な治療をせずともきれいに仕上げます。事前カウンセリングは何度でも無料。些細なことも納得いくまで説明を受けて、治療に臨んでください。

    こちらの症例を詳しく見る

    経結膜脱脂の注意点に関するQ&A

    経結膜脱脂の注意点に関するよくある質問にお答えします。  

    経結膜脱脂後に普段使用している目薬は使えますか?

    答え

    原則として目薬は術後1週間後から使用可能です。それ以前に使用したい場合は、事前カウンセリングで医師までお伝えください。

    経結膜脱脂を受けるにあたっての注意点はありますか?

    答え

    実績のあるクリニックで、リスクについても理解して納得してから治療に臨みましょう。既往のある人は事前にお申し出ください。  

    経結膜脱脂後の日常生活における注意点はどのようなものですか?        

    答え

    原則として医師の指示に従いお過ごしください。シャワーや洗顔、洗髪は当日から、メイクは翌日から可能です。コンタクト、下瞼のメイク、飲酒、喫煙は1~2週間後から、運動は1か月後から可能です。術直後は血流を促進したりする行為は避けてください。

    まとめ

    今回は以下の内容についてお伝えしました。

    ・経結膜脱脂とは

    ・経結膜脱脂後に処方される目薬

    ・経結膜脱脂後に普段使っている目薬は併用できる?

    ・経結膜脱脂後に普段の目薬を使うときの注意点

    ・経結膜脱脂の目薬以外の注意点

    ・経結膜脱脂に失敗しないためには

    経結膜脱脂は下瞼の裏の粘膜を切り、目の下のクマ・たるみの原因となる眼窩脂肪を取り出す手術です。術後は痛み止めや炎症予防、乾燥予防などの目的で目薬が処方されることがあります。普段使っている目薬は、術後1週間してから使用できますが、持病等により休止できない場合もあるため手術前に医師までお尋ねください。使用する際は、清潔にお使いください。経結膜脱脂に失敗しないためには生活上の注意を守り、カウンセリングで納得してから、技術力のあるクリニックで治療を受けましょう。

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