1分間で効果抜群!お風呂で行うリンパマッサージ方法とは

靴下を脱ぐとゴムの後がくっきり。そんな経験ありませんか。女性は特に夕方以降の足のむくみが気になると言う人が多いですよね。そもそも足のむくみの原因とはなんなのでしょうか?今回は気になるむくみにたった1分間で効果が実感できる、お風呂で行うリンパマッサージ方法をご紹介します!

リンパとは!?

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リンパとは、リンパ腺やリンパ節のことで、リンパ腺は血液組織が通る道。リンパ節はリンパ腺が集中して集まる部位のことを指します。このリンパ腺の中を流れるのがリンパ液で、リンパ液が運んだ細菌や不純物をリンパ節で免疫細胞によって排除しようとする働きがあります。リンパとは老廃物を除去するだけでなく、人間の体を細菌やウイルスから守るためにも大切な器官なんですね。このリンパ節はおもに後頭部の髪の生え際、耳の前後、脇の下、足の付け根あたりにあります。実はこのリンパには血液にとっての心臓のように、ポンプの役割をしてくれるものがありません。そのため普段は体の動きや筋肉の動きによって循環が促されています。事務仕事や運動不足になると足がむくんでしまうのはこのリンパの滞りが原因となるのですね。

全てのリンパ経路には弁があり、太いリンパ管では2~3ミリごとに弁が存在しています。
この弁が開くことでリンパ液が流れるのでこの弁をスムーズに開くのがポイントとなります。そこでお勧めなのが入浴中のリンパマッサージです。リンパが循環するには筋肉運動と呼吸、腸の蠕動運動が関係しますが、入浴中はこれらの運動が活発になるためリンパも活性化しています。入浴中のリンパの活性化した状態でマッサージを行うことによってより効果的にリンパの循環を促すことができるのです。

ふくらはぎとふとももを重点的に!リンパマッサージの方法

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リンパはとても細いので力を入れてぐいぐいもむ必要はありません。マッサージするときはリンパの流れを意識することが重要です。

  • 1.足の裏を押す(両足10秒ずつ)
  • 2.足の甲を押す(両足10秒ずつ)
  • 3.足の指付け根から指先に向けてもむ(両足10秒ずつ)
  • 4.ふくらはぎを手のひらで包み込むようにして下から上にさする(両足10秒ずつ)
  • 5.太ももも同様に下から上に撫でるようにしてさする。(両足10秒ずつ)

大切なのは下から上へ流すというのがポイントです。この時ぐいぐいと力をいれるのではなく、手のひらをぴったり押し当てた状態でゆっくり撫でるようにマッサージすることを心掛けて下さい。特に太ももとふくらはぎには大きなリンパ節があるのでこの部分をマッサージすることで足のむくみの解消効果が期待できます。少し膝を曲げるようにして行うとやりやすいので試してみて下さいね。

血液が体中を巡る時間がわずか40秒であるのに比べて、リンパ液が心臓に戻ってくるのにかかる時間は12時間から24時間と言われています。年齢を重ねるとその時間はさらに増加する傾向になるようです。その間老廃物や細菌を運んで体中を巡っているのだからリンパ液の滞りがいかに体の疲労に影響するかもうなずけますね。若いころに比べてむくみやすくなった、疲れやすくなったというのは実はリンパの循環にも大きく影響しているのです。リンパマッサージをすることで足のむくみだけでなく全身の疲労回復効果も期待できるのでぜひ毎日の習慣として取り入れてみましょう。むくみが取れると美しくみえるだけでなく、健康維持にも大いに期待できますよ。すらりとした美脚は女性の憧れ。見た目だけではなく内側からも健康である証と言えます。そのためには毎日の地道なケアが大切なのです。

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