脂肪吸引後に皮ふがでこぼこになるのはなぜ!?対処法は?

脂肪吸引の施術を行なったあとには硬縮と呼ばれる皮ふの硬さやでこぼこが生じることがあります。皮ふの修復に必要な反応とはいえ、いつ治るんだろうかと気になってしまう人もいるかもしれませんね。今回は、硬縮の起こるメカニズムと、治癒までの期間、対策方法などについて取り上げます。
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そもそも硬縮やでこぼこ感ってどうして起きてしまうの?

脂肪吸引では、カニューレという細い管を使って脂肪細胞を吸引しますね。その際に、脂肪を取り除いた部分には小さな穴のような空間ができ、脂肪の周囲の組織にもダメージが生じます。施術のあとにはそうした空間を埋めたり、ダメージを回復させたりするために身体の中で修復反応が起こります。その修復がおこなわれている部分では、皮ふと皮下層をつなげるための繊維が作られますが、その作用によって、皮ふが固く感じられたりでこぼこしたりします。とはいえ、これは傷が治るために必要な反応ですから、脂肪吸引後の症状としては正常なものと捉えることができます。

硬縮の症状はだいたいどれくらい続くものなの?

こうした硬縮は、施術のあと1週間ほどで生じます。その後、治るまでの期間には個人差もありますが、だいたい3ヶ月から4ヶ月ほど症状が継続し、徐々に馴染んできます。でこぼこがなかなか改善しないと心配になる人もいるようですが、これは、身体の中で皮膚を回復させるための正常な過程ですから、過度に不安に感じる必要はないでしょう。しかし、でこぼこ感が数ヶ月経っても治らず、6ヶ月ないしは1年以上悩んでいるという場合には、担当したドクターの技術不足による脂肪の摂り過ぎや取り残しといった可能性もあります。そうした状態が長く続いているなら、一度クリニックを受診してみるとよいかもしれませんね。

でこぼこを取る為に、ひごろから自分でできるケア方法とは?

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硬縮症状が現れている時にマッサージをすると、早い回復の助けになり、皮膚を滑らかにするためにもたいへん効果的です。まずは、自分でできるハンドマッサージの方法をご紹介しましょう。皮ふを触って固く感じる部分があれば、そこをぐりぐりと指圧する感じでマッサージしてみます。強さは少し痛みを感じる程度です。また、二の腕や内ももなど関節に近い部分に皮ふのひきつれを感じるときには、ゆっくりとストレッチしてひきつれを伸ばすようにしましょう。こうしたセルフケアを習慣的に行うことによって、ゆっくりとはいえ確実に自然と硬縮は治っていきますよ。

プロの手を借りて早く治したい人必見!サロンでできる硬縮対策とは?

セルフケアがしっかりできていれば、硬縮について気にしすぎる必要はありませんが、早く皮ふをなめらかででこぼこのない状態に戻したいという人は、機械を使ったアフターケアを受けるのがよいでしょう。例えば、「インディバ」という高周波温熱機器を使ったケア方法があります。これは、脂肪を吸引した部位に高周波を当て、内側から温度を上げるという方法です。そうすると、その部分の血行が促進され、体脂肪や内臓脂肪が燃焼されます。その結果、皮ふのなかの脂肪が柔らかくなり周りとなじみやすくなります。また、「エンダモロジー」と呼ばれる、マッサージ機械も脂肪吸引後のケアに用いられます。この機械は血液やリンパの流れを促進し、老廃物やむくみを取り除くので、脂肪吸引後の皮ふのでこぼこ感やたるみ対策に効果的です。こうしたケアは、施術をしたクリニックだけでなく、それ以外のクリニックや美容サロンで行うことも可能です。施術を担当したドクターに相談しながら、自分でできるマッサージや機械を用いたアフターケアを行って、一日でも早い回復を目指したいものですね。

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