脂肪吸引の術後の不安を解説!痛みと内出血とリバウンド

脂肪吸引は、ダイエットのように長期間にわたる地道な努力をしなくても、一気にきれいな体型になれる可能性があるため、試したいと考えている人は多いでしょう。一方で、術後の痛みや内出血によるアザ、そしてリバウンドについての不安が原因で脂肪吸引手術に踏み切れない人もいるはずです。そういった人のために、術後の痛み、内出血が消えるまでの期間、リバウンドの有無について解説します。

5_2脂肪吸引の術後の不安を解説!痛みと内出血とリバウンド

脂肪吸引の痛みへの対処は体を休めるのが最も効果的

脂肪吸引は、ある程度の痛みを伴うことが避けられない術式です。体内の脂肪を強制的に外部に排出するため、体内では炎症や内出血が起こります。それらが回復していく過程では、筋肉痛のような痛みを感じることになります。この痛みは、脂肪吸引の不安要素の一つでしょう。
術後2~3日が痛みのピークとなることが多いようです。その間は、鎮痛薬の使用や圧迫固定によって痛みに対応します。1週間程度は腫れやむくみは残るでしょうが、その後は軽いマッサージで血行促進をするのが効果的です。内出血は術後2週間程度で治ってくるのが一般的です。
痛みは、体内でダメージを受けた部分が自力で回復しようとする時に発生するものです。そのため、痛みに過剰に反応する必要はなく、無理をせずしっかり睡眠をとり、バランスの良い食事をすることが早い回復に繋がるでしょう。痛みを最小限にするために、確かな技術を持った医師がいて、術前術後のケアがしっかりしているクリニックを選ぶことも大切です。

内出血によるアザが消えるまでの期間は個人差がある?

脂肪吸引後の不安は、痛みだけでなく内出血によるアザもあります。痛みと違って、外見に関わることですので気にする人も多いでしょう。脂肪吸引によって皮下脂肪組織は内出血します。この血液が皮膚の表面に浮いてくるとアザになって見えます。内出血によるアザが消えるまでの期間は、いくつかの要因により個人差があります。
このアザは時間とともに皮膚に吸収されて見えなくなっていきます。脂肪吸引の規模が小さければ、約2週間程度で色は黄色に変化することが多いです。その後しばらくすれば消えていくでしょう。お腹や太もも、ウエストなど大きな規模で脂肪吸引を行った場合は、内出血による影響が消えるまでに1か月程度かかる場合もあります。また、元々の皮膚の色や血行の良し悪しによっても内出血によるアザが消える期間は変わってきます。
内出血の影響が消える期間には個人差はありますが、焦らなくても自然に消えます。クリニックの術後指導に従って術部の圧迫固定等を行っておくと、内出血を抑えられてアザも最小限で済むでしょう。また、内出血が起こっているところは冷やさないにセルフケアが大切です。

脂肪吸引後のリバウンドはある?

意外かもしれませんが、脂肪吸引で排出する脂肪の重量はそれほど重くありません。そのため、脂肪吸引の手術前と後での体重の変化はほとんどないでしょう。脂肪吸引は見た目を綺麗にする効果が大きいのです。そのため、そもそも体重が減少しないのでダイエットをした時のリバウンドのような現象はほとんど無いといえるでしょう。また、脂肪細胞そのものを除去することになりますので、手術を受けた部分は太りにくくなる効果が期待できます。
ただし、別の要因で体重が増加する可能性はあります。術後しばらくは、腫れやむくみによって多少体重が増えることが考えられますが、圧迫固定などの術後ケアをしっかり行うことで対処できます。また、食べ過ぎで太る可能性もあります。脂肪吸引をするしないにかかわらず、暴飲暴食、不定期の食事、脂肪や炭水化物の取り過ぎなどは肥満の原因になりますが、脂肪吸引をした後は手術をしなかった部分の皮下脂肪に集中して脂肪が吸収されますので、その部分は太りやすくなります。

5_3脂肪吸引の術後の不安を解説!痛みと内出血とリバウンド

不安解消のためには信頼できるクリニックを

脂肪吸引に対する代表的な不安である痛み、内出血、リバウンドを最小限に抑えるには、適切な対処をする必要があります。しかし、すべてを自分でマネジメントするのは大変ですし、正しい知識をすべて身につけるのは困難です。そのため、医師やクリニックのアドバイスが重要になってきます。
信頼できるクリニックを選ぶ基準は、患者に合った治療方法やケアを行ってくれること、優秀な医師が揃っていること、さらに、徹底した術前から術後に至るまでのリスク管理体制がしっかりしていることです。特定の術式ばかりをやりたがったり、ドクターのレベルに差があったりするようなクリニックは避けた方がいいかもしれません。全身麻酔を伴う手術の場合は、二人体制で行うなどのリスク管理体制をとっているクリニックは信頼できる可能性が高いでしょう。

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