術後ケアでもっときれいに!脂肪吸引後のお手入れのコツとは?

脂肪吸引後の不安の1つとして多くの人があげるのが、「傷跡が目立ったらどうしよう」「凸凹が残ったらどうしよう」というものです。せっかく脂肪吸引手術を受けてボディラインが美しくなっても、施術箇所に醜い傷跡が残ったり肌の表面に凸凹が目立ってしまったりしたら意味がありませんよね。仕上がりをトータルで美しく整えてこそ、成功と言えます。その為には、実は術後のケアこそが運命を分けると言っても過言ではありません。そこで今回は、脂肪吸引手術後の術後ケアとダウンタイムについてご紹介します。

術後のダメージ、「ダウンタイム」とは?

「ダウンタイム」とは手術後に起こる様々な体のダメージが回復するまでの期間のことをいいます。手術の際カニューレを挿入する傷は最小限にとどめられるので、ほとんど目立つ心配はありません。ただし、手術後は脂肪を取り除いたことによる内出血や痛み、炎症による腫れやむくみの症状が現れます。特に術後1日目はダメージが最も激しいので痛みが強く起こる恐れもあり、なるべく動かずに体をゆっくり休めることが必要です。その後も1週間ぐらいは痛みが続くので重たいものを持ったり、激しい運動をしたりすることは控えましょう。部位によっても差はありますが、内出血や腫れ、むくみの症状などが1か月程度続きます。ただし、術後1週間を過ぎた辺りからは積極的に動き、血行を促進するためにストレッチやマッサージを行うほうが術後の回復が早くなります。また、傷跡を早く治し、むくみや腫れを抑えるためにも圧迫固定が欠かせません。これらのすべての症状が治まるまでをダウンタイムと呼び、積極的な術後ケアが必要な時期になります。

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我慢しない術後ケアのコツとは?

ダウンタイムには痛みや腫れ、内出血などの症状に応じた対応が必要になります。痛みが出ているときは手術による物理的なダメージが原因なのであまり刺激を与えずに、安静にすることが大切です。痛みが強く出ている場合は無理をせずに痛み止めを処方してもらいましょう。脂肪吸引後は脂肪を吸引した後に穴が開いている状態なので、その状態で体を動かすと患部が刺激し合い痛みや出血が出やすくなってしまいます。圧迫固定を行うことで刺激を減らし、新たな内出血を防ぐことができるのでしっかり固定を行うようにしましょう。むくみの原因は体内に残った麻酔薬や、炎症を抑えるために大量に分泌されるリンパ液によって起こります。リンパ液が増えすぎてしまうと血液循環が妨げられるため組織の回復も遅れてしまいます。圧迫固定をすることで水分の排出を促し、血液の循環も良くなるので積極的に行うことが大切です。また、ストレッチや軽い運動を行うことで結構の促進を促すことも効果的です。一時的に凸凹が気になる場合もありますが、多くは傷が回復する際に起こる硬縮と呼ばれる症状です。放って置いても自然に治まりますが早く治したい場合はマッサージが効果的です。

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術後ケアは医師の指示に従って適切に行おう!

痛みやむくみ、内出血などを抑え、体の回復を早めることももちろん大切ですが、ダウンタイムにはもう一つとても大切な役目があります。それはキレイなボディラインを維持するという役目です。ダウンタイムの間に固定をしないと、脂肪吸引後の隙間に余分な組織が入り込んでしまいます。しっかり圧迫固定することでボディラインを固定し、綺麗なラインを保つことが必要です。また、術後のむくみがひどいとむくみが治まった後も皮膚が収縮できずに伸びたままたるんでしまうことがあります。このような現象を防ぐためにも術後ケアは医師の指示に従ってしっかりと行うことが大切です。疑問に思うことや不安なことがあればすぐに医師に相談してくださいね。

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