アートメイクが消える理由
まず初めに、アートメイクは「薄くなる」ことはあっても「完全に消える」ということはありません。
「消えた」と感じる現象は、アートメイク施術直後の色味や濃さが薄くなることをいいます。
アートメイクが消える(薄くなる)理由は、人体の仕組みと関係しています。
アートメイクの色素は人体にとっては異物です。人体は感染などから身を守るため、“異物を排除しようとする働きを持ちます。特に1回目のアートメイクでは、その反応が一番強く出ると言われています。
また、アートメイクは表皮の薄い層に色素を注入します。定着後は色素を含む古い角質はターンオーバーに伴い徐々に体外に排出され、アートメイクは薄くなりますが、皮膚の構造は複雑で厚さや硬さも均一ではないため、ムラが必ず生じます。
アートメイクの1回目・2回目が消えるまでの期間を部位別に紹介します。
1回目のアートメイクは、術後1週間〜10日程度すると薄皮が剥がれ、ダウンタイム症状も落ち着きます。
体感的には個人差はありますが、施術直後から半分くらいの濃さまで薄くなったと感じるでしょう。
その後、1~1.5ヶ月かけて、皮膚の修復とともに濃くなったり薄くなったり、変動しながら定着していきます。
アートメイク1回目が消えるのは、個人差はありますが、施術から約1カ月経った頃。5~7割程度の色素が消えてしまうでしょう。
通常、1回目の施術後約1~1.5ヵ月程度で2回目の施術を受けますが、2回目を受けずにいた場合の行きその持続期間は半年〜1年程度といわれています。完全に薄くなってしまう前に、2回目の施術を受けることで持続期間は伸ばすことが可能です。
ただし、唇は他の部位よりもターンオーバーが早く、消えるのも早いでしょう。
2回目のアートメイクを受けたあとの色素の持続期間は、個人差はありますが約1~2年後。
色素を含んだ角層は肌の生まれ変り(ターンオーバー)とともに排出され、だんだんと薄くなります。
また、部位により消える(薄くなる)期間も異なります。
唇は他の部位よりもターンオーバーが早いため、早く消える(薄くなる)可能性が高いでしょう。
眉は技法により持続期間が異なります。
毛量や肌質・体質に応じて適した技法を選択することでより綺麗な状態を長期間にわたって維持することができるでしょう。
毛並み(3D)よりもパウダー(2D)の方が持ちやすく、組み合わせること(4D)で色素が定着しやすくなる傾向がみられます。
アイラインはインラインの方がアウトラインよりも早く消える可能性があります。
脂性肌の方や汗をかきやすい方、激しい運動やサウナ・温泉によく行く方は通常よりも薄くなりやすい傾向にあります。特に初めての方は色素が定着しにくいため、アートメイクを綺麗な状態で長期間維持するには、リタッチを重ねることをおすすめします。
アートメイクが消えたときの対処法は「リタッチ」、つまり既にあるアートメイクに、色素を重ねて注入することです。
もともとアートメイクの効果は永久ではありません。完成後1~2年すればリタッチが必要な状態まで消えてしまいます。定期的にリタッチをしないと、綺麗な状態を維持することができない施術です。
アートメイクが消えたときに以前のデザインを維持したい場合は、そのまま同じデザインを重ねます。流行や気持ちの変化があれば、デザインを微調整することもできます。もしメイクをする上で困ったことがなければリタッチせずアートメイクが自然に薄くなるのを待っても良いでしょう。
なお、初めてのアートメイクは2回以上の施術をすることで完成度が上がるため、個人差はありますが1回の施術で不十分な場合は2回目以降の施術を補うことで完成します。
アートメイクが消えるのを避けるために、施術後、誰にでもできる方法を解説します。
アートメイクが消えるのを避けるには、術後の保湿を行うことが大切です。(モイストヒーリング)
アートメイクの色素を注入する際に、肌は傷つきます。一般的に、皮膚が乾燥や肌荒れ、傷などのダメージから回復しようとするときは、ターンオーバーのサイクルが早くなります。
ワセリンや処方された保湿剤などを使用し、保湿を徹底しましょう。
アートメイクが消えるのを避けるには、紫外線対策も欠かせません。
紫外線は皮膚にダメージを与えます。特に術後は傷からの回復期間にあり、皮膚のバリア機能が低下しているため紫外線のダメージを受けやすい状態です。紫外線を浴びると、皮膚はダメージから回復しようとしてターンオーバーのサイクルが早まります。
日傘・帽子・UVカット効果のあるサングラスやフェイスガード等で紫外線を避け、メイクが可能になったタイミングで日焼け止めの使用を開始しましょう。
アートメイクが消えるのを避けるために、アフターケア費用が充実しているクリニックを選ぶのもおすすめです。
美容医療は自由診療のため、料金体系はクリニックにより異なります。メニューに記載された料金が施術代だけのクリニックだと、アフターケア代として別途痛み止め・抗生剤・保湿剤などの費用がかかる可能性があります。アフターケア費用が含まれているクリニックを選ぶことで、追加料金を抑えられ、ひいてはアートメイクが消えるリスクを抑えることにつながることでしょう。
あらかじめ、施術費用だけでなく、オプション費用、リタッチ代などを含めて確認しておきましょう。
オイリー肌やニキビ肌・毛穴の大きい肌質はアートメイクの色落ちを早めるだけではなく、定義の美しさに悪影響を及ぼします。
美しい定着を長期間持続させるために日頃から規則正しい生活を行い、スキンケアを入念に行いましょう。
また、セルフケアで補えない場合、美容クリニックなどで治療を受けるのも、大変効果的です。
イセアクリニックでは、眉毛・アイライン・リップ(唇)・ヘアライン・ホクロのアートメイクを扱っています。
アートメイクは原則2回で完成するため、2回目は1回目終了後1~1.5ヵ月以降で薄くなったタイミングで受けていただくのがおすすめです。1年以内のリタッチは1回目よりもお安く受けていただけます。
無料カウンセリングではデザインのすり合わせのほか、色持ちや費用についてなど気になる点があれば納得いくまでご相談ください
🕊フェザリーブロウ🕊
初回 ¥107,800 (税込)
2回目 ¥96,800 (税込)
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リスク・副作用
赤みや腫れなど
アートメイクの1回目は術後約1カ月頃までに、5~7割が消えます。2回目の施術を受けてから1カ月程度で完成すると、徐々に色が薄くなり1~3年程度でリタッチが必要になります。
眉アートメイクは「毛並み(3D)」の技法のみだと色素が薄くなったときに目立ちやすいため、毛並みに「パウダー(2D)」の技法を加える「毛並み+パウダー(4D)」にすることで消えにくくなります。
アートメイクが消えるのは、1回目は人体にとって色素が異物と認識されるため。2回目以降は色素が定着しやすくなりますが、ターンオーバーに伴い徐々に薄くなります。また、アフターケアが不十分な場合も消えやすくなります。
今回は以下の内容について説明させていただきました。
アートメイクが消える理由は、人体に備わる「異物を排除しようとする仕組み」や「ターンオーバー」によるもの。アートメイクが消えるまでの期間は、1回目の施術後約1カ月、5~7割程度消えます。2回目以降の完成後からは、1~3年程度でリタッチが必要な程度まで消えます。
アートメイクが消えてしまったら、リタッチをすることで維持や微調整が可能です。なるべく消えるのを避けるためには、術後の保湿や紫外線対策を徹底すること。アフターケアがポイントです。