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  • 【写真で解説】鼻翼縮小によるダウンタイムは2週間!仕事や日常はいつから?

    投稿日:
    2021/09/02
    ダウンタイム 鼻翼縮小
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    こんにちは。東京イセアクリニック形成外科医の鈴木知佳です。

    小鼻の横幅を小さくするために鼻翼縮小の治療をするなら、術後の生活についても把握しておきたいところ。小鼻にメスを入れた後は、どうなるのでしょうか。ダウンタイムはどのくらいで、どんな症状が現れるのか、仕事は休むべきか、日常生活はいつから送れるのか、気になるポイントを説明します。ダウンタイムの経過を、写真を使って解説します。

    鼻翼縮小術後のダウンタイムは2週間

    鼻翼縮小は小鼻を小さくしたり、小鼻の張り出しを改善したりするために、鼻の皮膚を切りとる治療法です。小鼻の状態やご希望により、鼻の穴の内側または小鼻の外側を切り、縫い合わせます。メスを入れると、必ずダウンタイムが生じます。ダウンタイムの期間は約2週間。下記のような症状が現れます。

    内出血

    注射針や縫合針が当たることで、血管が切れ、皮下に血液が溜まることで起こります。コンシーラーなどで隠すこともできます。

    腫れ

    鼻翼縮小術を受けると、鼻の周りが腫れます。はじめは左右差が生じることもあります。完全に腫れが落ち着いて完成するまでには3か月程度かかります。

    痛み

    術中は局所麻酔が効いているため、痛みを感じることはありませんが、麻酔が切れた後から鈍痛を感じます。イセアクリニックでは痛み止め薬を処方しています。必要に応じて内服していただければ、耐えられない痛みではありません。

    小鼻の内側は吸収糸を用いて縫い合わせるので、抜糸は不要で傷も目立ちませんが、小鼻の外側を切り取った場合、中は吸収糸で縫いますが、外側は非吸収糸で縫うため、5-7日後に抜糸をするまで糸がついた状態となります。小鼻の外側を切ると傷あとが見えますが、半年ほどで薄くなり、皮膚の色が馴染んでくるため、それほど目立たなくなってきます。内側・外側のいずれを切るにしても、1週間後の再診までは、鼻を固定するテープを貼り続けます。テープを貼ることで、日焼けや乾燥などの外敵から身を守り、傷をぴったりとふさぎ、細菌の侵入・感染を防ぎ、術後の腫れや出血を防止することができます。抜糸が終わると腫れも引いていきます。

    ダウンタイム後も、腫れを繰り返したり、安定しない状態が続いたりすることがあります。すべての症状が落ち着くまでは個人差はあるものの、約3か月程度かかります。

    術後の経過を写真で解説

    実際にイセアクリニックで行われた鼻翼縮小の症例を見ていきましょう。
    ご紹介する患者様は、鼻翼縮小の他に鼻プロテーゼ、鼻尖形成(耳介軟骨移植)の施術も同時に受けております。

    手術前

    小鼻がふくらんでいる状態です

    施術直後

    小鼻を切り取り縫い合わせました。患部が腫れています

    抜糸直後(1週間後)

    腫れ、内出血が少し引いていますが、やや残ります。

    術後3ヶ月

    症状が落ち着いてほぼ完成の状態です。

    手術の数日は、腫れや内出血などダウンタイム症状のピークです。写真のように、時間の経過とともに目立たなくなります。

    ダウンタイム後の日常生活

    鼻翼縮小術後のダウンタイムでは、比較的早く日常生活に戻ることができます。

    施術当日から可能なこと

    シャワー、洗顔、スキンケア、メイク(いずれも患部は避ける)、コンタクト

    施術翌日から可能なこと

    コンタクト

    施術1週間後から可能なこと

    運動、飲酒、喫煙

    抜糸または施術1週間後から可能なこと

    入浴

    抜糸は術後5日〜7日目で行います。

    例えば、メイク・洗顔・シャワー・スキンケアは、患部を避ければ、当日から可能です。術後の傷は、完全に塞がってはいません。患部を濡らしてしまうと、細菌が入り感染を起こすリスクがあります。強く擦ったり圧迫したりすると傷が開く可能性があるので、メイクを落とすときも擦りすぎないよう注意しましょう。コンタクトは鼻に直接触れないため当日から使用可能ですが、鼻をかむ行為は縫い合わせた部位を直接刺激することになるため、傷口が閉じてからがよいでしょう。2週間後からが安心です。

    入浴は、鼻の外側を切った場合は抜糸翌日から、鼻の内側を切って抜糸がない場合は1週間後から、運動・飲酒・喫煙は1週間後から可能です。入浴や運動、飲酒は循環がよくなることで、腫れや内出血を招きます。特に頭部に血液が集中すると症状が強く出るため、避けたいところです。激しい運動をすると、循環がよくなるだけでなく、汗が傷に入ってしまう可能性もあります。喫煙は血液中の酸素や栄養の運搬を妨げるため、傷の治りを長引かせてしまいます。一日も早く症状を落ち着かせるには禁煙をおすすめします。

    抜糸は術後5~7日ですが、マスクをしていれば翌日から仕事もできます。ただし、激しい肉体労働は運動と同じく血液循環を促すため、1週間は控えてください。

    ダウンタイムを短縮するには

    ダウンタイムの症状を抑える方法として、腫れや内出血の原因となる過剰な血液循環を抑えることが挙げられます。

    • 冷やす
    • 頭を高くする

    例えば「冷やす」こと。痛みや腫れには1日数回、1回数分程度、ガーゼなどに包んだ保冷材で患部を冷やすことが有効です。保冷材を直接肌に当てると冷たすぎて逆効果になったり、凍傷を招いたりするリスクがあります。

    また、鼻の周りに血液が集中しないよう、頭部を心臓より高く保つことも有効です。特に寝るときは枕を高くする、枕にタオルを重ねるリクライニング機能があれば利用することをおすすめします。

    まとめ

    この記事では以下について紹介しました。

    ・鼻翼縮小後のダウンタイムの期間

    ・鼻翼縮小のダウンタイムの症状

    ・鼻翼縮小の術後の経過(写真)

    ・鼻翼縮小のタウンタイムの過ごしかた

    鼻翼縮小はメスを入れる以上、ダウンタイムの症状は避けられません。ダウンタイムには個人差がありますが、症状は1~2週間で目立たなくなり、良くなったり悪くなったりの不安定な状態は3か月で落ち着きます。ダウンタイム後の日常生活は多少の制限はあるものの、症状が悪化しないよう工夫しながら過ごすことができますし、マスクをすれば、傷や腫れを隠して仕事をすることもできます。イセアクリニックでは、カウンセリングは何度でも無料ですので、気になることはぜひ術前にご相談ください。

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    美容外科・皮膚科
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