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  • 下瞼のたるみの原因とは?セルフケアから外科手術まで解消方法を解説

    投稿日:
    2022/01/26
    たるみ 下瞼 解消
    酒井 新介医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    技術指導医
    酒井 新介

    Shere

    老けて見えしてしまう原因の「下瞼のたるみ」。予防から根本的解消法までご紹介します。たるみの原因に対応した「自分でできるたるみ対策」、自力ではたるみを解消できないときの手軽な「プチ整形」、根本的に解決したいときにおすすめの「外科手術」を医師が解説します。

    下瞼のたるみは老けて見える

    下瞼のたるみは黒クマとも呼ばれ、目の下に黒い影を作ります。クマには血行不良による青クマ、シミや色素沈着による茶グマもありますが、総じてクマやたるみは「疲れた」「不健康な」「不機嫌な」「ネガティブな」印象を与え、「老け見え」の原因にもなります。

    重力以外の下瞼のたるみの原因とは

    下瞼のたるみの原因は、肌が重力に逆らえないためだけではありません。乾燥や紫外線などの外的要因も、肌にダメージを与えます。加齢による肌のハリや弾力を保つ組織の減少、コンタクトの使用によるまぶたへの負担、パソコンやスマホの見過ぎによる目元の筋肉の衰え、急激なダイエットによる栄養バランスの崩れ等も、肌の衰え、たるみにつながります。

    普段の生活が大切!自分でできる下瞼のたるみ解消方法

    たるみを解消するには普段の生活が大切です。自分でできる下瞼のたるみ解消法としては、スマホやパソコンの使用時間に気をつける、寝不足にならないようにする、保湿成分とビタミンC誘導体を含む化粧品を取り入れたスキンアケア、頭部や肩回りのマッサージ、眼輪筋エクササイズなどが挙げられます。

    スマホやパソコンの使用時間に気を付ける

    スマホやパソコンを使用すると狭い範囲を見つめ続けるため、瞬きなど目の動きが減り、目周りを囲むように位置する瞼を開閉する眼輪筋が緊張し、血行不良やたるみ、クマにつながります。長時間の使用に注意し、適度に休憩を挟みましょう。

    寝不足はやはり大敵

    寝不足は血流を滞らせてしまいます。血流が乏しくなると、組織に酸素や栄養が行き届かず、冷えやたるみの原因となります。目元の血流が悪くなると、青クマも発生しやすくなります。

    保湿成分とビタミンCを含む化粧品でしっかり保湿する

    乾燥はあらゆる肌トラブルの引き金となります。保湿成分を含む化粧品でお手入れを心がけましょう。肌の張りに欠かせないコラーゲン生成を助けるビタミンC誘導体を含む化粧品もおすすめです。目元用に特化したものもあります。

    下瞼だけでなく頭部や肩回りもマッサージする

    耳周りや鎖骨周りのリンパ節の詰まりをほぐすと、顔の老廃物が流れやすくなります。耳を下からチョキの形で挟んだまま10~20回円を描くようにマッサージします。さらに、耳の下から鎖骨にかけて手のひらで撫でおろします。両鎖骨の溝に各手の四指を引っかけて3秒押して離すポンピングまで1セットで行いましょう。
    耳の上に位置する側頭筋は眼輪筋とつながっています。人差指・中指・薬指で揉みこみ、緊張を緩めましょう。

    たるみや老化を防ぐ食生活

    たるみ対策には、張りのある肌の素「タンパク質」が豊富な肉や魚の摂取がおすすめです。糖を代謝する過程でコラーゲンが壊されるため、「甘いもの」は控えましょう。むくみが加わるとたるみがさらに目立つため、「塩分や冷たい飲み物」は控えます。

    眼輪筋エクササイズ

    眼輪筋を引き締め、眼窩脂肪が前に突出しないようエクササイズをしましょう。額にシワを寄せないように注意しながら目を見開き、眼球で∞を描くように5回、反対回りに5回動かします。効果を感じるまでには個人差があり、早くても1か月~1年程度かかりますが、リフレッシュとしても有効です。

    下瞼のたるみは重力の影響が大きく、逆らうのは大変

    自力でできる下瞼のたるみ対策は、効果を実感するには時間がかかります。予防としては有効ですが、1回行っただけでは大きな変化、根本的な解決は望めません。既にできた下瞼のたるみを重力に逆らって解消するのではなく、あくまで予防的に行うとよいでしょう。

    重力に逆らうにはプチ整形がおすすめ

    重力に逆らい、下瞼のたるみを解消するには、プチ整形がおすすめです。例えばヒアルロン酸注入、下眼瞼脱脂、などの方法があります。

    ヒアルロン酸注入

    目の下のクマ・たるみの影部分にヒアルロン酸を注入することで、たるみをカモフラージュさせる方法です。ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内に吸収される性質があるため、持続的な効果を期待するならば、再注入を繰り返す必要があります。メスを入れたくない人、ダウンタイムが取れない人にはおすすめです。ほぼ問題ございませんが、世界的には誤って血管に注入し動脈塞栓を起こしたり、失明の報告が稀にあります。目元への注入1回あたり料金相場は10~15万円程度です。

    ハイフ

    ハイフとは、高密度焦点式超音波(HIFU/High-Intensity Focused Ultrasoundの略)のことで、収束させた超音波によって、たるみの原因となる筋膜を収縮させ、皮膚の土台から引き締める治療です。ハイフでの治療するメリットとして、「当日から効果を実感でき、ダウンタイムが短い」「リスク・痛みが少ない」「メス・針を使用しない」ことになります。

    イセアクリニックのISEA HIFUは従来のハイフに比べ、劇的に痛みを軽減したマシンです。脂肪燃焼とタンパク質凝固の最低温度を狙うことで、痛みをできる限り抑えることができます。肌のお悩みや状態に適した、ひとりひとり異なる施術を提供します。

    下瞼のたるみを根本的に解消しよう!

    下瞼のたるみを根本的に解消するには、下眼瞼脱脂がおすすめです。
    1回の手術で半永久的な効果が得られ、ダウンタイムも短く、周りにバレにくい治療です。経結膜脱脂であれば、見えるところに傷もできません。1回で済むため、結果的に費用を抑えることができます。

    下眼瞼脱脂とは、下瞼のたるみの原因となる眼窩脂肪を下瞼にメスを入れて取り除く治療です。粘膜側からメスを入れる経結膜脱脂の場合は縫合も抜糸も不要で、ダウンタイムは約1~2週間。皮膚側からメスを入れる経皮脱脂は縫合・抜糸があり、ダウンタイムは約2週間。いずれも完成までは3カ月です。外科治療のなかでは比較的ダウンタイムが短く、経結膜脱脂であれば見えるところに傷もできません。仕上がりのアンバランスや感染のリスクがあります。料金相場は15~30万円程度です。

    こちらの症例を詳しく見る

    下眼瞼脱脂の方法を詳しく解説

    下眼瞼脱脂なら技術力のあるクリニックがおすすめ

    下眼瞼脱脂を受けるなら技術力のあるクリニックを選びましょう。仕上がりやダウンタイムは医師の技術に左右されます。イセアクリニックの下眼瞼脱脂は、解剖学を熟知し、技術力のある医師がきれいに仕上げます。他院で推奨している追加の脂肪注入や高周波メスの使用はダウンタイムを長引かせてしまうため、技術があれば不要です。事前のカウンセリングは何度でも無料です。納得いくまで説明を受けて、治療に臨んでください。

    こちらの症例を詳しく見る

    下瞼のたるみに関するよくある質問

    下瞼のたるみに関するよくある質問にお答えします。

    下瞼のたるみはマッサージで治せますか?

    答え

    下瞼のたるみは黒クマと呼ばれるもので、マッサージで治すことはできません。血行不良による青クマはマッサージや血流を促すことで改善できますが、擦りすぎると茶クマの原因になります。

    下瞼のたるみはヒアルロン酸のみで治せますか?

    答え

    ヒアルロン酸注入は下瞼のたるみの影を埋めるため、カモフラージュとして用いられます。デメリットはやや腫れぼったくなること、効果が永久ではないことです。

    下瞼の脂肪によるたるみ解消にレーザーは有効ですか?

    答え

    皮膚のたるみにはレーザーを照射することがありますが、眼窩脂肪によるたるみには効果は期待できません。根本的に解決するには、眼窩脂肪を除去する必要があります。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明しました。

    ・下瞼のたるみは老けて見える

    ・重力以外の下瞼のたるみの原因とは

    ・普段の生活が大切!自分でできる下瞼のたるみ解消方法

    ・下瞼のたるみは重力の影響が大きく、逆らうのは大変

    ・重力に逆らうにはプチ整形がおすすめ

    ・下瞼のたるみを根本的に解消しよう!

    ・下眼瞼脱脂なら技術力のあるクリニックがおすすめ

    下瞼のたるみの原因は乾燥や紫外線、加齢や生活習慣です。自分自身でできる対策としては、スマホやパソコンの使用時間に気をつける、寝不足にならない、化粧品で保湿、セルフマッサージやエクササイズなどが挙げられます。自力でできることは予防として行い、できてしまったたるみにはプチ整形がおすすめです。下瞼のたるみを根本的に解決する方法は、下眼瞼脱脂です。仕上がりは医師の技術に左右されるので、実績のあるクリニックで治療を受けましょう。

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