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  • 下眼瞼脱脂のリスクと失敗しない方法!

    投稿日:
    2021/06/03
    リスク 下眼瞼脱脂術
    中村 卓巳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    美容外科医
    中村 卓巳

    Shere

    目の下のクマ・たるみによるクマを解消するための下眼瞼脱脂。治療を受けるならリスクを最小限に抑えたいものです。下眼瞼脱脂の仕組み、想定されるリスクやリスクを避けるためのチェックポイントを紹介します。そもそも下眼瞼脱脂が適している人・適さない人がいます。自分に合った方法を選んで可能な限りリスクを避け、きれいな目元を手に入れましょう。

    下眼瞼脱脂の仕組み

    下眼瞼脱脂は、目の下のクマ・たるみ取り治療のひとつで、目の下のふくらみや黒クマにお悩みの方におすすめの方法です。部分麻酔をして、下まぶた裏の赤い粘膜部分に切り込みを入れ、目の下のふくらみの原因となる眼窩脂肪を取り除きます。傷は小さく縫合や抜糸はないため、ダウンタイムは1~2週間と短いのが特徴です。ダウンタイムには、個人差はありますが、痛みや内出血、腫れなどの症状があらわれることがあります。

    下眼瞼脱脂で起こりうるリスク

    下眼瞼脱脂で起こり得るリスクには、術後のダウンタイムにあらわれる「症状(腫れ・内出血)」、不自然になったりするなどの「失敗」、加齢による「再発」などが挙げられます。

    リスク1・腫れ・内出血

    症状の出かたには個人差がありますが、術後のダウンタイムには必ず腫れや内出血を伴います。腫れは傷の治癒過程に発生する自然な症状です。内出血は医師の技術力とは関係なく、患者様の状態により程度が異なります。いずれの症状も、平均で1~2週間、時間の経過とともに治まります。マスクやコンシーラーなどのメイクでカバーすることで目立ちにくくなります。

    リスク2・失敗      

    下眼瞼脱脂は、目の下のクマ・たるみにより突出した眼窩脂肪を取りだす治療法です。もともと眼窩脂肪が少ない場合は効果がないばかりか、必要以上に脂肪を取りすぎてしまった場合には、頬の部分の凹みが目立ったり、目の下がシワっぽく見えてしまうこともあります。また、目の下の脂肪が入る袋は3か所あり、3つの袋からバランスよく除去できないと凸凹として不自然な仕上がりになる可能性もあります。医師が患者様の状態を見極めるデザイン力と適量の脂肪を適切に取り出すことのできる技術力を持っていれば、こうした失敗を防ぐことができます。

    リスク3・再発する可能性がある

    脂肪細胞の数は思春期以降に一定となり、元に戻ったり増えたりすることはありません。脂肪細胞が肥大することはありますが、せいぜい数倍程度です。下眼瞼脱脂で眼窩脂肪を取り除いた後に脂肪細胞の数が変わることはないため、きわめて少ない脂肪が肥大したとしても目立たず、基本的には再発しにくい治療です。ただし、加齢によりたるみが生じることで、稀に再発する可能性があります。

    リスク4・高周波メス使用により瘢痕リスクが上がる

    高周波メスとは、電気メスとも呼ばれ、「切開」と「止血」を同時に行うことができる電気手術器のひとつです。高周波メスを使用すると患部を切る際に出血を抑えられるため、一見メリットのように思えますが、実は切開部分の血管を傷つけてしまうことで血流がなくなるため傷の治りが悪くなってしまいます。また、熱を加えることで切開した付近の組織が固まり、目の裏とはいえ傷あとが残る可能性があります。技術力のある医師ならば、高周波メスを使用せずとも必要最小限の出血に抑えながら治療を行うことができます。

    下眼瞼脱脂に適する人・適さない人

    下眼瞼脱脂は「たるみ」によって突出した「眼窩脂肪」を除去することで、目もとのたるみや黒クマを改善する治療法です。下眼瞼脱脂の失敗の原因の一つは、適していない人への治療です。ご自身の状態に下眼瞼脱脂があっているのか、カウンセリングや医師の診察を受けることで、リスクを排除できます。

    【適する人】

    • 眼窩脂肪によるふくらみがあっても下まぶたのしわやゴルゴラインが目立たない人

    【適さない人】

    • 皮膚が薄い人、血行不良によるクマ(青クマ)でお悩みの人
    • 色素沈着によるクマ(茶クマ)でお悩みの人
    • 弛んだ皮膚が余っている人
    • 皮下脂肪が少なくゴルゴラインが目立つ人

    下眼瞼脱脂に失敗しないためのポイントは?            

    下眼瞼脱脂に失敗しないためのポイントは、実績あるクリニック選びとカウンセリングなどで納得してから治療を受けることです。余計な治療をすすめるようなクリニックは避けましょう。

    実績のあるクリニックを選ぶ     

    下眼瞼脱脂の仕上がりは医師のデザイン力や技術力に左右されます。知識と経験のある医師であれば、出血を極限まで抑えながら施術を行うことができます。結果的にダウンタイムも短く済み、傷あとも残りにくいでしょう。経験豊富な医師がいるか、症例実績が掲載されているかなどを確認し、クリニックを選びましょう。

    紹介した症例写真の詳しい内容はこちら

    ポイント2・カウンセリングで納得したうえで治療を受ける

    イセアクリニックのカウンセリングは納得いくまで何度でも無料です。ご自身の理想はもちろん、他のクリニックとも比較し納得したうえで、治療に臨みましょう。治療について専門的なことは医師に、プランや料金についてはカウンセラーにお尋ねください。

    ポイント3・余計な治療をしない

    下眼瞼脱脂で適切な量の脂肪を切除できれば、お悩みのクマは解決することが多いです。「脂肪注入をしなくて大丈夫ですか?」というご質問をいただくことが多いですが、脂肪注入を行わなくても、仕上がりの形を整えることができます。脂肪注入が適応になる患者さまもいらっしゃいますが、割合としてはごくわずかです。下眼瞼脱脂と同時に脂肪注入を行うのことを「仕上がりをよりキレイに見せるため」と謳っているクリニックもありますが、余計な治療であり、かえって身体的・金銭的負担が増えてしまいます。まずはお悩みのクマの原因である下眼瞼の脂肪のみを取ることだけをお勧めします。

    下眼瞼脱脂に関するよくある質問

    下眼瞼脱脂術後に関するよくある質問にお答えします。

    質問1・下眼瞼脱脂術後、2日間保護のテープを貼るのはなぜですか?

    答え                                                                                                                                    

    術後の腫れや出血を防止するためです。術後の患部はデリケートです。日焼けや乾燥などの外的刺激によりダウンタイムの症状が悪化することのないよう2日間は医療用テープを貼ったままにし、清潔を保つためにも濡らしたり汚したりしないように注意してください。

    質問2・術後に気をつけることはありますか?

    答え                                                                                                                                    

    シャワー・洗髪・洗顔は当日から行えますが、患部は濡らさないようにしてください。アイメイクは1週間後から、それ以外のメイクは翌日から可能です。クレンジングや洗顔はふき取りタイプのものを使用するとよいでしょう。コンタクトや目薬、飲酒、喫煙は1週間後から、運動は1か月後から可能です。血流をよくすることで腫れや内出血が強く出てしまうため、施術当日は長時間の読書やPCの利用など目を疲れさせる行為は避け、就寝時は枕を高くするなどを心がけてください。同様の理由で、長時間の入浴や過度な飲酒、激しい運動は控えてください。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明をさせていただきました。

    ・下眼瞼脱脂とは

    ・下眼瞼脱脂で起こりうるリスク

    ・下眼瞼脱脂が適する人、適さない人

    ・下眼瞼脱脂で失敗しないためのポイント

    ・下眼瞼脱脂に関するよくある質問

    下眼瞼脱脂は、目の下のクマ・たるみにより突出した脂肪細胞を切除し、たるみや黒クマを改善する治療法です。出血や腫れ、失敗、再発、傷あとが残るなどのリスクを伴いますが、患者様の状態に合った適切な治療法や適切なクリニックを選択することで、リスクは最小限に抑えることができます。傷はまぶたの裏なので表からは見えませんが、皮膚の中はデリケートな状態です。術後に適した生活を送ることでも、リスクを抑えることができます。

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