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  • 下眼瞼脱脂しても再発する?仕組みと予防策を解説

    投稿日:
    2021/06/25
    下眼瞼脱脂術 再発
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    下眼瞼脱脂後、稀に再発することはありますが、元通りになってしまうことはありません。再発の仕組みと再発までの期間、再発させないためにご自身でできることをお伝えします。

    下眼瞼脱脂しても稀に再発する

    下眼瞼脱脂の効果は半永久的と言われますが、稀に再発する人もいます。ただし、再発と言っても元通りになるわけではありません。再発してしまう仕組みや再発までの期間について説明します。

    再発と言っても元通りになるわけではない

    脂肪は脂肪細胞の中に蓄えられています。脂肪細胞の数は思春期までに決定し、原則として変わることはありません。一般に痩せると脂肪細胞の数は減らず、蓄えられている脂肪の量が減り、脂肪細胞が小さくなります。下眼瞼脱脂で眼窩脂肪を減らすと脂肪細胞ごと摘出するため、脂肪を蓄える場所が減り、たるみのもととなる眼窩脂肪が治療前と同じくらいまで溜まることはありません。

    目の下の脂肪を除去しても、上まぶたの脂肪が降りてくることもありません。眼窩脂肪は目の上と下とでつながっておらず、別々の袋状の膜に包まれ、それぞれ目の周りの骨に靱帯でつながれています。目の上の脂肪が薄くなったとしたら、下に降りたのではなく、目の奥に収まっている状態が予想されます。

    再発してしまう仕組み     

    目の下の脂肪細胞を除去することで、眼窩脂肪は以前ほど溜まりにくくなります。しかし、脂肪細胞を全て取り除いてしまうと凹みやシワの原因となるため、脂肪細胞をゼロにすることはできません。残った脂肪細胞が加齢によりむくみを起こし脂肪細胞の容量が増加することで、たるみやクマが目立ち始める可能性はあります。

    さらに、たるみの原因は眼窩のくぼみや頬の脂肪の下垂など、複合的な理由で起こります。下眼瞼脱脂は眼窩脂肪が原因の黒クマやたるみには効果的ですが、余った皮膚や茶クマ・青クマなど、別の要因が残っていると、下眼瞼脱脂をしてもたるみやクマが目立つことがあります。

    再発までの期間

    目の下の眼窩脂肪が原因の黒クマやたるみに対し下眼瞼脱脂を行った場合、眼窩脂肪の数は少なくなっています。少なくなった脂肪細胞が浮腫んで突出するまでの容量になるには、かなり時間がかかります。個人差はありますが、下眼瞼脱脂の治療効果は約20年と言われています。

    再発しない他の方法はある?  

    治療が成功しても完全に再発しないとは言い切れませんが、目の下のたるみ取り治療で再発しにくい治療には、下眼瞼脱脂以外に「下眼瞼除皺術」や「ハムラ法」があります。

    【下眼瞼除皺術】文字通り、下まぶた(下眼瞼)のシワを除く治療法で、目の下の皮膚がたるんでシワになっている人に適しています。下まぶたのすぐ下を切開し、たるみの原因である余った皮膚を引き上げ、切り取り、縫い合わせ、1週間後に抜糸をします。ダウンタイムは約2週間、完成までは約3か月です。

    【ハムラ法】「眼窩脂肪の突出」の他、目の周りの「皮膚の余り」、突出した眼窩脂肪の下の脂肪が不足して「凹み」がある人に適した治療法です。眼窩脂肪を目の下の凹み部分へ移動させることで突出部分とその下の段差による影をなくし、目の下にある余った皮膚や筋肉を切除します。

    下眼瞼脱脂を再発させないためにできること

    下眼瞼脱脂が術後に再発することは稀ですが、少しでも再発させないために、事前にできることを徹底しましょう。ポイントは「原因や状態に適した治療法を選択すること」「カウンセリングで納得したうえで治療を受けること」「実績のあるクリニックを選ぶこと」です。

    原因や状態に適した治療法を選択する         

    ひとくちに「たるみ」や「くま」と言っても、さまざまなタイプがあり、ひとりひとりの原因や状態により適した治療法は異なります。再治療をしないでも満足のいく仕上がりになるように、最適な治療を見極めることが大切です。同じ症状に対し、クリニックにより提案する治療法や技術、使用する医療機器等が異なることがあります。最適な治療法を選択しましょう。

    カウンセリングで納得したうえで治療を受ける

    どの治療法が適しているかわからない場合は、クリニックのカウンセリングを受けてみましょう。イセアクリニックのカウンセリングは、納得がいくまで何度でも無料で受けることができます。ご自身の理想はもちろん、他のクリニックとも比較し、必要な治療か、最適な治療か、仕上がりを想定したデザインにも納得したうえで治療に臨みましょう。治療について専門的なことは医師に、プランや料金についてはカウンセラーにお尋ねください。

    実績のあるクリニックを選ぶ

    下眼瞼脱脂の仕上がりやダウンタイムの長さは、デザイン力、脂肪注入をしなくとも適切な量の脂肪を採取できる技術、高周波メスに頼らず出血を最小限に済ます技術など、医師の技術力に左右されます。クリニックのホームページなどで、症例写真を載せているか、不必要な治療をしていないか、電気メスに頼っていないかなど、チェックしましょう。イセアクリニックでは経験のある医師が、電気メスを使用せず美しく仕上がるように施術を行います。

    以下に、イセアクリニックで実際に行われた症例を確認しましょう。

    下眼瞼脱脂に関するよくある質問

    下眼瞼脱脂後に関するよくある質問にお答えします。

    術後の効果維持のためにできることはありますか?

    乾燥や紫外線は全ての肌トラブルを招きます。特に目元の皮膚は体の中で最も皮膚が薄く皮脂の分泌が少ないため、乾燥しやすく、紫外線などの外部刺激を受けやすく、アレルギー反応も起きやすい部位です。新たなシワやたるみ、クマを作らないよう、保湿や紫外線対策はもちろん、摩擦を避け、ストレスを溜めず、規則正しい生活をすることなどを心がけましょう。

    術後にトラブルがあったら対応してもらえますか?

    施術後、身体に異常がある緊急の場合は24時間体制で電話対応・再診処置を行っています。また、痛みや腫れ、内出血などのダウンタイム症状は程度の差はありますが必ず起こるものです。事前に、どのような症状があるのか、説明をさせていただきますので、ご安心ください。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明しました。

    ・下眼瞼脱脂しても稀に再発する

    ・再発しない他の方法はある?

    ・下眼瞼脱脂を再発させないためにできること

    ・下眼瞼脱脂に関するよくある質問

    目の下のクマ・たるみは、下眼瞼脱脂をしても稀に再発することはありますが、脂肪細胞そのものを取り除いて細胞の数を減らしているため、全く同じ状態に戻ることはありません。再発するにしても、脂肪細胞が浮腫んで大きくなり、たるみが進むことを考えると、20年ほどかかるでしょう。再発させないためには、目元の状態に適した治療を受けること、カウンセリングで納得してから実績あるクリニックで受けることです。術後の効果を維持するには、日焼け止めや保湿など毎日のスキンケアを心がけましょう。

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