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  • 皮膚を切らない目の下のたるみ取りとは?下眼瞼脱脂の効果を解説

    投稿日:
    2021/07/26
    たるみ 下眼瞼脱脂術
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    皮膚を切らない下眼瞼脱脂はたるみの改善に効果があるのかについてお答えします。下眼瞼脱脂の仕組みやたるみの原因をもとに、下眼瞼脱脂でたるみが解消する理由や下眼瞼脱脂以外でたるみを解消する方法、下眼瞼脱脂で失敗しないためのポイントなどを紹介します。

    下眼瞼脱脂術とは

    下眼瞼脱脂は、目の下のクマ・たるみ取りのひとつ。目の下のふくらみの原因となる眼窩脂肪を取り除く治療法です。下まぶた裏の赤い粘膜部分から眼窩脂肪を取り出す「下眼瞼脱脂術」なら、皮膚表面に傷はできず、切開範囲が小さいため縫合や抜糸が不要です。ダウンタイムには、痛みや内出血、腫れなどの症状があらわれることがありますが、1~2週間と短いのが特徴です。完成までは3か月程度で、効果は半永久的です。

    たるみの原因

    目の下のクマ・たるみの原因は、大きく4つあります。

    (1)眼窩脂肪の膨らみ:眼球や目の下にある眼窩脂肪は、眼輪筋や靭帯などによって、基本は眼窩脂肪が目立ちません。眼窩脂肪周囲の眼輪筋や靭帯が衰えると眼球周囲が緩み眼窩脂肪が前に押し出されます。

    (2)皮膚のたるみ:皮膚内部の繊維芽細胞、コラーゲン、エラスチンは弾力や潤い、ハリを保つ働きがあります。皮膚のたるみは、加齢によりこれらの成分が減少や変性を起こした状態です。

    (3)眼窩脂肪の膨らみと皮膚のたるみ:①②の両方の原因が重なっている状態です。

    (4)眼窩脂肪の膨らみと頬上部の凹み:①②の原因に加えて、頬上部もたるんで凹んだ状態です。

    下眼瞼脱脂術でたるみが解消する

    下眼瞼脱脂でたるみが解消するのは、たるみの原因が目の下にある「眼窩脂肪の突出」に限定しているからです。余分な皮膚が余っている場合や眼窩脂肪の下に凹みがある場合は、眼窩脂肪を取り除くだけの「下眼瞼脱脂」ではたるみは解消しません。また、下眼瞼脱脂の仕上がりをきれいにするためという理由で追加の「脂肪注入」を勧めるクリニックもありますが、仕上がりを想定した量の眼窩脂肪を採取することで、追加の脂肪注入を行わずともきれいに仕上がります。

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    下眼瞼脱脂以外の治療法

    下眼瞼脱脂以外にも、目の下のクマ・たるみを改善する治療法はあります。下眼瞼脱脂術は眼窩脂肪を取り除く施術ですが、皮膚のたるみを解消する「下眼瞼除皺術」眼窩脂肪と皮膚のたるみを解消する「ハムラ法」について解説します。

    皮膚のたるみを改善する「下眼瞼除皺術」

    目の下の皮膚がたるんでいる人に適した治療法です。下まぶたのすぐ下を切開し、たるみの原因となる、余っている皮膚を切り除いて縫い合わせます。ダウンタイムは2週間、完成までは約3か月かかります。目の下の眼窩脂肪と皮膚のたるみの両方ある場合は、下眼瞼除皺術と脂肪切除が良いかと思われます。まずは下眼瞼脱脂をして、皮膚のたるみが気になってきた場合は、下眼瞼脱脂の術後3ヶ月以降に下眼瞼除皺術をすることも可能です。

    脂肪によるたるみと、凹みを改善する「ハムラ法」

    眼窩脂肪の突出の他、目の周りの皮膚の余り、突出した眼窩脂肪の下の脂肪が不足して凹んでいる人に適した治療法です。眼窩脂肪を目の下の凹みへ移動させることで突出部分とその下の段差による影をなくし、目の下にある余った皮膚や筋肉を切り除いて縫い合わせます。ダウンタイムは2週間~1か月、完成までは約3か月です。

    外科手術以外でたるみを改善する方法は?

    たるみが目立たなくさせる予防法として、マッサージ、エクササイズ・家庭用美顔器などが挙げられます。眼輪筋を強化、肌のハリ・弾力を保つことで、目の下のたるみは目立ちにくくなります。たるみの予防法として挙げられる、マッサージなどでは眼窩脂肪や皮膚による、黒クマ・影クマを完全に解消させることは難しいです。

    完全に解消させるには、眼窩脂肪を物理的に取り除くことができる外科手術がおすすめです。

    目の下の凹みが目立つ場合には、ヒアルロン酸注入、脂肪注入がおすすめです。凹みが目立つ原因として、眼窩脂肪が少ない、などが挙げられます。凹みをなくすために、ヒアルロン酸もしくは太ももやお尻などから採取した脂肪を注入することで凹みは解消されます。

    下眼瞼脱脂によるたるみ改善の失敗例

    下眼瞼脱脂をしても、たるみの原因が 「皮膚のたるみ」や「眼窩脂肪の下の頬の凹み」など「眼窩脂肪の突出」以外による場合は適用外であるため、改善の見込みがありません。また、眼窩脂肪を取り除く量が多すぎると凹みやくぼみ、しわの原因となり、少なすぎると効果を感じにくい結果になり、場合によっては左右差が出てしまう可能性もあります。

    下眼瞼脱脂術に失敗しないためには

    下眼瞼脱脂術に失敗しないためには、ご自身の症状が下眼瞼脱脂に適しているか確認すること、実績の多いクリニックを選ぶことがポイントです。仕上がりは医師の技術力に左右されます。経験豊富な医師がいるか、症例実績が掲載されているかなどを確認し、クリニックを選びましょう。

    下眼瞼脱脂に適しているか確認する            

    下眼瞼脱脂による失敗の理由のひとつが、適応外の症状に対する治療です。「目の下のたるみとり」といっても種類も治療法もさまざまです。ご自身のたるみの状態や原因を知り、さまざまな意見を比較し、最適な治療法を選択しましょう。

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    カウンセリングで納得したうえで治療を受ける        

    ご自身のお悩みや提案される治療法について、クリニックでよく説明を聞き納得したうえで治療に臨みましょう。クリニックにより、提案する治療法や使用する医療機器が異なる場合もあります。治療について専門的なことは医師に、プランや料金についてはカウンセラーにお尋ねください。イセアクリニックのカウンセリングは納得いくまで何度でも無料です。

    実績の多いクリニックを選ぶ

    治療の仕上がりは、デザインや手技など医師の技術力に左右されます。クリニックのホームページなどで、経験豊富な医師がいるか、実際に行われた症例写真が掲載されているか、確認しましょう。イセアクリニックでは、治療効果に自信があるからこそ、同施術が初めての方に限り半年間無料の再手術保証を用意しています。

    下眼瞼脱脂に関するよくある質問

    下眼瞼脱脂に関するよくある質問にお答えします。

    下眼瞼脱脂で目が悪くなることはありますか?

    答え

    下まぶたの手術なので、視力には影響はありません。

    失敗したら修正できますか?

    答え

    他院も含め下眼瞼脱脂の治療が初めての方限定で、完成後半年間の再手術保証がついています。

    効果にご満足いただけなかった場合は無料で再手術を受けていただけます。

    ハムラ法を検討しているのですが、移動したところで眼窩脂肪が再度たるんでしまったりしませんか?

    答え

    ハムラ法を行っても、加齢と共に再度たるんでしまう可能性はあります。しかし、これは施術の失敗ではありません。これはどの施術方法にも同じことが言え、一度治療を行ってもまた歳を重ねることで皮膚の衰えや筋肉の衰えによって、たるみの症状が再度現れる可能性があるという事です。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明しました。

    ・下眼瞼脱脂とは

    ・たるみの原因

    ・下眼瞼脱脂術でたるみが解消する?

    ・下眼瞼脱脂以外の治療法

    ・下眼瞼脱脂によるたるみ改善の失敗例

    ・下眼瞼脱脂術に失敗しないためには

    ・下眼瞼脱脂術によくある質問

    下眼瞼脱脂は突出した目の下の眼窩脂肪を取り除くことでたるみや黒クマを改善する治療法です。目の下のたるみの原因は眼窩脂肪の膨らみ、皮膚のたるみ、脂肪の膨らみと皮膚のたるみ、脂肪の膨らみと頬上部の凹み、の4つがあります。眼窩脂肪の膨らみは下眼瞼脱脂で解消されますが、他の理由の場合は下眼瞼脱脂をしても改善しないこともあります。下眼瞼脱脂で失敗しないためには、経験のある医師や実績のあるクリニックを選び、ご自身の症状が下眼瞼脱脂の適応かを知ることが大切です。

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