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  • 下眼瞼脱脂のハムラ法とは?メリット・デメリットを医師が解説

    投稿日:
    2022/02/03
    ハムラ法 下眼瞼脱脂
    鈴木 知佳医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    鈴木 知佳

    Shere

    下眼瞼脱脂のハムラ法について、治療の概要とメリット・デメリットを紹介します。ハムラ法と他の術式を、適応となる人・仕上がり・リスク・ダウンタイム・料金などから比較し、症例写真とともに解説します。そのうえで、ハムラ法がおすすめの人、迷ったときの術式の選び方をお伝えします。

    下眼瞼脱脂のハムラ法とは

    下眼瞼脱脂のハムラ法は、目の下のたるみ取りのひとつ。目の下の膨らみの原因となっている眼窩脂肪を、下瞼からメスを入れ、たるみの影となっている凹み部分に移動します。下瞼に眼窩脂肪によるふくらみがあり、なおかつその下に凹みがある人におすすめです。粘膜側から切った場合 (裏ハムラ法)は縫合不要で、皮膚側から切った場合(表ハムラ法)は縫合と抜糸を行います。ダウンタイムは1~2週間、完成までは約3か月です。

    下眼瞼脱脂のハムラ法のメリットとデメリット    

    ハムラ法のメリットは「目の下の眼窩脂肪の突出」と「その下の凹み」を同時に治療できることです。さらに、表ハムラ法は同時に皮膚を切り取ることができるメリットと目の下に傷ができるデメリットがあります。裏ハムラ法は、見えるところに傷ができないメリットがあり、余分な皮膚がある場合は適応となりません。

    ハムラ法以外の術式のメリットとデメリット

    ハムラ法以外の術式のメリットとデメリットを紹介します。

    経結膜脱脂法

    経結膜脱脂とは、下瞼のたるみの原因となる眼窩脂肪を取り除く下眼瞼脱脂の術式のひとつ。下瞼の裏側にある粘膜からメスを入れます。縫合も抜糸も不要でダウンタイムは約1~2週間、完成までは3カ月です。
    メリットは半永久的な効果を得られ、見えるところに傷ができず、ダウンタイムが短いこと。デメリットは、少なからずダウンタイムがあることです。

    下眼瞼除皺術

    下眼瞼除皺術は下瞼表面からメスをいれ、目の下のクマ・たるみの原因となっている“余っている皮膚”を切る治療です。ダウンタイムは2週間、完成までは3か月です。メリットは半永久的な効果を得られること。皮膚のたるみがある方は改善します。デメリットは、ダウンタイムがあり、見えるところに傷ができることです。傷は時間の経過とともに、薄く目立たなくなります。また皮膚の切除量によっては外反が生じます。外反は「あっかーべー」しているみたいに下瞼が下にひっぱられてる形をいいます。

    ハムラ法と他の術式を比較             

    ハムラ法と他の術式を、適応の人、仕上がり、リスク・ダウンタイム、料金の観点から比較します。

    適応の人

    それぞれの術式は「眼窩脂肪」「皮膚のたるみ」「目の下の凹み」といったお悩みにより、適応が異なります。

    ハムラ法:眼窩脂肪と目の下の凹み

    経結膜脱脂法:眼窩脂肪

    下眼瞼除皺術:皮膚のたるみ

    下眼瞼切開法:眼窩脂肪と皮膚のたるみ

    仕上がり

    仕上がりの大きな違いは傷の有無です。粘膜側からメスを入れる治療は見えるところに傷ができません。皮膚表面からメスを入れる治療は見えるところに傷ができますが、時間の経過とともに、2-3ヶ月は赤く硬くなり目立ちます。半年から1年かけて、薄く白く目立たなくなります。粘膜側からメスを入れる治療は「経結膜脱脂」「裏ハムラ法」、皮膚表面からメスを入れる治療は「下眼瞼除皺術」「表ハムラ法」が該当します。

    リスク・ダウンタイム

    いずれの術式も、感染、血栓、左右のアンバランスなどのリスクを伴います。
    ダウンタイムは粘膜からメスを入れる「経結膜脱脂」と「裏ハムラ法」は1~2週間、その他の皮膚からメスを入れる治療は約2週間です。粘膜側からメスを入れる方が、ダウンタイムは短く症状も軽めです。

    料金

    「経結膜脱脂法」「下眼瞼除皺術」の料金相場はいずれも15~30万円程度です。眼窩脂肪と目の下の凹みの2つの治療効果を得られる「ハムラ法」は30~45万円程度です。

    ハムラ法がおすすめの人・おすすめでない人

    表ハムラ法・裏ハムラ法ともにおすすめの人は「眼窩脂肪の膨らみに加え、その下に凹みがある人」「半永久的な効果を得たい人」です。加えて表ハムラ法は除皺術とも組み合わせられるため「皮膚の余り、しわがある人」にもおすすめです。
    表ハムラ法・裏ハムラ法ともにおすすめでない人は、凹みに移動させる「眼窩脂肪が十分にない人」、加えて表ハムラ法がおすすめでない人は、「見えるとことに傷を残したくない人」、裏ハムラ法がおすすめでない人は「皮膚の余り、しわがある人」です。

    迷ったらどの手術法を選ぶべき?

    治療法選びに迷ったときは、「ご自身の状態・適応する術式を知る」「優先順位を決める」「実績あるクリニックに相談して決める」ことです。

    ご自身の状態・適応する術式を知る

    目の下のたるみの原因が眼窩脂肪の突出なのか皮膚のたるみなのか、目の下に凹みがあるのかないのかなど、まずはご自身の状態を知り、適応する術式にはどのようなものがあるのか情報収集をしましょう。

    優先順位を決める

    人により価値観は異なります。術式によって、傷が残る・残らない、料金が安い・高い、ダウンタイムが長い・短いなど、それぞれにメリット・デメリットがあります。手術が成功しても、ご自身が優先する基準が満たされないと、失敗したと感じることがあります。譲れないこと、優先したいことを決めましょう。

    実績のあるクリニックに相談して決める

    クリニックにより治療方針や術式、技術レベルは異なります。失敗しないためには、ご自身で情報収集した結果や希望をもとに専門家に相談し、納得してから治療を受けることです。医師の経歴や該当する症例写真が多数掲載されている、実績のあるクリニックを選びましょう。

    イセアクリニックでは、解剖学を熟知した医師が、採取する脂肪の量を調整してきれいに仕上げます。症例はホームページなどからご覧ください。技術に自信があるので、効果に満足できなかった場合に半年間無料で再手術が受けられる「再手術保証」も設けています。通常の手術よりも難易度の高い再手術・修正手術ができるのも、技術がある証拠です。

    下眼瞼脱脂のハムラ法に関するよくある質問

    下眼瞼脱脂のハムラ法に関するよくある質問にお答えします。

    表ハムラ法と裏ハムラ法はどう違いますか?

    答え

    表ハムラ法は皮膚表面からメスを入れ、裏ハムラ法は粘膜側からメスを入れます。裏ハムラ法は見えるところに傷ができません。表ハムラ法は目の下に傷ができますが、時間の経過とともに薄く白く目立たなくなります。

    ハムラ法で下瞼を切るとまつ毛に影響はありませんか?

    答え

    まつ毛に影響がないよう、まつ毛の毛根を傷つけない位置にメスを入れます。

    ハムラ法の痛みはどの程度でしょうか。

    答え

    手術中は麻酔が効いているので痛みはありません。術後は数日鈍痛がありますが、処方の痛み止めを内服していただければ日常生活に支障がない程度に治まります。

    まとめ

    今回は以下の内容についてお伝えしました。

    ・下眼瞼脱脂のハムラ法とは

    ・下眼瞼脱脂のハムラ法のメリットとデメリット

    ・ハムラ法以外の術式のメリットとデメリット

    ・ハムラ法と他の術式を比較

    ・下眼瞼脱脂のハムラ法の症例

    ・ハムラ法がおすすめの人・おススメでない人

    ・迷ったらどの手術法を選ぶべき?

    ハムラ法とは、目の下の突出した眼窩脂肪をその影となっている凹みに移動させる手術です。メリットは目の下のたるみとその下の凹みを同時に治療できることです。ハムラ法以外には経結膜脱脂法、下眼瞼除皺術があり、それぞれ適応が異なります。ハムラ法がおすすめの人は、眼窩脂肪の膨らみに加え、その下に凹みがある人、半永久的な効果を得たい人です。治療法選びに迷ったときは、ご自身の適応を知り、優先順位を決め、実績のあるクリニックに相談することです。

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