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  • 下眼瞼脱脂は保険適用で受けられる?

    投稿日:
    2021/06/02
    下眼瞼脱脂術
    和田 尚人医師
    著者
    東京イセアクリニック
    日本形成外科学会 認定専門医
    和田 尚人

    Shere

    美容整形で扱う治療法には保険適用されるものもありますが、下眼瞼脱脂の場合はどうでしょうか。下眼瞼脱脂の目的や美容整形の保険適用基準がわかると、いろいろな治療が保険適用になる理由・ならない理由が理解できることでしょう。下眼瞼脱脂の料金相場や、なるべく余計な費用をかけずに治療を受けるためのポイント、追加の麻酔代や治療以外の費用について紹介します。

    下眼瞼脱脂とは

    下眼瞼脱脂は、目の下のクマ・たるみ取り治療のひとつ。たるみにより目の下にある眼窩脂肪が下がって飛び出ることで、目の下に目袋と呼ばれる膨らみできたり、影が黒クマとなったります。ふくらみの原因となる眼窩脂肪を取り除くには、下まぶた裏の赤い粘膜部分にメスを入れて取り出します。ダウンタイムには、痛みや内出血、腫れなどの症状があらわれることがありますが、縫合や抜糸はないため、期間は1~2週間と短いのが特徴です。

    下眼瞼脱脂は保険適用される?

    美容整形の治療の一部には保険適用されるものもありますが、下眼瞼脱脂は保険適用されません。美容整形の保険適用の基準、下眼瞼脱脂が保険適用されない理由、適用になる目の整形との違い、料金相場などを解説します。

    美容整形の保険適用の基準とは

    原則として、病気や怪我による障害を治療する場合には健康保険が適応されますが、美容上の理由で手術を受ける場合には健康保険は適用されません。ただし、美容上の理由であったとしても、障害の治療に関わる理由を伴っていれば、保険適用されることがあります。そのため、同じ病名であっても「一部保険適用」などと表示され、障害の程度により保険適用になったり、ならなかったりということがあります。

    下眼瞼脱脂が適用されない理由

    下眼瞼脱脂はたるみの改善、つまり美容目的の治療です。たるみにより眼窩脂肪が突出しても、目袋ができても、黒クマができても、美容上の悩みは生まれますが、視野が狭くなったり、痛みを伴ったりといった日常生活の障害になる理由を伴うわけではありません。美容上の理由での手術には保険は適用されないという原則の通り、下眼瞼脱脂は保険適用されません。

    保険適用内の目の整形はある?

    • 眼瞼下垂:上まぶたが下がって視野が狭くなる病気です。加齢などに伴い、上まぶたの筋肉やその筋力をまぶたに伝える膜あるいは皮膚が緩むことで、まぶたが下がり視界が狭くなるという障害が現れます。無理に視野を広げようと眉を上げるなど不自然な動きをすることで、肩こりや頭痛の原因にもなります。
    • 眼瞼内反症:いわゆる「逆まつ毛」のことです。加齢によりまぶたの皮膚がたるみ、内側へ入り込み、まつ毛が目にあたって痛む病気です。下まつ毛、片側だけに発生することが多くあります。

    下眼瞼脱脂術の料金相場

    下眼瞼脱脂術の料金相場はおおむね15万~30万円程度です。美容整形の費用は保険適用外のため、保険診療のように全国一律料金ではありませんが、相場よりも極端に高いあるいは低い場合には注意が必要です。例えば、クリニックによっては「より仕上がりを美しくするため」と謳い、当初希望していた治療以外に他の治療との同時施術をすすめてくることがあります。その分費用が追加され、身体的にも経済的にも負担が増します。もちろん、追加の治療によりより満足度が上がるのであればよいのですが、1つの治療だけでも、顔全体の印象は大きく変わります。同時に治療を行うことに意味があるのか、行わずに済ませることはできないのかを見極め、わからないことは何度でも質問を繰り返し、納得してから治療に臨みましょう。

    下眼瞼脱脂に失敗しないためのポイントは?

    下眼瞼脱脂に失敗しないためのポイントは、実績あるクリニック選びと、ご自身がカウンセリングなどで納得してから治療を受けることです。余計な治療をすすめるようなクリニックは避けましょう。

    ポイント1・実績のあるクリニックを選ぶ

    下眼瞼脱脂の仕上がりは、医師の技術力に左右されます。大学病院の形成外科で基礎となる確かな技術を習得しているか、経験豊富な医師がいるか、症例実績が掲載されているかなどを確認し、クリニックを選びましょう。

    イセアクリニックのホームページでは医師の顔写真、経歴を公表し、複数の症例写真を掲載しています。ご自身の現在の状態に近い患者様の症例などをチェックしてみてください。

    紹介した症例写真の詳しい内容はこちらから

    ポイント2・カウンセリングで納得したうえで治療を受ける

    患者様自身の状態に治療が効果的かどうかは、医師でなければ判断できません。ご自身の理想はもちろん、治療についての専門的なことは医師に、プランや料金についてはカウンセラーにお尋ねください。イセアクリニックのカウンセリングは納得いくまで何度でも無料です。無理な勧誘はいたしません。ぜひ、他のクリニックとも比較し、納得したうえで治療に臨んでください。

    ポイント3・余計な治療をしない

    クリニックによっては、下眼瞼脱脂と同時に脂肪注入を勧めているところもありますが、イセアクリニックでは脂肪注入は推奨しておりません。

    下眼瞼脱脂では余分な眼窩脂肪を取り除きますが、医師に技術力があれば、取り除く量を調整することで追加注入の必要がなくなります。また、もともとある眼窩脂肪と違い、外部から注入した脂肪は組織に定着しづらく、壊死などのリスクも伴います。身体的・経済的負担を増やす必要はありません。

    下眼瞼脱脂に関するよくある質問

    下眼瞼脱脂と費用に関するよくある質問にお答えします。

    質問1・手術以外にかかる費用がありますか?

    答え

    施術料金以外に患者様の追加負担はありません。クリニックにより追加費用が発生するところもありますが、イセアクリニックでは、初診料金、麻酔料金、術後に必要なアフターケアアイテムや痛み止めなどの薬代も含まれています。術後のタクシーチケットも1万円までお渡ししています。

    質問2・痛みが不安です。麻酔を追加できますか?追加料金はかかりますか?

    答え

    下眼瞼脱脂でもっとも痛みが生じるのは「麻酔時」の注射の痛みです。シャーペンの芯よりも細い針を使用するため、チクっとする程度ですが、ご希望により、鼻から吸い込んで痛みや恐怖心を緩和する「笑気麻酔」(3,300円)を使用することもできます。術中は麻酔が効いており、術後は麻酔が切れた後に鈍痛がありますが、鎮痛剤を処方しますので必要に応じ内服してください。

    まとめ

    今回は以下の内容について説明をさせていただきました。

    ・下眼瞼脱脂とは

    ・下眼瞼脱脂は保険適用されるか、美容整形の保険適用基準

    ・保険適用の目の整形

    ・下眼瞼脱脂の料金相場

    ・下眼瞼脱脂に失敗しないためのポイント

    ・下眼瞼脱脂に関するよくある質問

    下眼瞼脱脂は保険適用外です。美容上の理由で手術を受ける場合には健康保険は適用されません。病気や怪我による障害を治療する場合には健康保険が適応されるため、眼瞼下垂などの治療では程度により保険適用となることがあります。相場を知り、適切な料金で余計な治療をすすめないクリニックを選びましょう。下眼瞼脱脂の治療で失敗しないためには、医師の技術力や症例などを確認し、納得してから治療に臨むことも大切です。

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