手術はどのタイミングが一番痛さを感じますか?表面麻酔と笑気麻酔で施術中の痛みは変わってくるのでしょうか?

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    施術について

    手術はどのタイミングが一番痛さを感じますか?表面麻酔と笑気麻酔で施術中の痛みは変わってくるのでしょうか?

    まぶたに局所麻酔の注射を打つ際に一番痛みを感じますが、局所麻酔が効いている部位には、手術中の痛みはありません。点眼麻酔(表面麻酔)は眼球への刺激をやわらげる麻酔で、笑気麻酔は主に局所麻酔の注射の痛みを和らげるために使用します。

    手術の際は、処置する部位に数箇所、局所麻酔の注射をします。注射針を刺す際にチクッとした痛みを伴いますが、この痛みさえ乗り越えれば、手術中に痛みを感じることはありません。局所麻酔で使用する注射針は34G(直径約0.18mm)というサイズのとても細い針なので、我慢できる程度の痛みです。

    局所麻酔が効くと、痛みを伝える末梢神経の伝達が一部遮断されるため、注射した部位だけ痛みを感じなくなります。局所麻酔が効いている間は、メスが入っても痛みは一切感じることはありませんが、意識を失うわけではないので、糸で引っ張られる時などに、目の周りをいじられている感覚はあります。

    局所麻酔の注射の痛みを和らげる方法として、笑気麻酔の併用があります。笑気麻酔を使用することによって、意識がふわふわとした状態になり気が紛れるので、局所麻酔の痛みが軽減されることが期待できます。

     

    また、目薬タイプの表面麻酔は眼球への刺激を和らげる働きがあるので、局所麻酔を打つ際などに目元を触られる抵抗感を和らげる効果が期待できます。クリームタイプの表面麻酔は皮膚が膨張し、手術に影響を及ぼす可能性があるため当院では目元の施術の際はクリームタイプの表面麻酔は使用しておりません。

     

    局所麻酔が怖くて、全身麻酔をしてほしいという方もいらっしゃいますが、全身麻酔は局所麻酔に比べて合併症等のリスクが上がります。手術する部位によっては適切な麻酔ですが、目元の整形手術の場合は体の負担が少ない局所麻酔を使うことがほとんどです。また、目元の手術は意識を失ってしまうと途中で仕上がりを確認していただけないため、意識を保ったままで手術を行うことができる局所麻酔が適しています。

    局所麻酔の痛みがどうしても不安な方は笑気麻酔の併用をおすすめいたします。

     

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